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台湾しゃぶしゃぶの日に。

やっとなのかな。 早いのか遅いのかは分からないけど、 いつもなんでだろって思ってたことがやっとわかった。 世界の闇が深いことも、 人間の奥底が黒いかもしれないことも、 見ないように避けてる。 無意識でもあり、意識的でもある。 めっちゃ弱い私やから、まだ全然直視できない。 気ままに気楽に生きていくしかできなくて、 幸せの閾値が低いことは才能だとかほざいてた。 でもその理由はきっとひとつしかなくて、 大切で大好きな人がいなくなったから。 どんな人だって受け入れるし、

    • 息る宿る根づく

      いのち。 それはひとつ。 ひとりにひとつ。 いのち。 それはすべて。 互いに響き合うもの。 個であるけれども、ひとつらなりに連なっている。 いのちと共に、いのちを頂いて生きる豪の中にいる私たち。 私たちはいのちそのもので、大きないのちのもとに育まれている。 でも現代を生きる私たちは、その大切ないのちを忘れかけている。 おろそかにしている。 他でもない自分自身の生身がいのちであるということも、 わたし自身がいのちの主人公であるということも。 わたしが生

      • 人生は面白くて複雑な山脈

        ーーーーーーーー この気持ちはなんだろう。 この気持ちはなんだろう。 目に見えないエネルギーの流れが 大地から足の裏を伝わって。 この気持ちはなんだろう。 ーーーーーーーーーー これは私が小学生時代に児童合唱団で歌った曲で、とても印象に残っているもの。 この歌詞を今までに何度、 頭の中で反芻したんだろう。 その度に、 (この気持ちはなんだろう) と自分の心に問いかけているんだ。 自分の心の中に生まれでてくる 新しい気持ちに出会う度に、 自分で自分に問いかけてい

        • 焼魚の苦い所

          甘い。 恋は甘い。 叶わない恋ほど甘い。 理想をぐんぐんと作り上げて、 素敵な人だと信じるから。 思い込むから。 それが本当だと思えてくるから。 好きな人とはずっと一緒にいたいし、 離れたくないし、 失恋してもう会えない、 なんてことにはなりたくない。 だから一歩踏み出さずに、 ぬくぬくと、ぬるぬると、 曖昧な関係を続けて、 なにかをはっきりさせてしまうのを恐れて、 沼にハマったように狂って、 悲劇のヒロインかのように ずっと忘れられずに好きでいる。 こんなにずっと

        台湾しゃぶしゃぶの日に。

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        • diary
          2本
        • medical
          6本
        • essay
          10本

        記事

          お気に入りのパンティーがヒョウ柄の女。

          あけましておめでとうございます〜! 明けましたね、2020年。令和2年です。 なんか2020ってかっこいい。 なんかすごく節目って感じがする。 新しい時代の幕開けだ〜!ってかんじ。 (ものすごく漠然w) そんな2020年の元旦は、早出担当で、 まだ日も昇らないうちから病院に向かい、  透析室の窓から薄明るくなった空を見上げた私です。 2020年、病院ではじまり、病院で終わる。 そんな一年になる気がします。 なんだかワクワクです。 いつもと変わらない日なのに、

          お気に入りのパンティーがヒョウ柄の女。

          医療職を目指した原点と、やりがいの話。

          病院という臨床現場で働きはじめて1年目の今。 思い描いていた世界と違うところだってあるし、 私にできることは何もないと実感したり、 年功序列なんだとか、 同期と一緒にされて私も同じように思われるのは嫌だとか、 たくさん葛藤したし、 こんなはずじゃなかったとも思ったし、 学生時代のキラキラな目の輝きがどんどん雲っていってる気もした。 私がやりたいことはたくさんある。 ほんとうにたくさんある。 いろんなことに挑戦するし、 手を出すし、 並行してやってるから、 本当は手一杯な

          医療職を目指した原点と、やりがいの話。

          初めて「手話」を活かせた話

          こんにちは〜! 今日はとっても嬉しいことがあったんです。 学生時代に学んだ「手話」を はじめて臨床現場で役立てることができたんです。 こうゆうタイミングって ほんと予期せぬ時にやってきますよね。 いつも通りに透析室で業務をしていると、 患者さんの家族らしき人が来られました。 近くまで行って声をかけるとすぐに、 難聴の方だということに気づきました。 そこで口を動かしながら 手話で「どうしましたか?」と尋ねてみると、 (あっ、手話が分かる人なんだ!) というような

          初めて「手話」を活かせた話

          医療スタッフとhospitalityの話。

          唐突ですが、 目の前に迷子になって大泣きしている子供がいたとしたら、 あなたはどうしますか? 杖をついたおじいさんが立っている満員電車で、 優先座席にどかりと座り、 席を変わる気配もない若者をみた時、 あなたはどうしますか? この問いに対しての、 道徳的な回答は誰もが答えられるでしょう。 ですが、実際にそれを行動に移せる人はどのくらいいるのでしょうか。 あなたが見知らぬ他人に対して、 何かの行動をなす時にはなんらかの心の動きが伴っています。 医療の世界におい

          医療スタッフとhospitalityの話。

          深い海の底で息をする

          自分を鼓舞して、 自分を奮い立たせて、 自分を突き動かすのは、 他でもない自分なのに。 頑張ってる途中で たまーにポキって折れちゃって、 自分がほんとうになんの役にも立たない どうしようもない奴に思えてしまって、 なんのために生きてるのとか、 思ってしまったりする夜もある。 1番近くにいる人に、 理解してもらえないと悲しい。 たとえ産みの親だって、 親が世界のすべてだった幼少期を超えて、 今のわたしの考えを、 全部理解してもらうのはたぶんきっと無理。 よく分からない

          深い海の底で息をする

          腎臓病が治る?!世界初のクスリの話。

          腎臓。 私たち人間の体にとって必要不可欠な臓器です。 腎臓は、 単に尿を生成しているだけではありません。 血圧を調節するホルモンや、 赤血球を産生するホルモンの分泌など、 身体を健康に保つためになくてはならない多くの働きを担っています。 そんな腎臓の働きが悪くなってしまう病気が 「腎臓病」です。 この「腎臓病」というのはこれまで、 治らない病気とされ、 症状が進行していくと人工透析の治療を死ぬまで続けなければ生きていくことができない病とされていました。 しかし今回、ノ

          腎臓病が治る?!世界初のクスリの話。

          君の隣。

          数時間。 私の人生の中のまる3日間さえもない。 そんな時間でなにがわかるの。 それでも私には分かっていた。 やさしいこころと、その笑顔と、 すこし強引だけど、 あたたかい温もりが。 幻想だと思った。 夢の中にいるんだと思った。 自分で自分のほっぺたをつねってみたのは この時が最初で最後だった。 ずっと忘れたくないのに、 忘れてしまうのは悲しくて、 忘れてしまえば楽なのに、 忘れるなんてできなくて。 同じ気持ちだったらいいのにな、って こんなにも思う。 それでも

          君の隣。

          最先端の漢方病院に潜入した話

          こんにちは〜! 前回の記事で、統合医療について書かせてもらったんですが、とにかく気になったらすぐに行動に移してしまう私は、韓国ソウルで統合医療を実践している慶煕(キョンヒ)大学附属韓方病院へ見学に行ってきました。 その時の見学内容を少しまとめてみます。 1. 慶煕大学附属韓方病院へのアクセス行き方を軽く紹介しておきます。 まずは地下鉄で「回基(フェギ)」を目指します。 改札を出て左に曲がると1番出口に出ることができます。 階段を下って地面に出ると、 バスが沢山止まって

          最先端の漢方病院に潜入した話

          統合医療ってなに?の話

          トウゴウイリョウ?? 聞いたことある人もない人もいるだろう。 聞いたことがあっても詳しく知らない人もいるだろう。 今日はそんな「統合医療」のお話。 早速、統合医療を簡潔に述べるとすれば、 「西洋医学と東洋医学の融合」と言える。 2012年度に厚生労働省は統合医療について、 「近代西洋医学を前提として、これに相補・代替療法や伝統医学等を組み合わせて、更にQOLを向上させる医療。医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの。」と位置付けている。 まあ難

          統合医療ってなに?の話

          スクランブル交差点の真ん中で

          都会のビル群を眺めるとき、 こんな風に思う。 (みんな頑張ってる。)って。 見えないけど、見える。 この景色の中に数え切れないほどの人がいて、 笑ったり、泣いたり、 一生懸命に生きてる。 幸せな気持ちで足取りが軽い人も、 重い足取りで帰路につく人も。 見える景色の全部がキラキラに見える人も、 涙で景色が滲んでいる人も。 手を繋いで歩く親子も、 繋いだ手を離した恋人も。 産まれてくる大声の命も、 静かに眠りにつく最期の命も。 眠らない街に駆け出す男も、

          スクランブル交差点の真ん中で

          雪溶けのキラキラにさよならを

          過去は2度と戻ってこないから。 だから愛おしく感じるんだ。 一度しかないもの。 だから特別に思ってしまう。 その瞬間を共有したあなたと、 そして私と。 ただその瞬間は 後にも先にも2人だけの時間。 暑苦しくて不器用で不完全で美しい。 想像を遥かに超えた これがしあわせの塊なんだとおもった。 燃えた。 燃え上がった。 瞬きをする間に燃え広がったその炎が わたしの瞳をオレンジ色に照らした。 無知で純朴な私は目が眩んだ。 そして無我夢中でしがみついた。 右も左も

          雪溶けのキラキラにさよならを

          わたしは今どこにいるの。

          古い幻想にしがみついて、 今いる場所を見つめないことは愚かだ。 でもやっぱり、 今いる場所を見つめることが一番難しい。 大きな変化ではなく、 小さな変化に気づくことが一番難しい。 自分が今いる環境だからこそ 客観的に見ることが難しい。 仮にそこがどんな場所でも、 自分にとっていい場所だと思うも、思わないも、 自分自身の考え方によって変わってくる。 過去にしがみつき、 幻想にとらわれすぎるのはよくない。 過去にしがみついて、 幻想にとらわれすぎると、 私

          わたしは今どこにいるの。