何も教わっていないギター#人生の歩み方
上手くいくはずがない
学生の頃、僕はギターに憧れました。母親には、そんなものは悪影響を及ぼすと反対されましたが、どうしても気持ちが収まらなくて、親戚のおじさんに相談すると、昔弾いていたギターを譲ってくれたのでした。
遂にギターを入れたぼくは、早速、本屋さんに行って、初心者向けのギターの本を買って初めてみたのです。本を開いて、一ページ目から、もう何が何だかさっぱり分かりませんでした。何度も何度も読み直してみても、理解が出来ません。僕は、その時に本が良くないんだと思い、別の本を購入しましたが、その本もさっぱりでした。
意味が分からないまま、時間だけが無駄に過ぎてしまいました。次第に熱が冷めきってしまって、僕は諦めたのです。気持ちも移り変わりの激しい青春の一コマのようですが、当時の僕に何か伝えるとするのなら「思いを行動に変えたのは素晴らしい。ただ、人に習うことが必要なんだ。」です。
オリジナルでは上手くいかない
どんなことにも、基礎は大切です。仕事も、上司に教えてもらいながら、基盤を作り、その上で、独立をしたり、転職をしたり、ステップアップしていくものです。その教えを守らずに、いきなり自分のやり方で、独立しようとしたら、初めからつまづくことは目に見えています。子育ても同じです。自身の母親や同年代の子育てママに基本を習いながら、育てていくものであって、どんなに本やネットで調べてやろうとしても、不安や迷いが大きくなるものばかりで、自信だけがなくなってしまいます。
人生もそうですが、何に対しても、基礎をしっかりと固めることです。その先は、反復練習あるのみで、経験を重ねていくものなのです。
僕はネガティブ思考な自分を、いつも前向でポジティブな思考な自分に変わりたいと思いました。本を読むことが好きだったために、僕は本を何冊も読み漁ったのです。そこで、得た知識を勝手に組み合わせては試そうとしました。
しかし、そんなことでは、自分を変えることなんかできませんでした。そこで、どんなに時間をかけたところで、自己肯定感やセルフイメージ、潜在意識、様々な思考法は、ただの知識に過ぎず、頭でっかちになるばかりだったのです。
その頭でっかちであれこれと自分でやろうとした結果。もう、訳が分からなくなって、余計にネガティブになるものでした。オリジナルでは、上手くはいかないのです。
大人になってくると、それなりに乗り越えて来たために、プライドもあれば、見栄も生まれてきます。だから、すぐに習ったことや教えをアレンジしたりオリジナルに変えてしまいやすいものだと、自己分析して分かりました。
人から習うのは必須
料理だって、本やネットで作り方を調べただけでは、美味しく作れないのと同じです。しかも、知識だけを身に付けてしまう過信してしまい、僕と同じように、ネットで書いてある通りでもなく、勝手に自分の都合よくアレンジをしてしまう始末です。
言い方がきつく感じるかもしれませんが、それでは上手くいくものも上手くいかないのは目に見えています。言うなれば、これだけ成功した人達が、そのやり方を惜しみもなく発信されています。それらを習わずに、自分で見出していくには、その成功者以上のことをしていかなくてはなりません。こんなにも、実現されたやり方や方法は溢れているのに、自分自身でやっていくのには時間も労力もあまりにももったいない気がします。
上手くいかない
僕は、この失敗を経験したからこそ、ポジティブに思える人に聞くようになりました。なにかしら、その方のロジックが存在していて、それは、僕自身のオリジナルよりも、はるかに実績があり信頼できるものでした。
過去には、様々なセミナーにも参加してみたことがありました。確かに、意味もないものもありましたが、やはりそこで良いと感じたのは、教えているものには、順序がしっかりと段階を踏んでいて、基礎がしっかりとされているものばかりだったのです。そうした中基礎を積み重ねた上で、改めて色んな本を読んでみると、理解しやすくなっていて、自分の行動につなげられるようになり、実践的に捉えることができるようになりました。
自分自身の目的は、はっきりとしたのなら、その道で上手くやれている人に、教えてもらうこと。その人の真似をしてみること。これが、とても大事なことなのです。安易に考えてはいけません。むしろ必須と捉えているくらいでいいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー
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