自分の思いが伝わらない理由
人間関係の悩み
人間関係の悩みを抱えている人が、ほとんどだと思うのです。僕らは、人との関わりの中でしか生きていけません。社会の中で生きるということは、色んな人と関わりを持つ必要があるのです。ですが、誰として同じ価値観の人はいないのです。ですので、すれ違いや衝突することが起こりやすいものです。
僕も、一時期、ずっと悩んで苦しんでいたことがありました。自分のことを認めてくれない。自分の思いなんか伝わらない。もしくは、聞いてももらえない。そんなことを感じるのでした。
僕は母との確執があり、今では縁を切っています。その理由もずっと自分を認められることがなかったからです。いつも、否定ばかりされてきたからです。それが、僕を何よりも苦しめてきたのです。ですので修復をどれだけ試みてみたのですが、いつまでも解決することが出来ませんでした。こうした選択をせざるを得なかったのです。
そうした過去があったから、自分は何よりも人に認めてもらいたいと思うようになってしまっていたのかもしれません。ただ、なかなか人には、自分の思いというものは伝わらないものです。今では、経営者となることが出来たのですが、より人に自分の思いを伝えることの難しさを痛感している次第です。
人間関係において大事なこと
自分の思いが、なかなか人に伝わらない。そうした悩みを抱えていた原因をある人が教えてくれたように感じました。
僕にとって大切な存在である人が、僕の短所を素直に教えてくれたからでした。
「あなたは、思いの外、人の話を聞いているようで聞いていない。人の言うことを聞かない頑固な部分がある。」そう指摘されたのでした。聞いたばかりの時は、そんなことはないと腹が立ったものです。ですが、冷静になるにつれて、自分と向き合うことが出来たときに、思い直すことができたのでした。きっと確信を突かれたから、怒っていたんだということにも気が付いたのです。僕は、自分の短所を知ることができました。
そして、色んな学びを得ていく中で、自分の思いが伝わらないのは当然のことだったのかもしれないと思うようになりました。
僕自身が、人の思いや気持ちを聞くことが出来ていないのです。人の言うことを聞いてはいないのです。そんな人間だから、誰も僕の思いや気持ちを聞いてはくれるはずもなかったのだということです。
人の話を聞かない人の話を誰が聞くのかという話だったのです。それは、信頼や信用にも繋がる話でした。
発信することが出来る現代の中で
確かに、僕は自分の中で、何よりも人に認められたいという強い思いを持っていました。だから、色んなことで発信をする立場を選びました。自分の思いを届けたい。そうしたことばかりに一生懸命になっていたんです。
そして、なかなか伝わらないことに、悩んではもがいていました。
話し方を磨かないといけない。プレゼンテーションの能力を高めないといけない。そうしたことばかりに意識が向いていたんです。
ですが、人間関係において言えば、一方的なものでは伝わらないものであるのです。
あなたを認めることが出来るから、私をあなたが認めてくれる。
あなたの話を聞くことが出来るから、私の話をあなたが聞いてくれる。
あなたの思いを汲み取ることが出来るから、私の思いをあなたがくみ取ってくれる。
これこそが、大事なことではないでしょうか。
今、この社会が、誰もが発信することが出来るようになりました。それによって、多くの人が発信するようにもなりました。それは、とても素晴らしいことであります。
その反面、いつの間にか僕らは人の話を聞かなくなってしまっているのではないかと思うのです。
だからこそ、意識する必要があるのです。無意識のまま、流されるように生きていては、自分の主張ばかりに意識を注ぐようになってしまうからです。意識して人に耳を傾けるのです。
自分の思いが伝わらないと悩んでいる人にとって必要なことは、誰かの話に耳を傾けることを意識することではないかと感じるのです。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー
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