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「大工聖ヨセフ」ジョルジュ・ド・ラ・トゥール【ルーヴル美術館の名品150選】79

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作「大工聖ヨセフ」、1642年頃、RF1948-27、1.37×1.02m、フランス絵画部門、シュリー翼

聖書に書かれぬキリストの少年時代。
養い親ヨセフはキリストが
自分の子でないことを知っている。
神の子の顔が最も明るく輝く。
十字架の形の道具。
十字架の形に置かれた木材。
少年の死の運命が暗示されます。

◆キリストの母マリアの夫◆

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