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経験者が考える場面緘黙症アレコレ③話せない理由。「他人が怖い」の裏に潜む、「他人と対峙した時に自分を見失う」ことの恐怖について
「場面緘黙症は緊張が強いから話せない」という言葉を聞くと、一般の人は、自分に取って苦手な上司や、目上の人と会った時の緊張感などを思い出すかも知れない。 だが、元場面緘黙症(&薄ASD)の私に取っては、目上の人などへの緊張感と、クラスメイト、身近な友人などと会った時に感じる緊張感や違和感などは、別物という感じがする。 緊張を強く感じる性質、というより、大勢の人の前でのスピーチや、偉い人に会った時の緊張感などと、そもそもの質が異なる。 場面緘黙症を発症した当時のこと。 私
経験者が考える場面緘黙アレコレ② 「ありがとう」を思い付かなかった子が、好きを嫌い、嫌いを好きと言ってしまう子になった話。人の気配は怖いよ、という話とか。
シリーズで書きたいと思っている場面緘黙症話、パート②です。また今回も、当初のテーマから暴走気味ですm(_ _)m 私は、小1で「とりあえず声を出す」ことが出来るようになった場面緘黙症経験者です。 年少で幼稚園に入園したその日から、家とあまりに違う環境に私はカルチャーショックを受け飲み込まれてしまい、声の出し方が全くわからなくなっていました。 視覚優位のためか、入園式で着ていた服の柄や、紙で作られた風車を一人ずつもらったこと、年少でみんなでTシャツを作って写真を撮ったこと