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プロ野球の監督のタイプを分析してみた

こんにちは。めんたるよわよわです。

私の独断と偏見に基づいて、歴代のプロ野球監督をソーシャルスタイルでプロットしてみました。

プロットにあたっては、
・試合中の表情や身振り手振り
・監督としての戦略や戦術の傾向
・インタビュー時の話し方や口癖
などを参考に分析を行いました。

見る方によっては「いやいや、この監督は違うタイプだろ・・・」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、どうか温かい目でご覧ください。

1.各タイプの分析(プロ野球の監督編)

監督のタイプを分析するにあたっては、おなじみのソーシャルスタイル診断を参考にしました。
(ソーシャルスタイル診断については別記事で解説してますので、そちらをご覧下さい)

 ⑴エクスプレッシブ
エクスプレッシブタイプの監督の代表例は、長嶋監督です。
選手としても超一流、監督としてもジャイアンツを何度も優勝に導いた名将  です。
選手がHRを打った際のダイナミックなパフォーマンスは有名ですね。
長嶋監督は独特な表現を使うことが多く、あの松井選手ですらも、長嶋監  督が伝えたい内容を理解できない場面もあったそうです。

また、長嶋監督の教え子である原監督も、同じ系統の監督だと思います。
選手を迎える際のグータッチなど、選手とは感情豊かにコミュニケーション  を取ることが多いのと、長嶋監督同様、独特の表現をされる方です。
 
2021年シーズン、チームを鼓舞するためにチームMTGを行い
「みんなで一丸となって頑張ろう」という意味を込めて、
「わっしょいベースボール」という名言?を残したことでも有名です。

選手を迎える原監督

エクスプレッシブタイプの監督は、選手と一緒に感情を爆発させ、チームを鼓舞することに長けている監督が多い印象です。

  ⑵エミアブル
エミアブルタイプの監督の代表例は、元日ハムの栗山監督だと思います。
2012年から2017年にかけての日ハム黄金期を築いた名監督ですが、
大谷選手を二刀流の選手として育て上げたという功績もあります。

エミアブルタイプの監督は選手の持ち味を最大限に活かし、選手を育て上げることが得意な人が多いですが、人当たりも良いので解説者やジャーナリストとして活躍する方も多い印象です。

 ⑶ドライバー
ドライバータイプの監督の代表例は、王監督落合監督だと思います。
2人とも純粋なドライバータイプではないのですが「勝利に徹する」「目的の達成のために尋常ではない努力をする」
という点ではドライバーの特徴にぴったりだと思います。

ドライバータイプの監督に関しては、エクスプレッシブのように感情豊かに  表現するタイプではないため、自身の考えや哲学に沿って淡々と采配を行う  監督が多い印象です。
「王ism」「俺流」といった言葉にそれが現れていますね。

 ⑷アナリティカル
アナリティカルタイプで有名な監督は、野村監督です。
野村監督は捕手出身で緻密なデータを用いた分析が得意な方で、ヤクルトの  黄金期を支えた人物です。
セイバーメトリクスが定着していなかった当時において「ID野球」を推進し  た名監督です。

アナリティカルタイプの監督は状況把握や分析に長けた人物が多いため、監督というよりは名参謀を務める方も多いですね。 (権藤監督など)

2.めんたるよわよわの考察

上記のプロットを分析するものとして、面白い報告書があります。
和光大学の二川さんが2011年に卒業論文として発表した、
『プロ野球監督の試合後コメント内容と楽観主義』という研究論文です。

https://www.msi.co.jp/tmstudio/stu12contents/stu12_13.pdf

本研究ではプロ野球の監督が試合後に発したコメントを言語処理にかけ、試合に対する見立て(楽観主義か悲観主義か)の傾向を分析しています。

私が特に注目したのは、落合監督と原監督のコメントの傾向です。

ドライバーである落合監督は、試合に勝利しても淡々と事実に基づいた意見を述べるのみで、ご自身の感情はほとんど話しませんが、

エクスプレッシブの原監督に至っては「見事」「素晴らしい」などご自身の感情を交えて言葉豊かに話します。

試合後のコメントひとつ取っても、各監督のタイプが如実に現れているのが面白いなと思います。

プロ野球チームの監督の場合、そのチームが隆盛期なのか再建期なのかによって監督の役割も変わってくるため、

①チームが隆盛期の場合→エクスプレッシブやドライバータイプの監督
②チームが再建期の場合→エミアブルやアナリティカルタイプの監督

がマッチするのでは、と思います。

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