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一日の終わりに、心だって疲れている

こうあるべきだという思い込み

たしか、あの時も2月の梅の花が咲いていた頃だと思います。僕は、ポジティブな人になりたいと目指していました。たったひとつの挫折で、多くのものを失ってしまったからです。その理由の全てが、ネガティブ思考の僕のせいだと分かったのでした。何事も後ろ向きで、何もしてこなかったのです。だから、たくさん後悔して、苦しみました。そして、ようやく前を向くことが出来たのがこの季節だったということでした。

もう二度と後悔はしたくない。もう二度と大切なものを失いたくない。そうした思いから、ネガティブな自分を卒業して、ポジディブに生きると自分に誓ったのでした。

強く誓ったからこそ、硬く決心したからこそ、いつしかネガティブに陥ってしまう自分を許すことが出来なくなっていました。

失敗してしまっても、そんなことで凹んではいけない。嫌なことを言われても、それくらいで落ち込んではいけない。気にする方が悪い。一日の終わりに暗い気持ちになってはいけない。次第に、心が疲弊していくのが分かったのです。

いつしかポジディブでいることがしんどくなっていたし、重荷に感じていました。朝目が覚めても、心はどんよりとして憂鬱だったのでした。

心だって、消耗してしまう

一日において、食事の時間や睡眠時間が必ず必要なように、心にも休む時間が必要なのだということに気が付いたのです。

慌ただしく、せわしない一日なのです。身体や脳が消耗して疲れるように、心だって消耗して疲れてしまうのです。ようやく辿り着いた、めまぐるしい一日の終わりに、心を癒す必要があったのでした。

他人の視線から抜け出して、肩書きや呼び名といった肩の荷を降ろしてあげるのです。今日の失敗が頭の中でこびりついているかもしれませんが、この時ばかりは忘れてしまうのです。

イメージするのは、食べ終わったお皿を、綺麗に洗い流していくように。ひとつひとつ丁寧に洗い流していくように。今日起きたことを思い出しながら自分にひとつひとつ労いの言葉をかけてあげるのです。時間は、そんなに掛けなくても構わない。

「今日も頑張った。」と、自分に言ってあげること。

時として、心は傷付くものだし、その傷は、触れば痛みを伴うことがあります。かさぶたになったからと言って、もう大丈夫だと思っていても、搔きむしってしまえば、傷の治りを妨げてしまう。だから、そーっとしてあげないといけない時だってあります。

考えてみれば、心だって風邪を引いてしまう時だってあります。どんなに頑張ろうとしたって、踏ん張りがきかないことがあります。どうしても、気分が上がらずにどんよりと憂鬱な気持ちになってしてしまうのです。そんな時は、思いっきり特別扱いをすればいいのです。ほったらかしにして、こじらせてしまうと、大変なことになってしまうからです。

心も、病気をするのです。まさか自分がなるなんて思いもしないかもしれない。でも、実際に多くの人が心の病気で苦しんでいる。そんなことなんかで自分が心を病むはずがないと思っていたって、防ぐことが出来ない場合もあるのです。誰もが病気にかかってしまうように、誰もが心を病んでしまう可能性があるのです。そんな時は、ちゃんとお医者様に診てもらうこと。病気であると自覚することが大事なのです。

そう考えると、一日の終わりに心だって疲れているのが理解することが出来ると思います。だから、ちゃんと自分なりの心のケアが必要だし、癒しが必要なのです。そして、何よりも、ちゃんと気にかけてあげることが、必要だと感じるのです。

毎日、ちゃんと自分の心に優しく声をかければ、ささくれだった気持ちがきれいになって、大らかに穏やかになれるはずだからです。

そして、休日は思いっきり楽しんでいきましょう。そうすれば、心は喜ぶなずだから。

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今日と言う一日が皆さまにとって最高の一日となりますように。
メルシー

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