【第1章② スポーツ心理学は、技法だけ学んでも役に立たない?!】
【信じ抜く力】
〜武器としてのスポーツ心理学〜
(Kindle出版原稿)
【第1章】関係性の中のスポーツ心理学
②スポーツ心理学は技法だけ学んでも役に立たない?!
***前回の記事***
さて、皆さんは「スポーツ心理学」と聞くと、どんなことをイメージしますか?
イチロー選手や五郎丸選手がいつも同じ動作をしてからプレーに入るというルーティン(以下参照)や、試合前のロッカールームで檄を飛ばすサイキングアップなどでしょうか?
DIAMOND ONLINE
イチロー引退で改めて感じる偉大さ、記録だけでない影響の数々
Photo:USA TODAY Sports/Reuters/Aflo
どれが正しい、「五郎丸ポーズ」 本人が「みなさん、まだまだ研究が足りていない」
J-CAST ニュース
(写真:ロイター/アフロ)
ルーティンと呼ばれるこうした技法は、
身体→心理
というアプローチで、
からだを整えることで、こころを整える
というねらいがあります。
試合中、常に自分を同じ心理水準にする為に、同じ動作を儀式として行うという心理技法の一つです。
(今回は、ここには深く言及しません!)
さて、そうした技法ももちろん、上手に取り入れることで、パフォーマンスの向上が望めます。
しかし案外その前に、
「周囲の評価を気にしている自分」
を自覚する方が、遥かに重要だったりします。
各種の技法は、まず、ベースの自分を創ってからの方が、遥かに機能するのです。
基本的にスポーツは、人間関係など、
「周囲との関係性に、大きく影響を受ける」
という事実を知って下さい。
いみじくもアドラーが、
と語ったように、
スポーツに限らず、対人関係は、我々に大きな影響を及ぼします。
まずは、自分の現状を把握するところから始めていきましょう^_^
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