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世界観を変えよう

世界観とは

こういう世界になればいいなという、世界観を持つことが、ビジネスでは大事だと言われています。物語は、想像も出来ない世界観があると、ワクワクさせられ、のめり込みます。芸術では、その作品や作り手の世界観に、圧倒され魅了されます。つまり、自分の世界観を持つことは、非常に魅力的であるといえると言えます。

世界観とは自分らしさを表現することが出来て、世界観が自分の魅力に大きく関係しているように思えるのです。そもそも、世界観とは、世界はこういうものだ。人間の在り方という点からみたと言う意味だそうです。

想像してみると、人はみんなそれぞれ、自分の立場から世界を見ています。だから、世界はみる人によって、全く異なるものになるものです。
だからこそ、世界観は人生の方向性を決めるようなものであるといえるのです。

また、価値観や人生観は、自分の主観だけの世界の見え方であり、世界観は必ずしも、自分個人の目線で作られるものではありません。

人というものはおろかだ。こういった見解こそが、まさに世界観であるものだと言えるのです。だから、この世界観を変えることは、自分の生き方を変える大きな切り口になるのではないかと思います。

僕の中でも、ある世界観を持って生きています。人生は波である。この言葉は、人生がどん底だと思った時にお守りになったものでした。

人生というものは、悪いときもあれば、良い時もある。悪い後には必ず良いことが待っている。これが、僕の持っているひとつの世界観となって、僕の人生の切り口になっているものです。ですので、僕自身の思考も、何か嫌なことがあった時に、次は必ず良いことがあることを踏まえた上で、どう行動しようか考えるものになっています。

こう言った、ひとつひとつの世界観が、自分の現実の世界を作り上げているものであるということです。

僕の世界観が変わった体験

しかし、ひと昔前までは、そうでなかったのです。僕の世界観は、人というものは必ず裏切るもの。自分も人も信用してはいけないという世界観でした。

僕は以前、博多の屋台に勤めていたときがありました。屋台の大将は、凄く面倒見が良くて、信頼しても良いと思える人でした。人生に迷いがあって、ふらふらしていた僕に声をかけて雇ってくれたからです。しかし、そんな人柄の良さは、最初のうちだけで、実は、酒に飲まれる毎日でお店も休みがちになり、僕の給料も、急に支払われなくなってしまったのです。とても、信頼していただけに、とてもショックだったでした。やはり、この世界はそんなものだと思うのでした。

しかし、数年が経ってから、偶然にその大将と街で偶然であったのです。過去のことをきちんと謝罪してくれて、当時は、腰痛で悩み、お酒に逃げてしまっていた。君には大変申し訳ないことをした。今でも、どうしてたか、心配していると言ってくれたのです。

そんな事情を初めて聞いた僕は、なんの事情も知らないで、理解してあげられていなかったことを反省しました。屋台は、身体にも大きな負担がかかるものだし、決して、儲けが良いわけでもなかったはず。そんな中、僕に手を差し伸べてくれた大将だったのです。結果的に、無理をし過ぎて、お酒に逃げたこともあって、良くない方向になってしまったことではあるけど、大将は優しい人でした。

このことは、どういうことなのかというと、僕の視点は、給料を払わない、酒飲に溺れてしまった大将でしたが、そこには沢山の理由が隠されていたのです。色んな角度で物事をみれば、大将の捉え方は180度変えることが出来るのです。物事には、背景だったり、歴史だったり、世界観を広げてみると、色んな視点で見ることが出来るものだということです。

この経験から、僕は誰もが優しさを持っているものだという世界観に変えることが出来たのです。

感謝の思考で世界観を変える

しかしこれは、自分の世界観に囚われずに広げていこうという話ではありません。これまでは、世界観を広げることが大事ではないかとされていたのではないかと思います。様々な視点で世界をみれることは、生きやすくもあるからです。しかし、それでは、自分の色を出すことが出来ずに、自分らしさが人生から、消えるような気がします。

だから、世界観を変えるのです。それを、どういう風に変えるのかというと、感謝の思考で、世界観を変えるのです。

今日という何気ない一日中で、感謝を書き出すとどいうなるでしょうか。マイナスに思える出来事も感謝できる部分に視点がいくと、この経験をすることが出来て良かったと言う風に解釈が変わるのです。

そうすると、世界観はどんなものになっていくものでしょうか。僕は想像できるのです。人は感謝の中で生きるものなんだ。この世界観を持つことが出来れば、感謝の気持ちを全面に出す人間になれます。それが、魅力的な人間であることは確かなことです。自分らしく、豊かな心も、あたたかい日常も、望んだままに、自分を変えることが出来るものだと、考えられるのです。

たくさんの解釈を持ち、そこから、悩み選択しながら進むことよりも、解釈の次元そのものを変えていく方が、世界観を素晴らしいものに変えることが出来るものだと思えるのでした。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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