Webライターと「孤独」
「孤独です」
えっ、と先輩は一瞬びっくりしたようだった。次の言葉を待っているのがわかる。
ライター生活の現状を報告しようとして、予定外の言葉がポロッと出てしまった。
続けなければ、次を。
「孤独なんです。その……孤独で」
ダメだ。
孤独しか出てこない。
しかしこれが、今のわたし。
「なんだ、それなら連絡してくれたらよかったのに。いつでもLINEしてよ」
先輩の優しさに感謝しつつ、コミュ障のわたしには難しいと感じていた。
わたしが会社にいたころから、先輩はよく気遣ってくれた。