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ネガティブな自分だからこそポジディブになれる

安心を得たいと不安になるは同じ

すぐに不安になる自分をどうかしていると思っていました。そんな自分を変えないといけないとずっと思っていました。でも、そんなことを気にする必要も、そうしたことを真剣に悩むことも必要なかったのでした。

お金に関して、将来を不安に感じては、貯金しなくてはいけないと感じていました。でも、言い方を変えると安心したいと思うからこそ、貯金したいと思ったということと、何ら変わりはありません。

もし、災害が起きたらと不安になっては、自分に何か出来ることはないかと様々な対策を考えたこともあったのですが、それも言い換えてみると、安心したいからこそ、災害が起きたときの対策を確認するというものであると、何ら変わりはありません。

つまり、不安が生まれるのは、安心したいという思いから生まれているというもの。

人は常に安心であることを求めているのです。

この世界において、絶対に安全という確証は得られません。だからこそ、人は不安になり、絶対の安全というものを求めているのです。

凶悪な犯罪が起きたら、二度と繰り返してはならないと、法律すら変えて安全を確保しようとしています。

それと同じように、僕ら一人一人もそれぞれのネガティブな経験から、安心感を感じたい為に、自分を守ろうとする思考や行動が、良くも悪くも無意識に働くものなのです。それが、今の自分にとって安心できることであり、前向きな気持ちには、かつてのネガティブな思いがあるからこそだと言えます。

つまり、ネガティブな感情には、ポジディブな思いが隠れているのです。

そして、ポジディブな感情には、ネガティブな思いが隠れているのです。

特定の感情だけを省くことは出来ない

ポジディブな感情とネガティブな感情の関係性は、相反するように見えて、こうした切っても切れないような、複雑に絡み合った関係性だから、特定の感情を麻痺させることは出来ないとされています。

僕自身も、こんな経験をしました。

以前勤めていた会社から、とても酷い扱いをされていました。会社は利益を得るために、人件費をどんどん削っていきました。その分の仕事を社員である僕に、全て押し付けてきました。3年間勤めて、休みは片手で数えるくらいしかありませんでした。睡眠時間すら削られ、結果が出ていないとわずかな給与さえも削られてしまいました。もちろん、自己責任だと言われ残業手当などはありませんでした。決められた売上目標に届かない日には、罵声を浴びせられ詰め寄られるといったように、借金の取り立てをされているような日々を送っていました。

辛くて辛くてたまりませんでした。

遠い過去のはずなのに、今現在でも、夢に出てくるくらい僕にとっては最悪な日々でした。当時の僕は、立ち向かうことも逃げることも出来ないと思っていました。そうした原因は、僕自身の問題でもあったのですが。

ですが、そうした辛い気持ちを、家族には隠そうとしました。家族を思う気持ちなのか、プライドが邪魔をしたのかは分かりませんが、とても、言えませんでした。

辛い気持ちや不安な気持ち、悲しい気持ちを僕は何度も何度も心の奥に押し込みました。ただ、無理やり僕は、自分の気持ちを押し殺し過ぎたのかもしれません。

ある時から、笑うことが出来なくなってしまいました。喜びや楽しい気持ちを感じられなくなりました。自分が何を感じているのかさえ分からなくなってしまったのです。

ですので、やはり感情というものは、人が認識しやすい為であって、本来はネガティブもポジディブもないものなのかもしれません。ネガティブな感情を失えば、ポジディブな感情も失ってしまうのですから。

逆に言えば、ネガティブな感情に敏感だからこそ、ポジディブな感情に敏感になれるというものです。

ネガティブな自分だからこそ、ポジティブな自分になれるのです。

現在の僕のポジディブな感情を持つことが出来るのは、こうした辛い経験や苦しかった思いをしたからこそ、持つことが出来ているのです。そしてて、何よりも不安や辛い思いや苦しみと向き合ったからこそ、笑顔でいることの大切さを知ったのです。

人の笑顔や明るさの影には、たくさんの思いが詰まっているのです。

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