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人生を変えるきっかけと出会うために

時間が限られているからこそ出来ること

本を読む。人生を変えるような新しいきっかけと出会うために。僕は一度、本に救われているのです。

その理由のひとつとして、読書は場所を自由に行き来することだって出来るのです。

ついこの前に読んだ本もそうでした。あるイラストレーターの方の作品集を購入しました。東京だったら、その方の個展に行けば、じっくりとリアルに観ることが出来るはずです。ですが、地方ですのでそうはいきません。だから、その作品集を買うことで、それが可能になるのです。

確かに、その方のインスタグラムを見れば、無料で色んな作品を見ることが出来るのかもしれない。ですが、自分のお金を使って、手にする作品集は、しっかりと時間をかけて楽しむことが出来るのでした。リアル迄はいかないかもしれません。ですが、僕は、場所を超えてひとり個展を楽しんだ気分になれるのでした。

それに、普段の生活の中で、真似をしたくなるほどの素晴らしい人に出会うことは限られているものです。そうした人の言葉や思いを、本を通して、ほんの少しでも触れることが出来るのです。それは、人生を変えるきっかけになるほどの出会いになる気がします。

僕自身も本を書くことを夢見て、こうして毎日、真剣にこのnoteを書いています。だから、多少なりとも分かるのです。文章を書くということ。いい加減なことは書けません。だからこそ、自分と向き合いながら、思いを乗せないと書けないものだということ。だから、本には心が詰まっているのです。本を一冊書き終えるために、一生分の思いが詰め込まれていることはざらでもありません。だからこそ、読んだ者の人生を変えるきっかけを与えるものになるのだと思うのです。

そうした中で、たくさんのバイブルとなる本に出会えました。その中でも、今でも僕の中で、未だに心に残り続けている本があります。作家の伊集院静氏による「琥珀の夢」という作品です。サントリー創業者の鳥井信治郎のお話しです。

そこには、どんな時でも諦めない気持ちや思い切って飛び込む勇気は、とても同じ人間とは思えないほどでした。考えてみれば、こうした歴史を変えた人のことを知れるのは、本というものは時間をも飛び越えさせてくれるのかもしれません。

日々、何かに追われてしまっている僕らには、時間が限られているのです。だからこそ、本を読むことで、場所を超えて時間を超えて、疑似体験をすることが出来るのです。

本を読むメリット

僕が本を読む上で、素晴らしいと思うことがあります。それは、読む前と呼んだ後でも、見た目では、誰にも分からないということです。例えば、先ほどの「琥珀の夢」を読んで、僕の中でメラメラとやる気になったいることを誰かに悟られることは滅多にありません。自分の中で夢に向かってやってやろうと意欲的な気持ちになっていることは、誰も知る由はないのです。また、エッセイを読んで優しい気持ちになれたり、ワクワクドキドキすることも、人目を気にする必要はないのです。

つまり、誰かに何かを言われる訳でもなく、じっくりと向き合えるのです。人に合わせる必要もありません。ありのままの自分でいいし、正直な自分でいられるのです。

自分とじっくりと向き合ってみれば、迷いや悩みの答えが見つかるものです。

誰にだって、今、必要な言葉があるのです。

自分に自信がないと感じていれば、自信と言う言葉に敏感になっているのです。だから、読んでいる本から、自信に関する言葉や内容を無意識に目に留まるようになっているのです。自分が欲しいとしている言葉は、自然と意識しているのです。それは、本に限ったことではありませんが、言葉が並んでいる本はより自分の求めている言葉を受け取りやすいように僕は感じています。例え、無意識であっても、意識することで、僕らの現実は変わってくるのです。

だったら、これを逆手に考えれば、今自分の求めている言葉は、本を読んでいれば分かるといったものでした。

つい最近ですが、作家の村上春樹氏による最新作「街とその不確かな壁」を読みました。長編であり、独特な世界観が僕を混乱させて、理解しようとしても、なかなか要領を得ませんでした。ちゃんと理解したくても、上手くできないのです。ですので、時には、一日に2~3ページぐらいしか、進まない時もありました。丁度その時に、色んなことも重なり、自分にも余裕がなくなってしまい、読むことを諦めようとしました。今は読むべきではないとさえ思いました。それは、ただよく理解出来ない為の言い訳だったのかもしれません。

ですが、ほんの少しずつ読み進めていくうちに、僕は自分なりに情景を浮かべることができました。最後の方は、どうなってしまうのかと思うくらい読むのに熱が入っていました。あの時に、諦めなくて良かったと思えたのです。

ふと気が付くと、これは僕が一番求めていたメッセージだったのです。何事も諦めずにいけば、次第に楽しめるようになるというもの。何も正解でなくても自分なりの捉え方で大丈夫なんだということ。

実際に僕は、色んなことが上手くいかずに悩んでいたのでした。何に対してだったのかは、今となってはわかりませんが、正解を求めすぎて楽しめなくなっていました。そして、今にも、やりたかったことを諦めてしまいそうだったのでした。

でも、自分の解釈でいいから、自分のペースでいいから、ページをめくるように、進めばいい。ほんの少しでもいいから、前に進んでいれば、やがて自分なりに楽しめるようになれる。

この言葉が、僕が無意識に求めていた言葉だったのです。

頭では分っていたことも、言葉に出来たら勇気を貰えるものです。

こうして「琥珀の夢」という作品を思い出したのも、諦めない気持ちを求めて、自分でも諦めたくないと言う気持ちを確認することができたのでした。

読書と言うものは、時間と場所を自由に行き来できる一番手軽な方法であるし、自分の気持ちを確かめるきっかけや、自分を導いてくれるきっかけをくれるものだということ。

改めて、読書の素晴らしさに気が付きました。

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