切り替えのスイッチをつくる
ビジネスの場…と割り切っていても、
✅ 何気なく言われた一言を引きずってしまう
✅ 気合を入れて準備した資料が、全然触れられなかった
✅ 指導の際に、余計な言葉を付け足してしまった
と後悔する場面はあるかと思います。
そんな時は、時間をかけて徐々に復活していくのではなく、バチっと切り替えてしまうのがおススメです。
切り替えを「儀式化」してしまう
心の切り替えを行う際は、視界も切り替えることが大切です。
可能であれば、時間を決めて事務所から外に出てしまうのが1番です。
難しいようであれば、トイレの個室であったり非常階段であったりと1人になれる場所に行きましょう。
「ダメージを負った場所以外の人目の気にならない場所」に着いたら、以下の手順を実施していきます。
① ダメージの元になった出来事を事実ベースで書き出す。
② その出来事でどのような感情になったかを書き出す。
③ 「今日はそのことを考えない!」とするための行動を行う。
①と②は、明確に分けると気持ちがスッキリしやすいです。
ダメージを負った直後は感情がごちゃごちゃしてしまいがちですが、事実と切り分けることで後に引きにくくなります。
意外と大切なのは、①②の後に解決策を考えるのではなく、バチっと切り替えて終わりにすることです。
解決策はスッと出てくる場合もあれば、時間が経って「改めて思い返してみると…」とならないと出てこない場合もあります。
ズルズルと引きずると、引きずっていること自体に自己嫌悪になってくることもあるので、切り替えのスピードを重視していった方が良いと思います。
③は、パターンを作って「儀式化」してしまいましょう。
深呼吸でも、ストレッチでも「意識して、普段と違うことをしている」のであれば、何でも構いません。
「儀式」は複数の選択肢を持っておく
「儀式」はパターン化しておく必要がありますが、そのパターンは複数持っておくことがおススメです。
ダメージの源は、時と場所に関係なく襲ってきます。
大切なのは「儀式」をルーティンとして行うことでなく、気持ちを切り替えることなので、どんな時にでも対応できると安心感に繋がります。
仕事のダメージは、仕事で回復する方が◎
「仕事のダメージは、仕事でしか回復できない」という思い込みは危険ですが、できる限り仕事で回復した方が後に引きずりにくいです。
「過去から学んで、ダメージの源を避ける」だけでなく、「ダメージを受けても切り替えるためのスイッチを持っている」と、武器は2倍になります。
ボスに負けたとしても、スイッチを切ってセーブポイントまで戻ったって良いんです。
ダメージを負ったまま、再度ボスに挑むのが1番ダメなパターンです。
大切なのは、バチっと切り替えて普段通りの仕事のサイクルに戻ること。
できる限り、仕事の時間内でゼロベースにできると◎です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
「ダメージを受けないのではなく、如何に早く回復するか」に焦点を当てるだけで、行動の選択肢が増えるのではないかと思います。
皆さんのレジリエンス向上の一助になれば、幸いです。
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