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“らしさ”を活かした体験で“つながり”を育むBXデザイナーの仕事

「マネーフォワード デザインアドベントカレンダー2024」、4日目はてらおがお送りします!

あっという間に入社4年目。「BXデザイナー」としての肩書きも4年目に突入です。
入社して今に至るまでの道のりは、コーポレートのBXデザイナーという仕事のあり方を開拓してきた道のりでもあったなぁと感じています。

そして、2024年度はCorporate Identity推進室(以下CI推進室)が発足。
さらに2名の新メンバーを迎え、初めてBXコピーライターに仲間入りしてもらうなど、大きな進化を伴いながら前進してきたBXデザインチーム。
ここで改めて現時点で見えているマネーフォワードのBXデザイナーの仕事をご紹介できればと思います!

BX Brand Experienceと文字が記載されている
「ブランド」という言葉が多義的なのも、仕事のあり方を開拓できる嬉しいポイント

記事のタイトルにあるように、
「“らしさ”を活かした体験で“つながり”を育む」というのが僕たちBXデザイナーの仕事なのだろうなと今は思っています。
「"つながり"を育む」と言うのが目標で、「“らしさ”を活かした体験を届ける」のが手段ですね。

ちょっと抽象的な物言いなので、少しなぜなぜ的に、一つ一つのキーワードを掘り下げながら、BXデザイナーの役割を具体化して行ってみようと思います。


“つながり”とは

すごく平たく言うと、マネーフォワードが社会やユーザーの皆さんから「どのように認知されているか」ということかな、と考えています。

社内コミュニケーション、IR、採用、広報、そして事業など。様々な役割を担うメンバーの活動と伴走し、体験を生み出し、マネーフォワードの存在や"らしさ"を社会やユーザーの皆さんに認知/共感してもらい、期待や信頼を積み重ねる。
そして「絆」を感じてもらえる状態まで深い認知と関係性を築くことがBXデザイナーの究極の目標です🔥

この目標達成のためには、当然その目標にどれだけ近づくことができたか、定量的にも定点観測し、施策に活かすことも大切。今後はこうした計測も担っていこうとしています。

“らしさ”とは

またすごく、平たく言うと、会社や経営者の「価値観」に共感し、集まったメンバーで育まれてきた「個性」であると考えています。

マネーフォワードの場合はMVVC(Mission / Vision / Values / Culture)に「価値観」が明言され、積極的に浸透活動も推進しています。そこに共感したメンバーがValues / Cultureを意識しながらMission / Visionの実現に向けて日々活動しています。もちろん僕もその1人。

MVVCが浸透し共感が広がった状態をベースに企業活動を積み重ねることで徐々に会社の「個性」が際立ってきます。
マネーフォワードはありがたいことに、「寄り添ってくれる」だったり「変革を押し付けるのではなく、一緒に歩みを進めてくれる」といったような印象を持っているというお話を頂くことがあります。
こうした「価値観」をベースとした「個性」をここでは"らしさ"と定義できればと思います。

ちなみに"らしさ"が見えるほどにMVVCが浸透するまでにはめちゃくちゃ長い道のりを要しています。その内容は是非我らがCI推進室のドン(室長)、金井さんの記事をご参照ください!


“らしさ”を体験に活かす

"らしさ"は、社会やユーザーの皆さんへプロダクト/接客/コンテンツなどの体験を通じた価値の提供によって、認知/共感広げることができます。
そして、"らしさ"を体験に活かすにはいくつかのステップが必要です。
このステップを踏み、1人でも多くの社内メンバーと一緒に、"らしさ"を活用した体験づくりを推進できる状態を生み出すのもBXデザイナーの大切な仕事です💪

①"らしさ"の現状を理解し、理想を掲げて共通認識にする

まずは"らしさ"を理解することが大切。
僕たちBXデザイナーはマネーフォワードを「人」に例え、社会やユーザーさんからどのような存在として認知されるか?というブランドパーソナリティという定義を用いて"らしさ"を言語化し、共通の理解をするチャレンジをしています。

最初に相談したくなるパートナーと文字が記載されている
コーポレートブランドのパーソナリティ

また、ブランドパーソナリティーの定義では「現状、どう認知されているか」という観点をベースに「Mission実現に向けて将来、どのように認知されるべきか」という観点を加えることで、ブランド認知の目標設定としても機能しています。

冒頭の"つながり"の説明と接続すると、この「どのように認知されるべきか」という目標設定こそ、「マネーフォワード」と「社会やユーザーの皆さん」との間で育む"つながり"の目標設定ということになります。

②“らしさ”を表現に落とし込む

テクノロジー,企画,人の振る舞い,,,などなど、体験は様々な要素を編み込んで形作られます。BXデザイナーは主に「表現」でその体験作りに貢献しま
す。

「表現」の例としてはグラフィックデザイン、WEBデザイン、空間デザイン、動画、そしてコピーライティングなどが代表的ですが。
体験を通じて何を届けるべきか?を定義し、体験を形作る複合的な要素を束ねる「コンセプト」も重要な表現の一つです。
その全てにブランドパーソナリティを通じて言語化した"らしさ"を込めます。

初のテックカンファレンス「Money Forward Tech Day 2024」 では、MIssion実現に向けグローバルとローカル。社会とユーザー。ダイナミックにパラダイムを行き来し、「共創し実現(Let's make it!)」しながらユーザーと社会に本質的な価値を届けていくマネーフォワードの姿勢を、シンボルマークを地球に見立てて表現したメインビジュアルで表現。

Webサイトやノベルティ、会場での映像体験を通じて伴走し、エンジニアメンバーの届けるコンテンツと共にマネーフォワードらしい体験を届けることができました。

こうして全てのタッチポイントの一つ一つにデザイナーが直接関われれば理想的なのですが、時間も人手も限られていて、そうはいきません。
しかし、マネーフォワードが届ける体験や表現に一貫性が伴わなければ、うまく目標とするような認知を獲得することはできません

そこで、1人でも多くのメンバーが"らしさ"をまとった表現を体験に落とし込めるよう、アイコンやスライドテンプレート、イラストなどのアセットを生み出し、デザイナー以外も活用できる表現を拡充し続けています。

人物イラストと様々なモチーフのアイコンのビジュアルアセットの画像
イラストアセットとアイコンアセット

③“らしさ”を伴った表現を通じて感動を生む

ここからは、まだ実現しきれていない、さらにチャレンジを続ける領域の話になります。
ブランドパーソナリティに沿った表現であることを言葉で説明できれば、それだけで“らしさ”を伴った理想的な体験なのか?というとそれはNOです。

実際に生み出した目の前にある表現と向き合い、届ける相手の視点、つまり広い意味でのユーザー視点で。
体験として“らしさ”を通じて結果心が動くか?本当にワクワクするか?また体験したいと思えるか?など、注意深く観察して、完成度を磨き込まなければなりません。
これにはデザイナーとしての審美眼を磨き続け、クオリティを追い求めることがとても重要になります。

マネーフォワードのデザイン組織は「感動レベル」の体験実現を目標として掲げています。
体験を通じて「感動」が届くということは、それだけ深い共感が伝わり、強い"つながり"が生み出せるということ。
BXデザインチームも多分に漏れず、もっといけるっしょ!と互いに鼓舞し合いながら、「感動レベル」に向けて日々腕を磨き続けています💪

BXデザイナーの仕事

  • "つながり"の目標設定

  • "らしさ"の定義と共有

  • "らしさ"を活かした体験作り

などなど、「“らしさ”を活かした体験で“つながり”を育む」というタイトルに使われている言葉を一つ一つ紐解きながら、ここまで、BXデザイナーの仕事を紹介してきました。この記事を通して、少しでもBXデザイナーという仕事に興味を持つ人が増えたら嬉しいなと思います。

そして、今まで紹介した取り組みはもちろん1人では推進できません。心強いチームメンバー、そしてデザインの力を信じてくれる仲間たち、外部クリエイターの皆さん。たくさんの仲間と一緒にこれからも、さらに仕事の輪郭をクリアにしながら、もっと多くの人と共創しながら、自分自身も進化しながら、
誰もがチャレンジできる社会の実現に向けて、表現を通じて伴走していきたいと思います🔥


「マネーフォワード デザインアドベントカレンダー2024」はまだまだ続きます🎄明日は「ゆずさん」が担当ですね🙌


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