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信念って何だろう

世界の見え方は

信じたものが現実となると言われています。ですので、人それぞれによって世界は違うものなのです。何故かというと、みんなそれぞれ経験が違うものなのですから。それぞれ、信じるものも違うものだということです。

僕も子供の頃、サンタクロースがいると信じていました。その頃は、クリスマスになると、ベットに靴下をぶら下げて、ワクワクしてベットの中で、早く朝になるのを待ち望んでいたのを覚えています。

そうすると、確かに、僕の欲しかったオモチャが枕元に置かれていたのです。次の日に、友達に話すとみんなも同じだって言うのです。僕の世界には、確かにサンタクロースは存在していたのです。

しかし、大きくなるとサンタクロースは存在していないことを知るのです。僕は、親にもサンタクロースはいなのかと問いつめました。そうすると、これまでのプレゼントは、両親からだったと白状されました。クリスマス当日、僕は靴下も飾らずに、ただのファミリーイベントに変わったのでした。サンタクロースの存在を信じなくなった瞬間から、僕の世界では、存在しなくなったのです。

信じたものが自分の世界となってしまうということです。つまり、人が世界を知見する方法は、それぞれの信念から生まれているというものです。

何かを信じるのは

信念とは、それが正しいと堅く信じ込んでいる心です。ある物事に対して、これはこうだと思い込むことです。それは、まさに人それぞれにとって真実であり、その真実が、主観的な現実を構成しています。

ただ、この信念って、とっても、受け身的なものだとは感じませんか?だって、何を信じるものかって、色んな影響を受けてながら、信じるものは変わっているものですから。

僕はひどいいじめにあった頃は、この世界は冷たく残酷な世界だと信じてきました。しかしながら、今は、暖かい人たちに囲まれているために、この世界は優しい世界だと信じられています。それって、信じることは、主観的であるようにに考えられるけど、かなり、周りや環境の影響を大きく受けているのは、間違いありません。結局は、受け身であるように感じられるのです。

つまりそれは、人として成長したいのなら、人の信念をオープンに受け入れることです。その相手の信念のほうが、正しいと感じられたら、自分の信念を変えるという意志を持てばいいのですから 。


信念とは

何かを信じるということは、それを現実化するカギになるということです。人生をポジティブに生きられると信じられたら、ポジディブなことを経験する。それは、ポジディブなことを意識しているから起きることです。ポジディブなことに、心は反応するし、ポジディブであると、脳は判断のかじを持っていこうとします。それは、何よりもポジティブに生きられると信じていることが、自分の中で種となって撒かれているからです。ポジディブな種は、ポジディブな芽をだし、ポジディブな花にしかならないからです。

その逆のネガティブも同じです。ネガティブなことを信じれば、ネガティブな経験を生み、そのネガティブな経験が、よりネガティブな信念を強化します。この結果、自分の世界は不幸だらけだということです。

運も同じようなことがいえます。自分が運が悪いと信じてしまう、様々な出来事と運が悪いを結びつけて捉えてしまいます。自分は運が良いと信じることができると、何かと運が良かったからだということに結び付けてしまうものなのです。この連鎖は、信じるものを変えない限り続くものです。

そうすると、信念とは、人生の中で種まきのようなものだと言えるのではないでしょうか。人生の選択とは、何を信じるかという所からはじまるのですから。

信じるだけでは

ここで、注意しなくてはいけないのは、何を信じるかを選ぶのも大事だけど、何かを信じないと決めることも重要視しないといけません。それを意識できるだけで、人生がずっと楽になるし、行動しやすくなるものです。

人は欲深い生き物であるものです。知らず知らずのうちにあれもやれるこれもやれると信じてしまう。それでは、信念が散財してしまい、出来ることばかり信じていては、自分という人間を見失ってしまうものです。信念の多くは影響を受けて確立されている場合が多いものなのですから。

だから、信じないことを意識しないことも、僕は重要だと考えています。できると思うことも正しく、出来ないとおもうことも正しいのです。信念は、人生の基礎となるもので意識し大事にする必要はあるけど、決して、信念に囚われてはいけないということです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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