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許すことで、前を向ける!
過去の自分を自己分析した結果
夢が持てない。そんなもどかしい期間を僕は長く味わったことがあります。仕事に生きがいや、やりがいを感じられないといった苦しみの中を、長い間、もがいていたこともあります。
振り返って自己分析してみると、当時の僕は、夢や目標が無かった分、そこに向けられるはずのエネルギーを持て余してしまっていたのか、色んなことに対して、ネガティブな方向へと気持ちや思考を消費していたのだと思います。思い出せることだけでも、政治に憤りを感じたり、信じられないニュースを見れば、関わりもないのに、強い怒りを感じていたり。そうした社会に対してだけでなく、自分と関わりのある中で、沢山の人を敵対視しては攻撃していたものです、そうして壊れてしまった人間関係も少なくありません。だから、後悔がずっと残っていました。
きっと、自分に対しての、強い不平不満が、社会や周りの人への不平不満と繋がっていったのだと思います。このスッキリとしないモヤモヤした状況は、自分に期待することはできないし、人生を楽しいものだとは思えずに希望もありません。
その当時のことで、思い出すことがあるのです。当時の僕の口癖を。「どうせ~なんだから。」それは、はじめから諦めているような言葉であるし、ひがみ妬みも含まれた言葉でした。それだけ、僕は後ろ向きだったのでした。
原因を考える
誰しもが、過去を振り返った中に、人にされて嫌だったことや、思い出すだけで、怒りが込み上げてくることってあるのものです。例え、何年も前であってもではないでしょうか。貸したものやお金が返ってこない。友達に裏切られた。浮気をされた。不当に扱われた。馬鹿にされた。人に貶められた。お店の店員さんの態度が横暴だった。運転中に怖い思いをさせられた。SNSで訳のわからないことを言われた。
これらは他人に対してですが、自分に対しても、怒りを感じる部分があるものです。誰もしないようなミスをしてしまった。失言をしてしまった。自分のせいでみんなに迷惑をかけた。そんな時の自分を腹立たしく感じている過去を、誰もが経験しているのではないかと想像しています。
僕自身の中にも痛烈に残っていたのでした。「なんであの時に!どうしてあんなことを!」その多くは、僕が夢を持てない時期のものだったのです。
夢が持てないとか、やりがいが感じないから、そこに向けるエネルギーを全て、自分以外にぶつけてしまっていたことは、そのほとんどが、後悔となり、自分の中で正しい処理が行われなかった為に、後悔がふくらみ怒りとなって残り続けているのではないかと思うのです。
これらを冷静になって、考え直した時に、そういう自分の在り方が、後ろ向きな人生を歩むのではないかと考えることが出来ました。自分の中で、怒りに変わるくらい後悔が残ってしまっているから、いつ迄経っても、夢が持てないし、何に対してもやりがいを感じられていないのではないかって。
たまごが先か鶏が先かではありませんが、僕は長い間、夢が持てずにやりがいが持てないから、後ろ向きな自分であると思い込んでいました。だから、そんな自分に怒りを感じながらも、無理やりにでも、夢を持とうともがいていたし、とにかくやりがいをみつけようとなって、しどろもどろになっていたのです。
でも、そうじゃなくて、テコを入れるべきは自分の在り方だったのです。こうしたことに気が付いた時に、全ての原因は、自分の中にある、数多の許せないことでした。それは、子どもの頃から、失敗してはいけない。失敗したら、許されないと言った、自分の中でかけてきたプレッシャーやそうした重圧を強く感じていたことだったのです。
本当にそうだったのです。僕は、失敗しないために勉強をしていました。失敗しないために、母親の言いなりだったのです。失敗しないために大学受験を逃げました。僕は失言しないために、自分の本音を言うのを諦めました。僕は失敗と認めないために、自分の気持ちに蓋をしていたのです。
全ては、失敗してはいけない。失敗しては許されないという自分に重い足かせをつけて生きていたのです。それが、全てだったのです。こうした自分の在り方が、何もかも足を引っ張ってきたのです。
許す生き方を目指しませんか?
僕は運が良いのか悪いのか、そうした自分の在り方を壊してくれる出来事がありました。鬱になり、何もかも僕自身が壊してしまったのです。大事にしていた思いや人間関係。キャリアや少しばかりの財産もなにもかも。その時に、自分のこうした在り方も一緒に壊すことが出来たみたいでした。そこで、人生のどん底を味わいましたが、そこから生まれ変わったように人生を好転することができたのだと、今は思えています。
僕は、受け入れるしかありませんでした。色んなことを許すしか、選択しがありませんでした。しかし、それが偶然にも、非常に大事なことだったのです。
自分を許しながら生きるというあり方が、前向きに生きる方法だったのです。
きっと、誰の中にも、許せないことがあるものだと思います。振り返れば、怒りを感じる出来事もたくさん抱えているはずです。世の中を見れば、納得できないことだらけだし、憤りだって強く感じてしまいます。
しかし、もし、それを許すことが出来たらどうでしょう。その分、自分にかけていた重圧を振り払うことができ、その分、自分でかけていたプレッシャーから解放することが出来るのではないでしょうか。その分だけ、人生は軽やかになり、前を向けるものではないかということなのです。
自分を許そうとする努力してみませんか。
過去の出来事を水に流す努力してみませんか。
僕は、自分の人生を前向きに生きたいから、色んなことを許せる自分を目指しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー
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