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漫画レビュー16 転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~

ブラック企業の社畜がチートを駆使して大量のチートスライムと楽しく冒険する。

こんにちはメルカです。

今回の漫画レビューはこちら
「転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~」です。

原作:進行諸島 漫画:彭傑 キャラクター原案:風花風花
それぞれ読み方:しんこうしょとう ボンジェー カザハナフウカ です。

読むのに苦労するw 3人とも一発で読めたらスゴイですね。


小説家になろう原作の異世界転生ものです。

もはや全体の半分以上は異世界転生の漫画レビューとなっていますメルカですよろしくです((+_+))

ではさっそく本題に入りましょう。

この漫画はほとんど魔法大量のスライムブラック企業経験リアクションをする為のキャラで構成されています。

主人公の名前は佐野ユージ。ゲームが趣味です。

ユージは今日も社畜としてブラック企業で元気なく働いて帰宅しました。
仕事が残っていて家で続きをしなければいけませんでした。
最初から重いw

パソコンで仕事をしていると謎のウィンドウが立ち上がっていました。


あなたは、異世界に召喚されました。
承諾であればYESを、拒否するのであればNOを押してください。
無回答の場合、承諾と見なします。
                    YES  NO


パソコンに謎の表示が浮かび異世界転生するのはよくあるパターンの1つです。

ユージはウィルスか何かだと思い再起動しようとしました。

ウィンドウは無回答と見なしました。つまり強制的に承諾
そして耳鳴りのような音が鳴ったと思ったら異世界の森にいました。

ユージは以前過労で倒れた経験を思い出し、病院のベッドで目が覚めるはずだと思います。
そして目覚め方を模索します。夢なら死ねば目覚められるか?と。

すぐさま早く目覚めて仕事の続きをしなければと考えます。

………………

一旦ストップ。
この時点で読者は様々なリアクションをしているのでないでしょうか。

まずウィルスだと思った瞬間再起動しようとする。
ここの描写はよく分かりません。ウィルスに感染したと考えるならば普通はネットから切断してウィルス対策ソフトでスキャンしたりしませんか?

ま、まぁ自分も専門という訳でもないしそれはもう置いておきましょう。

異世界にいる自分をすぐに倒れて夢を見ていると判断し、死んで早く目を覚まして仕事の続きをやらねばという思考になるのはもはや末期w

倒れたら休む、というか倒れる前に休むという考えがないみたいです。

………………

話を本編に戻します。

気付いたら異世界で座っていたユージは目の前にスライムがいることに気づきます。
ゲーマーなのでテンプレートな造形からスライムだと理解します。

ぐずぐず溶けているというよりもドラクエのスライムのように弾力があり目と口が付いている可愛いタイプですね。

死ねば目覚めると思っていたユージはこのスライムにやられればゲームオーバーで目覚めると考えました。

そして仰向けに倒れて(さぁ攻撃して来い)と覚悟を決めます。
ふと見ると「ステータスウィンドウ」(自分の情報)がユージの前に表示されており、そこには「職業:テイマー スキル:テイミング」と載っています。

スライムに攻撃されるのを待っていたユージですが、そのスライムは人懐っこいのかスリスリと笑顔で右手にまとわりつきます。可愛い。

そこでウィンドウが表示されます。

モンスター スライムをテイムしました

仲間になったモンスターは自分を攻撃すまいと一瞬で判断したユージはスライムを肩に乗せて森を探索することにしました。

(首でも吊ればHP0になるかも。あ、廃屋があった。ロープぐらいあるかな。)

ボロボロの家を発見したユージは物色します。
と、そこで本棚を発見しました。
その本棚の下敷きになろうかと考えます。どんだけ死にたいの?w

ある一冊の本が目に付きます。

タイトル:神滅の魔導書

著者を中二病と判断したユージですが、文字が読めるので読んでみることに。

すると読んだ瞬間、火・水・土・風の4属性の魔法を覚えます。

さすがゲームと納得するユージの目の前に突然スライムが数十匹現れます。

けれど敵意は感じずみんなニコニコしています。

テイムしてほしいのかとユージが聞くとスライムたちは頷きます。

テイムするのはいいけどどうすればと聞いた瞬間、スライムたちがテイムされる気まんまんだからか一斉にテイムされます。

一瞬で80匹のスライムがテイムされました。

更に大量テイムの恩恵か新しい魔法も覚えました。
まだ4属性の魔法すら使っていないのにw

ステータスを見ると

職業:テイマー 賢者

タイトルにある第二の職業とはこの賢者のことだと思われます。

スライムが突然本棚の魔法所を読み漁ります。
その内容が使役しているユージに還元され、ユージは一気に本の魔法を覚えました。

ステータスを確認すると数々の魔法を覚えています。
もうなんでもアリw

スキルの中に意思疎通というテイマーのスキルがあったのでスライムとも話せるようになりました。

それにしてもお腹が空いたなとのんきに考えたユージの耳にドスン!ドスン!という音と振動が飛び込んできます。

驚いて家の外に出ると森を踏んづけらるほどの大きさのドラゴンがいました。

いきなりしっぽを振り回し吹っ飛ばされるユージ。
HPが1/4ほど減りましたがなぜか即死せず。

何とか倒せないかと先ほど覚えたスキルを漁り、目についた「終焉(しゅうえん)の業火」という魔法を試してみることにしました。

すると一撃で強烈な火柱が上がり、ドラゴンは骨になりました。

………………

一旦休憩させてください。
……濃い。
1話でどんだけ詰めてくるのか。
一つ一つの事象の説明がないまま読者置いてきぼりで話が進みますが、そこは漫画家の腕なのかスイスイ読むことができます。

ギチギチに情報を詰め込んでいるようですが、コマ割りが大きく空間も考えられている為、無駄なコマがないです。
見せたい文字は大きくアップに、どうでもいい文字は見えないくらいにしています。
映画のように視点をぐるぐる回すので飽きません。

むしろ次は何が起こるんだろうとワクワクしながら読んでいけます。

そろそろ本編の話に戻ります。

………………

その辺の森を焼野原にするほどの威力でドラゴンを倒したユージでしたがとてつもない魔法だったからかMPがマイナスになっています。

HP 51/193
MP -205051/1567
状態異常:魔力過剰使用

これは…アリなのか…?というメルカというか読者の感想。

お腹が空いていたユージはスライムに適当なイノシシのような魔物を見つけさせます。

そして転送魔法でスライムから火球(火属性魔法)を放ちます。

もうこのくらいでは驚きません。
なぜMPがマイナスなのに魔法が放てるかとか考えてはいけません。
でもさすがにこの状態で魔法を使うとHPが減ってしまうようです。

HPが20ぐらいまで落ちて少しだけ焦るユージ。

そしてスライムは合体し大きくなります。
当然のように倒した魔物を頭に乗っけて運びます。

倒した魔物を調理する為にスライムを上空に投げて街を探し出したユージはHPが低いので森の魔物に遭遇しないように迂回しながら街へと向かいます。

街の入り口で会った親切な剣士にアドバイスをもらい冒険者ギルドへ。

どうやらこの世界ではテイマーは弱職業で賢者は一般的に知られていないらしいです。
あと普通テイマーは魔法を使えないようです。

この世界でのお金がないので何か仕事をして金を稼ごうと考えます。
この頃には安易に死んで目を覚まそうという考えはあまりなく馴染もうと考えているようです。
ユージは基本的にほぼ無表情ですが。

冒険者ギルドについたユージ。
受付嬢に登録試験を受けると伝え申込書に記入します。

職業:テイマー(職業は選択式で賢者の項目はなかった)
魔法の属性:光、闇、火、水、土、雷、風、大魔法、時空魔法、特殊魔法、使役魔法、付与魔法、加工魔法、

受付嬢に「嘘はダメですよ。」と遠慮がちに諫(いさ)められます。

仕方なく大魔法や軸馬法、特殊魔法を消しますが、これでもテイマーとしては異常と言わざるを得ません。

受理はされましたが、嘘を書いてもいいことないですよと言ってくれます。
受付嬢優しい。

更に職業の下の方に「賢者」と書いたものだかららくがきと見なされ消されてしまいました。

では受講料を15万チコルを頂きます。と言われるもこの世界に来たばかりのユージはお金を持っていません。

実はスライムは先ほど火球で倒したイノシシを収納していました。
スライム収納というやつ・・・・らしいです。
チートが止まらない。

それを売れるか聞くとお偉いさんが出てきて30万チコルで買い取ろうと言ってくれます。
そして試験に参加することができました。

その夜もひと悶着ありました。
ユージはずっと部屋にいましたが、森で戦っている街に入る時に親切にしてくれた剣士を遠距離で助けます。
もうこの辺は本編を読んでみて下さいw

そして翌日の試験日。

試験官がユージをバケモノ呼ばわりしている内に合格していました。

その中で自分が持っている魔法の中に「魔法創造」というものがあることに気がつきます。
自身の能力とスライムを利用した感知スキルや索敵スキルなどを経て使い方を学んでいきます。

特別枠とB級索敵者(この世界でトップレベルの資格みたいなものです)という特別な合格をしたユージはさっそく採取の依頼を受けます。
すぐに大量に持ってきます。
ついでに出くわした魔物も倒してスライム収納で持ってきたことで討伐依頼もこなしたことになりました。

さすがに怪しいというか疑わしいと見なされたのか支部長が出てきます。
うそ発見器のようなものでユージを測りますが、ユージは何一つ嘘はついていないので問題なくランクアップしました。


こうして依頼をこなしたり危機(ユージではなく街とか人)の解決を経験する度に劇的に強くなっていきます。

ここまで書いてもまだまだ序章です。

この先もインフレに次ぐインフレが続きます。
スライムと共に冒険しながら少しずつ仲間(モンスター)を増やし、色々な街が抱える問題を一つ一つ解決していくことが物語の主眼となります。

上記レビューではあまり触れませんでしたが、時折ユージの頭の中で思い出されるブラック企業あるあるがブラック企業すぎて面白いですよ。

2021年11月現在は14巻まで発売されていますが、上記の内容でもまだ2巻の途中です。
ガンガンオンラインにて街に着くまでの話を読むことができます。


自分はマンガアプリ
「マンガUP!」にて無料でほぼ最新話まで読み進めています。

安定した面白さは最新話でも健在です。


更に2022年にアニメ化することが決まっています。


「転生賢者の異世界ライフ」はライトノベルが原作なのですが、そちらの絵師は風花風花さんです。
漫画の方は彭傑さんなので少し画風が違います。
アニメ公式サイトの絵を見る限りだとアニメはラノベ寄りの絵かもしれません。

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では今回はこんなところでノシ      メルカ

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