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重賞コラム

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文字通り、レース前の重賞に対しての考え方。
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記事一覧

フェブラリーステークス’24考察~含水率と血統のリンク

23年 7.4/7.6 稍重→良
22年 9.2/9.5 不良→重 レース時雨
21年 5.3/4.6 良 前日からずっと良
20年 2.6/2.6 良 前日からずっと良
19年 2.4/1.9 良 前日からずっと良

こちらは含水率が発表されるようになってからの過去5年の含水率と馬場状態。唯一無二のダートG1ということもありこれを入り口として捉えてみたい。

土曜日 2.1/2.0 良

そして

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ホープフルステークス考察

先日の有馬記念は過去のクッション値にバラつきがありながらも馬券内に来てる馬に共通性があると感じ、近年の過去血統傾向=欧州志向にグッと寄せた考察に。有馬が例年より”速力”が問われドウデュースが父ハーツクライでもVindication×Gone Westという米国の血が前に出た母方、スターズオンアースが祖母スタセリタからのラインでがっつり欧州の支えがあるも母父Smart Strikeは米国型という決着

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有馬記念考察

中山クッション値の推移
昨年より→硬め
一昨年に近く
3年前より→軟らかめ

有馬記念過去血統傾向をみていくと
イクイノックス ダンシングブレーヴ.トニービン.ヌレイエフ
ボルドグフーシュ 母父欧州でヌレイエフ.リファール
この2頭は同じ牝系
エフフォーリア 母父ハーツの奥がトニービン.リファール.母母父クリス
ディープボンド ダンシングブレーヴ.ニジンスキー
サラキアはがっつり欧州母方
母父クロ

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秋華賞コラム

先日の京都大賞典。秋開催は2020年以来となる今春からリニューアルした京都。まずは過去レース血統傾向がまだ活かせるのか?その観点から探ったのだが、そんな京都大賞典の肝となる血は「リファール」。欧州的な持続力要素からの勝負になりやすいというかね。父がもろリファールの血を継ぐホワイトマズルや内包するハービンジャーが複数活躍し、2020年勝ち馬グローリーヴェイズはリファールのクロスを持っていた。

結局

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宝塚記念コラム(全馬ミニ考察付き)

ポイント

馬場

先週日曜マーメイドS 10.0

これはクッション値であるが今年阪神のクッション値としては最硬であった。週末どうなるか分からないが雨は木曜のみ降りそう、従ってある程度硬いクッション値で週末を迎えるのではないかという想定。硬くなるに伴って時計も速い高速馬場傾向になっている。では、実際に阪神で近距離近時期の内回りでこの値に近く行われたレースは…

’22宝塚記念 10.2
’22大

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日本ダービーコラム

”血統新時代”
ディープほぼ不在&キンカメ不在の3歳世代。この世代から散々こう銘打ってきて予想もしてきてのある意味日本ダービーはその集大成。近年のダービー馬は父ディープorハーツクライ×母方米国志向(ボールドルーラーを重ねてる馬)というパターンが目立っていた。それと新時代の狭間でどう組み立てるか!?結果どうあれ自分自身へと問うのであればやはり”今”を重視であろうと。

皐月賞までの牡馬クラシック路

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オークスコラム

肝となりそうな血はShirley Heights。父がミルリーフで英愛ダービー勝ち馬。欧州血統でミルリーフからの底力や体力付与という考え。なぜこの血が肝なのか?それは断然人気になるであろうリバティアイランドが勝った阪神JFにヒントが。

2着 シンリョクカ
3着 ドゥアイズ
4着 アロマデローサ

前半33.7という速いペースで流れたのが阪神JF。初G1でまだキャリア浅い馬達。そしてそれをあっさり

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高松宮記念コラム

1200mG1というのは高松宮記念とスプリンターズSのみ。近年スプリントG1という括りに絞ると明確にアノ血をアクセントとして持つ馬が非常に効いた結果になってきている。

中山と中京1200mはコース形態が異なり、前半下って→後半急坂の中山のほうが前傾ラップになりやすく前向きさとパワーというベクトルからしてスプリンターズSのほうが父米国血統馬の活躍傾向があって、中京はそれが少し薄れるというイメージ。

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中山記念へ向けて~ミニミニ血統展望

今年は木曜までは登録馬(出馬表)は見ずに先週の振り返りをやれる時にはやっていくというスタイルで競馬を。しかし今朝は祝日で休みでランニング前に中山記念の登録馬を見てしまったw。

そこで気付いたのが半分以上がサンデー系種牡馬やん!ということ。で、これは!ということでミニミニ血統展望を。

この表は22年以降1800m以上古馬中山重賞の1-3着馬の父が分かるもの。

一目瞭然として目に入ってくるのが、

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開幕週芝重賞の血統傾向~ってステキやん

以前、最終週の芝中距離重賞というカテゴリーで記事を一本。

過去のそのレースの傾向や種牡馬毎のコース傾向を見るよりは、こういう括り方で見ていくのが好きな人間。で、今週から阪神が開幕しそこにはタイミング良く京都記念という重賞が組まれてるので【開幕週芝重賞】というカテゴリーでの傾向を探ってみようと。

過去のクロストーク内でも触れていたのが、開幕週芝重賞は『カナの口ステキ』が狙い的に面白いのだと。ちな

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最終週芝中距離重賞の血統傾向~そうよ、やっぱアレよ

今週はAJCC。そんなAJCCの特徴というのは【最終週の中距離重賞】というカテゴリー。その日その時で色んな馬場が出現するが、基本最終週だけに使い込まれた馬場で行われるという名のもとにそんなところでの傾向を探ってみようと。

こちらの表は2022年つまり昨年度における連続8日間以上での開催時で最終週に行われた1800m~2200m重賞での1-3着馬をピックアップしたもの。

様々な条件が並ぶ中で7レ

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エリザベス女王杯コラム

今週はエリザベス女王杯。雨予報で馬場悪化ならということで書いてみようと。阪神施行ということで過去2年を線で見たり、同条件宝塚記念と合わせて線で見たり、血統予想でも色んな線での見方があるだろうしもちろんグッと個に寄せた見方も。

✅近いところでの馬場状態から重めのG1レース

✅同条件宝塚記念多頭数馬場重め時

ここではこの2つを線として見ていこうかなと。

過去にはスプリンターズSの結果からスプリ

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天皇賞秋コラム

✅クッション値と含水率
✅今秋重賞傾向
✅パンサラッサの存在

この3本立てで天皇賞秋のコラムを書いていきます。血統的には3つで1本の線へと繋がっていくイメージで。

まずはクッション値と含水率から

(少し見辛いかもですが)秋東京開催の開催日毎のクッション値と含水率そして馬場状況&天候と先週ぼそっと呟いたツイートを添付。

今年は天候と馬場状態が安定していて含水率が少なくなるのと比例してクッショ

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NHKマイルCコラム~リオンディーズ~

血統でも重視するものと重視しないもの……例えば○○産駒のこのコースが成績良くてこのコースが成績悪いという細かい数字は実はあまり知らない。調べてみて知ることも多々。

そこでここで取り上げるのがリオンディーズ産駒。
リオンディーズ産駒のイメージって”ちょっと重い”というのが一般的なのか?私もこれを知るまではそっち寄りでした。

リオンディーズ産駒がここまで最も勝ち星を挙げてるのが実は中山ダート120

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