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悩みを解決するために大事な視点

解決策が見い出せない悩み

悩みというものは、何かしらの解決策が思い浮かび、自分自身が動き出すことが出来たときには、すっきりとした気持ちになっているものです。例え、その悩みが解決していなくても、解決に向けて動き出すことができれば、解放されるものなのです。

ですので、先ずは何よりも、悩みの原因になっている課題に気付くことが大事であるのです。ですが、時に解決策が頭に浮かんだとしても、自分ではどうすることも出来ないと思い込み、苦しむものになってしまう場合があるのです。人間関係の悩みにおいて、よく陥りやすいものであると思うのです。そんな時に、視点を変えていくだけで、自分が何をする必要があるのかが見えてくるものであると言えます。

僕はかつて、こんな悩みを抱えていたことがあります。これまで、伸びていた業績が理由も分らずに下降しだしたのです。原因を探してみると、会社のスタッフの単純なミスが多発していたんです。生産性が下がっていたのが原因でした。その理由はというと、単純にスタッフのモチベーションが著しく下がっていたことに気が付きました。

詳しく調べてみると、ベテランスタッフ同士が揉めていたのでした。お互いに対する不平不満が溜まってしい、衝突してしまった為に、会社全体の雰囲気が悪くなったのが原因でした。周りのスタッフは相手がベテランだけに何も言えずにいたみたいでした。

揉めていたスタッフに話を聞いてみても、お互いがお互いの主張し合っていて、譲る気がありませんでした。話し合いの場を持ってみても、仲が修復されることができませでしたが、ふたりもいい大人なので、僕は伝えたんです。「仕事なんだから、お互いもっと譲り合って下さい。二人ともいい加減に変わる必要があるんじゃないですか。」ですが、ふたりの関係が修復するのをいくら待ってみても、改善されずに会社の雰囲気が悪いままでした。二人は変わってくれないのです。もう、どうしたらいいのか分からずに悩んでいたんです。

更にもう一つの例を紹介させて下さい。これは、僕の話ではないのですが、知人夫婦の話です。

はじめは、夫だけが働いて妻がそれを支えていたそうです。ですが、夢のマイホームの為にと、共働きするようになったそうです。その時に、協力し合うことを約束したのですが、夫は家のことを全く手伝ってくれなかったのでした。次第に、妻は自分だけが目まぐるさを感じて、余裕を失ってしまったそうです。そこで、話し合いを申し出て、更に手伝ってくれると約束をしたのですが、結局、あれやこれやと言い訳をして手伝ってはくれないそうです。

こんなつもりじゃなかった。妻の方は愚痴をこぼしていました。いつまで経っても変わってくれない夫に怒りや苛立ちまで感じるようになってしまったそうです。そして、そんな風な気持ちになってしまうことに自己嫌悪に陥り追い込まれていったそうです。もう、どうしたらよいのか分からないといって涙までこぼし悩んでいました。夢のマイホームは諦めるしかないと思っていたそうです。

自分ごとにすることで見えてくる

このふたつの悩みは、一見どうすることも出来ないように思えますが、解決へと導くことが出来たのです。

どちらも、相手側が変わってくれないという悩みで、自分に出来ることがないために待つしかないというものです。

この課題は相手の課題のせいであって、自分に出来ることはなくどうしようもないと捉えているのです。

ですが、この課題を解決するにあったって大事な視点を見落としているのです。それは、この課題を自分ごとにすることだったのです。

僕はある本を読んでいて、このことに気が付き早速試してみたんです。

ふたりの仲を修復するには、自分は何をする必要があるのかを考えてみたんです。そうすると、お互いが不平不満を持たないように、業務のシステムを変えることや、ひとりにかかる負担をみんなで共有するようにしたり。何かミスが起きた時に、改善していくにはどうしたら良いのかを、みんなに考えてもらえるように動いてみたんです。そのことで、揉めていたふたりの負担が軽くなり、不平不満が減ったことで、上手く改善することが出来ました。

後者の方も、夫に変化をもとめるのではなく、この課題を自分ごとにすることで見えてくるものでした。そのことを悩んでいた妻の方に伝えてみたんです。そうしたら、自分がいっぱいいっぱいにならにように、仕事を調節したそうです。更に、夫に対しては、行動しやすい状況をつくるために、手伝って欲しいことを具体的に伝えたそうです。実は、夫側からしたら具体的に何を手伝ったらよいのか分からずに戸惑っていただけだったそうです。伝えたら、すぐに夫が家のことを手伝ってくれるようになり、課題は解決したそうです。

解決しないと感じている悩みは、全て自分ごとにすることで課題が見えてくるものだということです。

途方もない夢や目標も同じです。世界を平和にしたいと思っていても、たかが、自分に何が出来るのかと思うし、何も出来ないものだと感じてしまうはずです。ですが、世界を平和にするために自分に何が出来るのかと考えることで、感謝の気持ちを持とうとか、穏やかに優しくあろうとか、人に親切にしようとか出来ることが見えてくるのです。

どんなに自分と関連性がないように思えても、全て自分ごとだと意識して、課題と向き合えば、課題が見えてくるのです。そして、自分が何をするべきかも見えてきます。

これは、悩み苦しみの中にいると、当人ですら認識していない事なのです。自分のことにすれば、余計に辛く苦しくなると、無意識に感じてしまうからです。ですので、このことを頭に入れておく必要があるのだと感じました。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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