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過去に縛られて、大事なことを忘れていませんか?

過去に縛られている一番の原因

誰もが、順風満帆な人生を歩む訳ではありません。誰にだって悲しい思いをしたり、涙が止まらないほど悔しい思いをすることもあります。

ですが、そうした過去を学びや教訓として、今日に活かせている方もいれば、その出来事のせいでと過去に縛られている方もいます。酷い時は、トラウマになって、過去を引きずっている人もいます。

両極端ではあるのですが、この差は一体何かというと、求めているものが違うからなのです。

僕自身のことを振り返ってみれば、まさにそのことが理解出来るのでした。

過去に縛られると言えば、聞こえが良いように思います。だって、自分の意志とは反しているように聞こえるのですから。でも、実際は、自ら不幸を彩り、自らが不幸な過去を必要としているのです。

それは、どういうことなのかと言うと、僕の場合は、認められたいと言う気持ちが強くなりすぎていたのが原因だったのです。

僕は幼い頃から、厳格だった母に否定されて育てられました。そのことが、自分の気持ちを言うことが出来ない原因となっているのだと考えてきたのです。ですが、何処かいつも、心に引っかかるものを感じていたんです。自由になりたいとか、夢を叶えたいと言いながらも、常に心の奥底では、誰かに認められたいという気持ちを強く持っていたのでした。

それは、本当に根深いものでした。これまで歩んできた人生の中で、母との確執や、社会人になって受けたいじめ、過重労働、仕事での大きな挫折、様々な問題を抱えて苦しみました。そうした過去の出来事を持ち出しては、人に認められようとしていたんです。

今の自分が認められないものだから、過去の不幸を持ちだして認められようとしたんです。

「大変だったんだね。」

「よく、頑張ったんだね。」

「よく乗り越えられたね。」

「可哀そうだったね。」

そうした言葉は、認められたような気になれるのでした。つまり、自分の気持ちを誤魔化すために、いつの間にか僕が、欲していたのは同情だったんです。

今の自分が信じられないからこそ、悲劇に酔って慰めていただけなのです。

僕は、辛かった過去から抜け出して、前向きに生きたいと願いながらも、自分自身がその過去を利用しようとして必要としていたのです。それでは、いつまで経っても過去に縛られてしまうのは当然のことであったのです。

本当に大事なのは

話は変わるのですが、この記事の話を書こうとして、1週間が過ぎていました。なかなか、思う様に進まないものです。自分にとって不幸だったことを書くよりも、自分の卑屈さや卑しさを正直に書く方が、思ったよりも勇気がいるものです。

そんな時に、ラジオからこんな内容のことが聞こえてきたのでした。「人生に悩みとか迷いがあるのは問題ではなく、問題があるのに、悩んだり迷ったりしないのが問題なんだ。」確かこんな内容だったと思います。僕は、これを聴いた瞬間に、まさにこのことだと思いました。

僕は、自分の過去を使って、本来向き合わないといけない問題から逃げてしまっていたんだということ。今の自分は認められたいけれど認められない。だから、同情でもいいからとされたいと思い、手を染めたのは辛い過去を彩りひけらかすことでした。

そして、自分の気持ちを誤魔化すのが癖になり、辛い過去を持ち出すことが辞められなくなってしまったのです。

色んな人に自分の辛い過去をひけらかしていました。そこまで仲良くない人にでさえ話していたんです。そうやって、本当に大事なことから目を背けて、過去に逃げ込んでいただけだったのです。本当に考えていかなければいけないのは、これから自分がどうしていくのかだということです。

自分が認められたいという、抑えきれない気持ちを、どのように向き合い、どのように満たしていくのか。自分にとって本当に必要なのは何かを考えていく必要があったのです。

何か問題が起きたときに、多くの人は原因にとらわれて、誰が悪いとか、誰が可哀そうとか、そうしたことばかりに論点がいきがちです。ですが、それでは何も解決にはむかいません。本当に大事なのは、これからどうするのかといったものなのです。

人生においてもそれが言えるのではないでしょうか。過去を持ち出して、悲劇のヒロインを演じるよりも、人生において考えなくてはいけないことはたくさんあるはずです。これから、何をしないといけないのか。これからどうするのか。まさに、それを考えることこそが、今を生きることであり、自らが未来も過去も選ぶといった、軸を持つことでもあるのだと思えました。

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メルシー

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