元場面緘黙、幼稚園〜高校まで


元場面緘黙・「引っ込み思案」の自分の半生を綴りたいと思います。

とりあえず、今回は幼稚園〜高校までですm(_ _)m

[幼稚園]

・(幼稚園3年間)友達、先生と「話せない」「声が出ない」。一緒に遊べない。(ままごとで赤ちゃん役をさせられ、部屋に閉じ込められたり…)年少の頃はおそらく、恐れながらも自分と関わりのない人間だとも思っていた。

・話せない自分については、まず「どうしてしゃべれないのかわからない」と漠然と感じており、そこにはもちろん苦しさがあった。固まって動けない自分のイメージが頭の中に出来ていて、もう一人の自分がそれをじっと見ている感じ。

着ぐるみの中から外を覗いている感覚と言ったほうが分かりやすいか…。その着ぐるみは、話してはいけない設定になっている感じ。

・園庭自由遊びが長い。長すぎる。ひたすら雲梯の練習で自分を鍛えたり、逆上がり練習したり、アリを殺戮して先生に見せに行ったりしていた。おままごとに入れてもらえてもセリフを言えないのが辛過ぎた。

・お弁当の時間が苦痛過ぎる。「好きな席で自由に食べましょう」って、3歳児にどうしてそんなに過酷なことをさせるのか。。結局、最後に残った席に座りに行くのだけれど、「あ、また喋らんやつきたー!」と言ってくる男子がいるテーブルしか空いていなかったりする。

・学芸会のセリフなどは言えていた気が。何か話すべきことを自分で文章を組み立てるのが無理。(言葉の問題もあったのかもしれない。でも家ではうるさいほど話していたけれど)

・緘黙のくせに、譲らない精神も持ち合わせていて、学芸会の衣装など、一番綺麗なものを取れるように黙って狙っていた。

[小学校]

・クラス一成績が良く、優しい子に「一緒に遊ぼう」と声をかけられ、あ、この機会を逃したら、もう二度と巡ってこないかも!と瞬間に思いつき、「うん、何しよう?」と答えたのが、まともに発声したはじめの記憶。

・その後、3年生くらいまでは、他人の言うことにあはは、と笑うフリをするぐらいしか出来なかった。話題を出してもらえたらかろうじて話せるけれど、自分からの発信は不可能。

・作文が苦手。読み返してみると、文法の誤りはそうないものの、とにかく「薄い」。内容が。

楽しかったです。面白かったです。

絶対楽しくないし面白くもなさそうな文章で書いている。あと、筆圧が弱過ぎてよく注意されていた。

・辛かった思い出はあり過ぎるので書かないけれど、修学旅行とか、行事ものの後は必ず家で泣いていたような。学校は、孤独という感情を味わうために行く場所だった。

・関西人なので、ノリやツッコミを求められるという、緘黙にとってもう死ぬしかないような環境だったけれど、不登校だけは自分の中で阻止していた気がする。

[中学校]

・この辺りで、後々ひどく後悔することになる色々なルールや縛りを自分に強制してしまう。

周りの子が正しい。自分が間違っている。自分の好きなものは全て捨てなければいけない。テレビや雑誌を見、(昔です)流行を勉強し、常に情報を入れておかねばならない。

このようなことを毎日しているうちに、段々と体調が壊れ出す。物忘れが激しくなり、気分が落ち込み動けず、何が好きだったのか全く分からなる。好き嫌いの判断が出来なくなりました。

・学校では仮面を被り、キャラ作りをすることで一時期もてはやされ(⁈)(自虐ネタで笑わせていた。黒歴史)調子に乗るも、一度クラス中から無視されるなど色々あって、また自己反省に。。

・算数から数学になったことで、突然数学が得意教科になった。落ち込んでいたわりに、まあまあな高校へ合格したので、ますます自分の「他人との関わりの苦手さ」と「学校の成績」の隔たりが理解できな詳しくモヤモヤすることになった。

あと、詳しく書かないけれど、アセクシャルというか、、異性への興味どころか嫌悪感しかなく、この頃はそちらの悩みが急上昇して、一日のうち、リラックスして笑える時間がほぼ皆無だった気がする。

[高校]

・学力レベルが近いメンバーばかりの高校は刺激的で、毎日学校へ行くのが楽しみだった。と同時に、いわゆる「親友」という相手は相変わらず出来ず(中学よりも友達作りのハードルは格段に高かった。周りが良くも悪くも?早熟な子が多かったので)あっという間にまた孤独を感じることに。

中学のような、無理なキャラ作りはしていなかったとは思うけれど、何を考えているか分からないミステリアスさを装っていた。

けれども周りは皆鋭い子ばかり、自分を隠している、素を出していない、なんか暗い、マイナス思考、やる気がない…などと散々な言われよう。

教室にいて、うわあああと落ち込んでしまう瞬間が来るので、そんな時は保健室に行って寝ていた。一時期、ほぼ毎日保健室通いだったのに、担任はスルーだったなあ。。。。

(あ、部活もしていて楽しかったけれど、やはり行き詰まるのは友人関係)

勉強に関しては、理系科目はほぼ5だったのに、周囲に流され文系を選んでしまった(自己肯定感の低さにより)→人生の大失敗


暗記科目が苦手だったことと、嫌いな科目を勉強することに耐えられず、私大で文系、それも数学受験が出来るところを選ぶとなるとかなり選択肢が限られてしまった。

高3の頃は、孤独なことが幸いし、受験にのめり込むことが出来たおかげで、無事現役合格したものの、受験勉強が毎日のルーティンになっていたので、試験終わった途端に燃え尽き、(浪人したい…)と思っていた。しても良かったかも。


(また加筆・訂正するかもしれませんがいったん投稿しますm(__)m)

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