秋華賞コラム


先日の京都大賞典。秋開催は2020年以来となる今春からリニューアルした京都。まずは過去レース血統傾向がまだ活かせるのか?その観点から探ったのだが、そんな京都大賞典の肝となる血は「リファール」。欧州的な持続力要素からの勝負になりやすいというかね。父がもろリファールの血を継ぐホワイトマズルや内包するハービンジャーが複数活躍し、2020年勝ち馬グローリーヴェイズはリファールのクロスを持っていた。


結局、道悪が残る重めの馬場になったが、
1着 プラダリア(リファールクロス)
3着 ディープボンド(母父キングヘイローがリファール系、クロス)
出走馬の中でも特にリファールの血が強調されてたと思われる馬が馬券に。プラダリアに関してはディープ産駒.母方にフォーティナイナーの血はグローリーヴェイズと全く一緒でもあった。


ここから何が言いたいかというと、3年ぶりだが過去レース血統傾向に少し重きを置いてみるのもいいかなと思えるのが秋華賞。3歳限定・血統の流れから京都大賞典よりは鵜呑みにしづらいものはあるにはあるが…


では、秋華賞で肝となりそうな血とは!?


■20年2着 マジックキャッスル
母母父がサドラーズウェルズ全弟フェアリーキング

■19年1着 クロノジェネシス
父バゴ

■19年3着 シゲルピンクダイヤ
母父High Chaparral(サドラーズウェルズ系)
母方ミルリーフクロス

■18年2着 ミッキーチャーム
母父Dansili

■18年3着 カンタービレ
母父Galileo(サドラーズウェルズ系)

■17年1着 ディアドラ
■17年3着 モズカッチャン
父ハービンジャー

■17年2着 リスグラシュー
母父American Post(サドラーズウェルズ内包)
母方ミルリーフクロス


17年~20年は良.稍重.重と馬場がバラバラ、1分58秒台.59秒台.2分台と勝ち時計もバラバラ、それでも血的に共通してるかなというのが「欧州血統」特にそれが前面に出てたり強調されてる馬の好走が目立っている母方にサドラーズウェルズや底力のミルリーフクロスそんな馬の”差し”が決まってるというのも面白い。質.コース的に緩急という流れになり難い中で、そこでの持続力を支えるという観点から欧州血統=体力.スタミナというのが大いに活きるということにもなってくるか。米国血統のパワーが効きやすい阪神2000m重賞とは違った側面も。


さて、登録馬で該当する馬は?


◆エミュー(父ハービンジャー)
◆キミノナハマリア(父ハービンジャー)
◆コナコースト(母母母母父サドラーズウェルズ)
◆コンクシェル(母父Galileo~サドラー系)
◆シンリョクカ(母方ミルリーフクロス)
◆ソレイユヴィータ(母父カーネギー~サドラー系)
◆ドゥーラ(母父キングヘイロー)
◆ヒップホップソウル(母父ファルブラヴ)
◆フェステスバント(母方ミルリーフクロス)


ピックアップするならこれらの馬。”差す”というのは分からないがまずは広く抜き出しておく。それ以外の馬も含めて3歳なんである程度柔軟に…といきたいところだが強烈な馬が居てるのでいつも通り決め付けでよかろう。


その強烈な馬=リバティアイランド。そこまで欧州血統がどーんと強調された血統馬ではない。ドゥラメンテ産駒牝馬のコーナー4回2000mG1と言えばスターズオンアースの届かなかった秋華賞3着.大阪杯2着。重賞だと小倉記念2番人気3着だったゴールドエクリプス、紫苑S2着だったサウンドビバーチェは後に阪神マイル重賞勝ち、アイコンテーラーは中京で2回好走も直線は長いところ。つまりイメージ的にドゥラメンテ産駒特に牝馬はコーナーを何回もキュッキュッと回ってくるのはあんまりでは?という可能性。まあこのあたりの馬と横並び同産駒で見てしまうのは”ちゃんちゃらおかしい”のだがwww危くなったとしてもアーモンドアイみたいな感じで間に合いそうというのが98%。残り2%が血統と=ならブエナビスタ.ウオッカ同様に間に合わず2.3着パターンかな。