場面緘黙、話せるようになった、それから…?

話せるようになってから辛かったこと。

おそらく、緘黙のお子さんをお持ちの親御さんは、話せたらひとまず安心…と思われることが多いかと感じます。

でも、緘黙って、話せたらOK、めでたしめでたし…ではないんですよね。

場面緘黙は、「声を出す」ことの話せることと、自分の意見を話せるようになること。そして、ゆくゆくは(話すことや対人関係へ苦手さが残ったとしても)自分自身の個性を受け止め、自己実現を目指すこと。ここまでまとめて、緘黙改善と言えるのだと思います。

(自己実現は、普通の人でも皆出来るわけではないですが(^_^;)まあ、出来る限り自分の個性を発揮し、より良く生きるということで。。仕事にまで直結しなくとも、趣味などで自分と会う人を見つける、または、他人とのコミュニケーションが疲れるタイプなら、それはそれで程よく他人と付き合うということ)


私は小学校低学年で声を出せて、緘黙と言われる状態は脱したのですが、

・他人の意見に同調してしまう

・嫌なことを嫌と言えない

・他人の好みに合わせてしまう


といった過剰適応で、人知れずしんどい思いをしていました。


とりあえず声を出せるようになった。一緒にある友達も出来たようだ。子供に聞いても、友達もいるし話もできるし大丈夫と言う。

緘黙の子は人それぞれ、気質も環境も大きく異なるので、一概には言えないのですが、いわゆる良い子を演じ、過適応してしまうタイプも少なくないかと(ど素人ですが)感じています。

子供の笑顔が本心からのものか、見極めることは中々難しいとは思いますが。。


少なくとも成人するまでは、無理をしていないか(コッソリ)見張りが必要かなと思ったりします。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?