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自分の弱みを知る必要がある

「弱み」について

誰もが、自分の弱みについて考えると、ネガティブに感じ不安になるものです。残念だけど、人生はいつも楽しくて好きなことばかり出来て、いつもポジティブでいられるものではありません。時には、困難が迫り、辛い、苦しい気持ちを味わうことだってあります。

だからこそ、ポジティブな感情ばかり追い求めるのではなくて、ネガティブな気持になる時の自分も知る必要があります。

良く言われているものではありますが、弱みは強みになる可能性があります。

それは、確かなことです。僕は、苦手だと思う事がたくさんあります。過去に、とても酷いいじめに遭い、いつも絶対に終わらない量の仕事量を押し付けられて、時間までに終わらなければ、こっぴどく仕打ちを受けていました。その時のトラウマかどうか分かりませんが、せっかちな人が苦手だってり、時間ギリギリになってしまうことがとても耐えられません。それで、制限時間を設定するのが苦手だという大きな弱みを抱えてしまっています。僕の中では、かなり厄介な弱みで、仕事をする上で、大きな支障をきたすものでした。

しかしながら、この弱みがあるからこそ、一日の流れを組み立てるスキルを懸命に磨きました。そして、人に助けてもらうことを学びました。今では、ほとんど、この弱みに対しては、臆することは無くなりました。どんなに仕事量が多い時にでも、時間が迫っていると言って弱気になることはなくなったのです。

成長すること

この僕が自分の弱みを克服することが出来たのは、自分の弱みであるということをきちんと認めることができて、更にさらけ出すことが出来たからです。

僕自身、まだ自分の弱みであると認められていない時は、どうして出来ないのかと、自分自身を責めてばかりいたのでした。そんなことも出来ないのか。どうして弱気になるんだ。そうじゃない。。。そうじゃないだろ。気持ちは焦るばかり。なのに認めていないから、助けを求められない。この弱みを人に言えなかったから、出来なかった仕事をひとり残って終わらせていました。それが、たまらなくみじめであり苦しかったものです。

認めていないから、出来ない自分が許せない。そういう風に、自分を追い込んでしまうことは弱みが弱みでしか成立しないというものでした。

そう考えてみると、成長するということは、自分のスキルや強みを伸ばしていくことや苦手なことを克服することもそうだけれど、一番重要なことは、自分の弱さを知り、さらけ出すということだと思うのです。その方が、人として厚みが増すし器も大きくなり得るものですから。

想像してみて欲しいです。自分の強みばかりを披露している、上司やパートナー。なんだか、ちょっとついていけないような気持ちにはならないでしょうか。尊敬できる部分があり、時には弱みを見せてくれる。そんな人の方が信頼できるし、魅力的だと感じるじはずです。

強みと弱み

自分の強みや弱さを考えていく中で、そもそも、強み弱みというものは、存在しないもののように思えてきました。強みは弱みにもなり得るし、弱みは強みにもなり得えるもの。これは表裏一体であると言えます。

しかし、もともとは表も裏もなく、ただの特徴のひとつとしていることを、僕らが勝手に強みと弱みにカテゴライズしているに過ぎないのではないかということ。そして、勝手にカテゴライズして、勝手に苦手意識を持ち、勝手に臆しているだけなのです。

だとしたら、自分の弱さを認めること。さらけ出すことが成長の部分だとするのは、自分の特徴を弱みだと感じているのは、成長の過程であり、途中段階の良いところまで来ているものだと言えるのです。

怒りがあるから勇気が持てる。悲しみがあるから優しくなれる。恐れがあるから注意深くなれる。怒りを感じるのは、勇気ある強みを持つための過程であり、悲しみを感じるのは、優しくあるための準備をするためであり、恐れなくして、注意深くいられることは決してありません。

つまり、ネガティブな気持は、ポジティブな気持になるための種のようなものなのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー


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