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感謝の気持ちを見直してみよう

感謝の気持ちは忘れやすい

感謝の気持ちは大切だとされています。しかし、普段忙しい日常の中では、感謝の気持ちに、なかなか気づけないものだと感じるのです。それに、感謝の気持ちって、どことなく照れくさいようにに感じます。ですので、どこか、見て見ぬふりではないのですが、素通りしてしまっているような気がするのです。そんな風に思いながらも、普段の生活の中で感謝しながら生きるということから、遠ざかってしまいがちです。ですので、定期的に感謝の気持ちを意識できるように見つめ直す機会が必要だと思います。

かつての僕は、この感謝の気持ちというものを軽んじていました。なんとなく感謝することは大事であるということは、分かっていたのですが、どうして、感謝の気持ちが大切なのか、感謝の気持ちを意識することで、何が変わるのかというのかというものを、理解すらしていませんでした。

そして、口では、感謝は大切だと言っていても、頭では感謝しないといけないと考えていても、心から感謝出来ていたとは言えたものではありませんでした。

それは、どういうことなのかというと、今の僕自身の人生は上手くいっていることが、感情を抜きに考えてみると、数えきれないくらい無数にあることがわかります。例をいくつか挙げてみると、僕は手足が自由に動かすことが出来ます。目が見えています。声を出すことが出来ています。家があります。仕事にありつけています。毎日食事することが出来ています。しかし、これらは、意識して探して見ないと見つからないし、更に言えば、見つけたら、すぐに感謝しないと、頭の中から、すぐに消えてしまうものであると言えます。すぐに感情にかき消されてしまうし、すぐに、意識は目の前のことに向いてしまうものだということです。

感謝することを見つける為には、いつも自分の中のネガティブな声に打ち勝たないといけないということなのです。人はほっておくとネガティブに引っ張られているものだからです。その部分ばかり意識していると、人生は最低だとか、自分は最低だと感じてしまう部分ばかりを見てしまうというものです。そうなってしまうと、この地球に存在することや、今日という日を生きる事、自分という存在の素晴らしさといった、無限の可能性を感じることが出来ないというものです。

つまり、ネガティブな感情でいると、感謝の気持ちを忘れてしまうものなのです。

感謝の気持ちって、日々の日常生活の中で、少し立ち止まり、自分の心の深い部分で幸せな現実を感じれば、気づくことが出来るのです。

感謝の気持ちを思い出すきっかけ

僕は、ずっと自分という人格や性格に問題があるとばかり考えていました。すぐに他人と自分を比べては、ひがむし、根に持つことばかり考えてしまうからです。人間関係を良好に築くことができたように思えていても、何処か信用できていないというのか、疑ってばかりいたのです。

それは、僕自身を信用することが出来ていないからではないかと思っています。ありがとうとお礼を言うことが出来ていても、心では何も感じることが出来ていがいなかったからです。心からありがとうって思えなかったのです。そんな自分がいるものだから、きっと、あの人も心ではどう思っているのか分からないと疑ってばかりいたのでした。

そんなネガティブな自分と直面するのでした。そんな自分が気になって仕方ありませんでした。見ないようにしても、気になってしまうために、意識せざるを得なかったのです。しかし、意識すればするほど、僕は自分を傷つけ、心も体力も消耗させていくのでした。

その感覚は、あの時の苦い経験によく似ていました。僕が以前、SNSで自己啓発的な内容を発信していた時のことです。その時に、心のないメッセージを頻繁に頂いていたのです。その誹謗中傷にひとつひとつ真面目に向き合っていたことがありました。その時は、どんなに気にしないようにしていても、凄く傷ついていたし、心身共に凄く消耗しきっていました。

その時の感覚と非常ににているのです。つまり、自分の中のどうしようもないと感じるネガティブな部分というものは、自分が自分自身に送った誹謗中傷だということ。

それと向き合うことは、ただただ、自分という価値を見失うものであり、自ら、意気消沈していくものだったのです。

次第に生きることに悩み、僕は生きる価値をどんどん感じることが出来なくなってしまいました。ついに、何もかも消耗しきってしまったとき、僕は自ら、この世界から消えてしまおうと言うくらい、自分を追い込んでしまったのでした。

しかし、僕は踏みとどまることができたのです。その時のことは、今でもはっきりと覚えています。急に怖くなって踏みとどまることが出来たのは、最期にと思い、これまでの人生を振り返っているうちに、自分の心の深い部分に辿りつくことが出来たのでした。

最期にと思い振り返った内容は、僕はこれまでの人生の中で感じた優しさだったのです。そのひとつひとつに、心から「ありがとう」を言えたのでした。

その瞬間、僕は本当の意味での感謝をすることが出来たのだと思います。

そこから、時々、このことを思い出すようにしています。今、こうして生きていることに感謝するために。

そう思うと、僕の中の生きようとするちからが満ちてくるように感じるのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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