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自己肯定感が高いってどういうこと?

人生が上手くいかないのは

僕は自分のことが嫌いでした。すぐに落ち込むし、余計なことを気にして、うじうじしているし、人の目ばかり気にしているし、そんな自分にいらいらしていましたし、がっかりしていたのです。

だからか、何か失敗するたびに自分を否定していました。いや、何も起きていなくても、自分をダメなやつだと決めつけて、色んなことを諦めてしました。

そんな僕にも、一流の料理人になって成功するという夢がありました。自分に鞭打って、精一杯努力してきましたが、自分を追い込み過ぎて、精神が崩壊してしまい、重度の鬱になってしまいました。そこで夢を諦めてしまいました。

その悔しさや絶望感からか、周りの人たちをたくさん傷つけてしまい、家族も仲間も何もかも失ってしまったのでした。もう、そんな自分に価値なんてこれっぽちも感じませんでした。生きることさえ諦めたのです。

長い年月をかけて、ようやく生きようと思い、前を向きだしたころ、僕は変わりたいと思いました。人生を変えたい。必死になって、様々な本を読んだり、セミナーなどに参加したことで、僕の人生が上手くいかないのは、自分を肯定することが足りないということが分かったのです。つまり、自己肯定感が異常に低かったのです。

自己肯定感を高めていくこと。これが僕の目標になったのです。

自分を好きになるのは、とても難しかったです。一向に高くなっていかないことに焦りを感じていたし、やっぱり変われないんだと、ダメな自分がまた出てきては、自己否定をするようになったのです。

様々なワークをしたり、好きなことを増やしたり、努力を続けたことによって、確かに以前よりも、自分を肯定することが出来るようになりました。自分がどんなに頑張っていても認められないと思ってきたことが、段々と自分自身で自分はがんばっていると認められるようになれたのでした。

しかしそんな中でも、人に騙され詐欺にあったりと、以前として人生は、相も変わらず困難が続いていたのです。

頭の中の言葉を変えていくことを身を持って体験したのでした。どんなに思考パターンのテクニックを習得したとしても、頭の中が愚痴っぽかったら何の意味もなさないのだということを。

自己肯定感という言葉にとらわれて

「自分のことをどれくらい好きですか?」この質問をされた時に、堂々と自分のことが大好きだと言えることが出来ませんでした。

そうやって、人前でも、自分のことを好きだと言えないと、自分のことを好きになったとはいえないものだと、僕は思い、良く落ち込んでいたのです。

でも、これって自己肯定感が高いわけでも何でもありませんでした。

これは凄く誤解を招いてしまっているのです。どうしても、この自己肯定感という言葉を使ってしまうと、思い違いをしてしまうものなのです。

自己肯定感というものは、堂々と自分のことが好きだと主張出来るということだはなく、自分と自分との関係が愛し合っているという関係性であることだと言えるのです。

それは、どういうことなのかと言うと、あなたが大切な人との関係性を深めていくことと、自己肯定感を高めていくことは同じプロセスだということです。

自己肯定感を高めるとは

それは、一時的なワークなんかで築き上げれるわけでもなく、毎日毎日、少しずつ育んでいくというものです。仲の良い熟年夫婦を想像してみて下さい。何処か出かけてる時に、手をつないでいる仲睦まじい姿を。そういった、あたたかな関係を、自分と自分との関係の中で目指していくこと。それこそが自己肯定感を高めていくことではないかと僕は捉えています。

自分と自分との関係性は、どういった人生になるのかに繋がっていくのです。自分に優しくしてあげた分だけ、人から優しくされる人生を送れます。自分のことを褒めている分だけ、褒められる人生になります。自分のことを信じている分だけ、信頼に値するだけの人生になり得るのです。つまり、自分のことを愛している分だけ、愛するべき人生になります。だから、ゆっくりと、愛を育むように自分との関係も大事にしていくことが大切なのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー


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