一定の充足とバランスの選択が幸福への道 幸福の『資本』論

ABD読書会で読みました。

要するに

幸福論では、金融資本(お金)・人的資本(人としての生産力)・社会資本(人とのつながり)の3つの資本がある。金融資本は感情を挟まない、唯一ルールに従った独立的な要素。人的資本は他人との比較や評価に依存する、社会資本は自分で決められる他人との関係性や繋がり。これらのバランスを選択することで人それぞれの幸福論がある。

重要な内容

・社会的資本が幸せには欠かせない

・弱いつながりとそれを主体的に築く重要性。

・自己実現を目指すためには、自分の好きなことに自己投資をする。それはニッチであり、他人に帰属されないものが特に老後には必要

・自分で決められる自己決定権がもてることは幸福である(日本人最下位)

・感情のある人とのつながりに金のルールを持ち込むと、関係性が遠くなる

友達関係とは平等であり、時間と空間の要素が存在する

・お金による幸福感は、ある一定を超えると同じである(多いほど幸せではない)

本当の自分は過去の自分の中にいる、子どもの頃のキャラが天職となる

参加者の学び

・生涯使うことのできるニッチな強みを今のうちから磨く

・仲間やお金の量には限界があるが、自由を選択する幸福にストップをかけず向き合う

自分のありたい姿をイメージし、ちょっとした不幸をさける

バランスの中で自由な意思決定をする

・自分自身で幸せのポートフォリオを組むことができる

・幸福を目指しているときが幸せなのではないか

・幸福のためには、自分の意志で動くことが必要

幸福の『資本』論 橘玲

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