受動型ASDって

ASDは、コミュニケーションのタイプとして、

・積極的に関わるタイプ(積極奇異型)
・大きな態度に出てしまうタイプ(尊大型)
・周囲の関わりを受け入れるタイプ(受動型)
・孤立してしまうタイプ(孤立型)

以上の4種類があると言われるが、私の場合は、(特に昔を思い出すと)「受動型」が占める割合が強かったように思う。

周りの意見に逆らわず、「うん」と言ってしまう。多数派の言動を、盲目的に受け入れてしまう。

これは、流行りの服を、「流行っているから」「皆がそのデザインやカラーの服を着ているから」という情報だけで、何も考えずに買ってしまう心理と自分の場合は近いものを感じている。

そして、それを選ばざるを得なくなる前段階として、自分の服装を揶揄われたり笑われたりした経験がおそらくあったのだと思う。

もしくは、直接言われてはいないけれど、多数派と違うと自分で気づいたとか。

本心で「好き」「嫌い」を感じる前に、先にそちらのフィルターがかかる。

自分が否定される、責められるという痛みを感じないために。

常に自分が「普通」から外れていないかばかり気にし、進路選びすら「何がしたいかさっぱりわからなかった」自分は、小学校高学年辺りから特に強く、「普通とは何か」を注意深く観察することに多大な時間を割いていたように思う。

(幼稚園に入園し、「声の出し方が分からなくなった」時から、私は自分と周りの子が、決定的に違う何かがあるという直感を持っていた。その「何か」は今のところ、ASD(特に受動型と言われる部分)での説明が最もしっくりくるが、またそのうち違う分類なども出てくるのかも…この数年の、発達障害の急激なクローズアップやそれ以前のパーソナリティー障害の流行り(?)などを考えても)

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