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自己否定は自動再生される

自動再生されていた自己否定

自分の中に刻み込まれているもの。例えば、「これは言ってはいけない、これはやってはいけない」「こうすると嫌われる」そう言った、常識というものは、全部真実であるものだと思い込んでいました。

きっと、こうした自分の中の真実は、きっと僕が産まれてから、これまで出会ってきたもの。両親や学校の先生といった大人達や周りの人達の反応を見て、僕自身が作り上げてきたものに違いありません。

例えば、僕は、人前で上手く話せない。そうやって、話をする前から決めつけて、自分の気持ちにフタをしていたんです。その時は実際に、人と話すことが億劫に感じていたし、そのことでネガティブな気持でいっぱいでした。何よりも緊張していたのでした。だから、自分の気持ちを話すことは出来ませんでした。

でも、本当は、人前でスラスラ話せるようになりたかったし、自分の気持ちも正直に話したかった。それに、みんなが認めるような、気のいい事を言えるようになりたかった。でも、それは、過去の記憶によって、僕自身のこうした希望を諦めてしまっているものでした。つまり、自己否定している状態なのです。

自分の深い部分に刷り込まれている過去の記憶に反応すて、自動的に、かつ無意識に自分を否定してしまっているだけなのでした。

もし、自己否定しまっていることに気が付くことが出来たのなら、過去の出来事の中から原因を探してみて欲しいのです。この負の自動再生を止めるのには、原因を突き止めることこそ大事なことだからです。

僕が人前で話すことが苦手だと感じていたのは、自分の気持ちを素直に話すことが出来なかったのは、過去を辿ってみてみると、いじめを受けたことが原因でした。そのことは僕にとって、たくさんの思い込みを作ることになった要因になってしまっていたのですけど。

自己否定を止める方法

僕自身が、自分の気持ちを素直に言ってしまってはいけない。また、余計なことを言えばいじめられるかもしれない。そう思い込んで、言葉を選ぶあまりに、僕は人前で話すと、思いのほか緊張してしまうのでした。

しかし、このことに気が付くことが出来たので、自分を客観的に冷静的に見ることが出来たのでした。今の僕の周りにはいじめてくる人たちはひとりもいない。みんな良い人ばかりだったんだって。

だから、自分に素直になってもいいし、自分をさらけ出したって構わない。そう思えるようになれたのでした。次第に、僕は少しづつですが、人前で話すことに緊張しなくなったのでした。

それが、僕の中でひとつスッキリとしたひとつの出来事でした。そして、なによりも、僕の中の常識が真実でないということを教えてくれるものでした。

このように、自己否定してしまう背景には、自分を抑圧した原因があり、そこが癒されていないので繰り返し、自動再生しているのです。その原因にきづき、「あの時は、悲しかったんだ。」「悔しかったよね。」「あの時は怖かったよね」そうやって、寄り添い癒すことで浄化されるのです。

ただ、これには、思いのほか勇気がいるものです。ネガティブな過去と向き合うのは、かなり難しいものです。それなりに、今の自分の心の状況の良好であること、更には体力もかなり必要です。

また、過去の傷の大きさではありません。自分が何年も真実だと信じ続けてきた思い込みなのですから、なかなか手放すことは出来ないものです。

でも、ここに自分を変える方法があるのです。自分が長年苦しみを感じていたものから解放することができるのです。それは、希望でしかありません。

また、自動再生したものなのですから、必ず止めることはできます。不可能であるとは言ってません。必ず可能なのです。そこに努力を費やす価値はあると思います。

過去の記憶と目の前の幻想から、自分を解放し、自分の望みを叶える世界へと羽ばたいていきましょう。例え、今はまだ、飛び立つことが出来なくても。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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