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ものの見方にも癖がある

ものの見方によって

人は何か出来事を体験した時に、自分の中にある独自のものの見方で解釈します。よく色眼鏡をかけてといった言い方で表現されているものです。その結果として、その解釈にもとづいた感情が生まれるのです。

例えば、お仕事で失敗した時に自己嫌悪に陥ってしまうのは、「ああ、また自分は失敗してしまった。」と、いったような解釈をしてしまうからなのです。また、それで不安を感じるのは、「もう同じ失敗は許されない。」と、いった解釈をしてしまうからなのです。ですので、解釈が変われば、そこから生まれてくる感情も変わってくるのです。

つまり、解釈の根源であるものの見方が変わると、解釈も変わり、そこから湧いてくる感情も変わるのです。

ですが、そのものの見方を変えれば、ネガティブな気持ちもポジディブなものに変えられるじゃないかと思われるかもしれませんが、そんなに簡単なものでもありません。

多くの場合は、いつものものの見方で出来事を解釈してしまうものであるし、いつもおなじみの感情を味わってしまうものなのですから。

どうしてそうなってしまうのかというと、多くの場合、人はそのものの見方の自分の癖に気が付くことが出来ていないからなのです。

ですので、いつも自分が不安になってしまうとか、いつも自分は自己嫌悪に陥ってしまう気持ちを変える為には、自身のものの見方の癖を自覚する必要があるのです。

ものの見方を変えるには訓練が必要

では、そのものの見方の癖を直していくには、どうすれば良いのかを考えたときに、僕はよくスポーツを思い浮かべます。過去に僕はゴルフをしていたことがあるのですが、気がつけば、いつもいつもスライス(ボールが右に曲がって行く)する癖が付いてしていたんです。いつの間にか、僕の打ち方に癖しまっていたんです。そして、どのようにして、打ち方の癖を直したのかというと、本当に何度も何度も正しいフォームで反復練習のように繰り返し打ち続けたのでした。

自分の癖を直すには、繰り返し、正しいやり方で訓練する必要があるということなのです。

具体的に、ひとつのものの見方に固執することなく、ものの見方の癖を直していくためには、自分にとって当たり前で正しく思えることも、疑ってみて検証していく必要があるのです。それを反復練習のように繰り返していくことで、様々な視点で物事を見れるようになれるというものです。更には、こうしたことを文章化して、客観的にみてみると、効果があるように僕は感じています。

ひとつ、過去の僕の体験を例で挙げてみると、僕はいつも上司に叱られていました。それが、いつも僕ばかりでした。まるで目の敵にされているようで腹が立っていました。それに積もりに積もって、被害者意識と無気力感に襲われていました。

当時、僕が上司に対してどんなものの見方をしていたかというと、あの人は、僕が気に入らないから、僕だけを目の敵にしているんだ。あの人のせいで、仕事が嫌になった。あの人のせいで、人生が滅茶苦茶にされた。このようにずっと思っていました。

ですが、サイコロの6つの面があるように、どんな出来事であっても、色んな見方が出来るはずなんです。

それを具体的に考えていくのです。それを実践してみたいと思います。自分の中で正解や不正解に囚われるのではなく、とにかく思いつくまま書いてみます。

一つ目
あの上司は、逆に僕に期待していたんではないだろうか。もし期待していないのなら、あんなに毎日のように叱ったりはしないだろう。それだけ、僕に見込みがあったのかもしれない。

二つ目
考えてみれば、あの上司に問題があったのではないだろうか。すぐに怒るところは、自分の感情をコントロール出来ていない証拠なんだ。まるで子供と同じではないか。僕の方が大人だったんだ。そんな人には言わせておけばいい。だから、あそこまで気にする必要はなかったんだ。

三つ目
あの上司の言うことは、ある意味正しい。あの人の下で働いたから、成長することが出来たんじゃないかと思う。その後、色んなことがあったけれど、あの時の厳しかった環境があったからこそ、頑張れたのかもしれない。

四つ目
どうして不満ばかり感じていたんだろうって。あの時の僕は、愚痴ばかり言っては何も行動していなかったじゃないかって。嫌なら、辞めたっていいじゃないかって思う。その上司に何か申し立てしたのか。本当に文句ばかり言って、何も行動していないじゃないかった。思ったのなら、何か行動しないといけなかったんじゃないのかって。

五つ目
僕の気持ちが何もかも中途半端だったのが原因じゃないかって思う。上司はそれを見抜いていたんじゃないだろうか。仕事に対しても中途半端。色んな事に対して本気になれてはいなかった。だから、あそこまで言われたんじゃないかって。

六つ目
何か、人生において凄く大切なメッセージがあったから、あの上司の下で、働くことになったのかもしれない。未だに、その意味はわからないけれど、きっといつか、分かる時が来るんじゃないかって思う。

七つ目
もっと、他に楽しみを持っていれば、良かったのかもしれない。人生は楽しむものであるはずだ。仕事だけが全てじゃなかったはず。気持ちを割り切ることが大切だったんじゃないかって思う。

思いつくまま、7つも書くことが出来ました。こんなにも捉え方があるのかと、自分でも驚いています。こうしたことを繰り返し考えてみれば、捉え方の癖がなくなり、柔軟に考えることが出来るはずです。

そして、それは人生の選択肢も増やすことが出来るという意味であると思うのです。そして、それは、行き詰った状況に陥った時に、自分で突破口を見出せる力になるはずです。

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メルシー

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