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亀田武嗣の日本全国うまいもの塾

年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流しながら得た情報。ネットでは探せないおい… もっと読む
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#三国

祝舩木さん 農林水産大臣賞受賞

祝舩木さん 農林水産大臣賞受賞

2023年3月15日、東京は神保町の学士会館にて、一般社団法人食品産業センターが主催する「優良ふるさと食品中央コンクール」授賞式が有りました。福井県坂井市三国町の舩木水産、ご夫婦が参列。ついでに自分もお付きで参列。全国の都道府県で選別された商品が審査され、優秀な商品や企業が表彰されました。


舩木さんが本当に試行錯誤して作り上げた甘海老を乾燥させた商品。そう乾燥させただけの商品なのです。しかし

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優良ふるさと食品中央コンクール 農林水産大臣賞 福井の乾燥甘えび

優良ふるさと食品中央コンクール 農林水産大臣賞 福井の乾燥甘えび

知り合いに頼まれ福井県坂井市三国町に行くようになったのは何年前からだったか。もしかしたら10年近く前からだった気がする。三国町の人たちと次第に知り合うようになり、舩木水産の舩木さんともいつの間にか知り合いになった。
越前蟹漁を主とし、蟹漁期以外は甘海老を中心とした漁をしおている。自ら漁船を操業し、とれた魚を販売していたが、加工にも進出するとのことで、冷凍甘海老の試作品を作っていた。
そんな舩木さん

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 31  三国甘海老

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 31  三国甘海老

「甘エビは1959年頃、初めて三国港で水揚げされたといわれており、カニ漁を行っていた漁師の網に偶然甘エビが入ってきたのを見た漁師が、海底の深くに生息しているのではないかと調査を開始。海底500mほどのところに生息していることを突き止めた。」 https://shun-gate.com/roots/roots_98/

昔から甘海老は食べられていた訳では無い。三国の甘海老漁と同年代の自分が子供の頃

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 16 福井県坂井市三国町 三年子らっきょう と 麩の芥子和え

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 16 福井県坂井市三国町 三年子らっきょう と 麩の芥子和え

福井県坂井市三国町 三年子らっきょう と 麩の芥子和え

鳥取のラッキョウは有名。痩せた土地や砂地でも栽培できる植物のひとつがラッキョウ。
三国町と同じ坂井市の三里浜、ここもラッキョウが特産品なのだがそれほど知られていない。砂地で栽培するラッキョウで、小粒。小粒というのは品種がそうなのではなく、「足かけ三年」かけて作るから小ぶりになる。

「通常のらっきょう(1年掘り)は、夏に植付けられ秋に紫の花

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 15 福井県坂井市三国町 へしこ茶漬けとへしこ鮨

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 15 福井県坂井市三国町 へしこ茶漬けとへしこ鮨

福井県坂井市三国町 へしこ茶漬けとへしこ鮨

以前からへしこがどんな物かは知っていた。サバの糠漬け。昔からある保存食でかなり塩辛い。日本中には各地に独自の保存食があるが、北陸越前の保存方法は糠漬け。糠漬けは贅沢なものだ。米が無いと糠は無い。つまりそれだけ米がとれる地域だからこそ糠漬けが一般家庭でも作れたと言うこと。
米のとれない地域では、塩漬けとか乾燥させるとか、果ては小石で漬物を作るとか工夫をす

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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 14 福井県坂井市三国町 からみ蕎麦と鶯餅

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 14 福井県坂井市三国町 からみ蕎麦と鶯餅

福井県坂井市三国町 からみ蕎麦と鶯餅

越前おろしそばは有名だろう。大根おろしが蕎麦の上に乗っている冷たい蕎麦。サッパリしていてすすっと食べられる。同じ福井県でも坂井市三国町を中心としたエリアで食べられるのが「辛み蕎麦」。
坂井市はどうやら本州最大の蕎麦の生産地。辛み蕎麦は辛み大根の絞り汁と薄いそばつゆを合わせた冷たい「汁」のぶっかけ蕎麦。見た目は、あれっ?そばつゆ薄すぎる・・・となる。食べるとな

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