ナミビア3日目

エトーシャを離れるのは寂しいけど私たちの旅はまだまだ続く。

ロッジを離れる朝ごはん中のキリンに遭遇！！私たちをお見送りしてくれてるみたいでした。
モグモグむしゃむしゃ。

また会いにくるからねー！！とキリンに別れを告げて。エトーシャから車で3時間半かけて次の目的地ダマラランドへ。

今日はキャンプなので途中休憩しつつディナーの食材を買います。

トタン屋根だったり、枝を何本も重ねて作った屋根だったり、柱だけの家で風が吹けば砂が舞ってお店の中の商品は砂まみれ、フルーツが山盛り、見たことない干し肉にハエブンブンしてビールはぬるくて全く言葉が通じないけどがんばって買い物にチャレンジ！がんばった甲斐あってフルーツおまけしてもらっちゃったわーい！！

という感じではなーい！
ここどこ？？ヨーロッパですか？アメリカですか？品揃えやばいです。なんでも売ってます。

もちろんこういう所ばかりではないのですがどこ行ってもトイレは有料なところもあるけど綺麗だしトイレットペーパーは必ずあるし、英語は通じる。顔を合わされば『元気？？』と笑顔だ。たまに見かける物売りは『いらないよー、ごめん』っていえば、しょぼーんとするものの、しつこくない。なんか想像以上にいい国だ。

車を走らせて数時間到着したのは
Petrified Forest『石化した森』というところ。

入り口からガイドさんが一緒にぐるっと周ってくれるちょっとしたツアー。
ガイドさんの魔女みたいな不思議な説明（謎なほどすっごいゆーっくり話す。）
この場所にあるものすべて国家遺産ということで、石一つ、枝一本でも持って帰っては駄目らしい。ゆっくり喋るし、ゆっくり進むけど本当にたまらなく暑い。ジリジリ焼けるように暑くてオーブンに入ってる気分。 それもそのはずこの地域はナミビアでも特に一年中暑く、そして夜は寒いという寒暖差の激しい地域だったんです。

暑い暑いと言いながら進んでいくととっても不思議な植物が。

名前はヴェルヴェッチア
世界中でもナミブ砂漠西部とアンゴラの一部にしか生息してないとっても珍しい植物。
雌株、雄株と単体で生存し長寿なものだと2000年も生き続けるとーっても長生き。
しかし種子をつけてから発芽するまで25年以上かかるそうで、長生きだけど成長も遅い。それも含めてやっぱり珍しい植物！！

和名は『奇想天外』
そしてこの奇想天外ナミビアの国花なんです。
過酷な砂漠の中でも生きていける秘密は根っこ。10メートル以上の根っこを生やして地中の水分を吸収して生き続けています。
世界三大珍植物の一つでもあるそうです。
あとの二つは知りません笑

さて保護区内を進みます。
暑いです。ジリジリします。
進んだところに

これが噂の『木の化石』！！
これ松の木なんですって、でもナミビアでは松の木はないのだそう。その昔2億8千年前くらい、まだアフリカ大陸が今の形になる前大洪水が起きて中央アフリカから木々が流れてきたと言い伝えられています。
もっとも大きいもので30メートル幹の周囲は6メートルというものも見ることができます。

2億年間地中に埋もれていて地殻移動などで地表に現れたのが8千年前と考えられています。

無造作に転がっていても貴重な国家遺産なんです。思い出は見るだけ、写真に撮るだけにしましょー！！

約30分のツアーを終えて今夜のキャンプサイトへ！！

Mowani mountain campのキャンプサイトでキャンプしました。
ロッジは結構お高め。
日が出ている間はかーなり暑いのでキャンプサイトではなくロッジの人たちが使うラウンジでくつろがせて頂きました。

ここでビール飲んで夕方までゆっくりくつろぎました。
ロッジから20分くらい歩いてテントサイトへ戻りディナーです！

ここトイレとシャワーです。
扉がなくて解放的でした笑

シンクもついててお料理がしやすい！

私たちがシャワーを浴びてドローンで遊んで本を読んでくつろいでいるうちにDAVIDがディナーの準備をしてくれました。

太陽が沈んでからの夕食だったので写真は暗め、そして全部撮れなかったけどメニューは

インゲンとトマトのソテー
ミニじゃがいものロースト
オリックスフィレの蒸し焼き

オリックスー♡

これです。かっこよすぎますよね。
あぁ。オリックスー♡
実はエトーシャ国立公園の最初のディナーでオリックスが出たのですが、ゴムみたいに硬くてお肉なのはわかるんですが、味が良く分からなかった。 それからここに来るまでの車の中で『オリックス食べたーい！』『オリックスどこに売ってるのー？？』スーパーに行ってはお肉売り場へ行って『オリックスいないねー』『DAVID、オリックスどこ？？』なんていいながらオリックスをねだっておりました。
そしたらDAVID先生がーーーーーーー！！
オリックスのフィレをディナーで出してくれまではありませんか！！

思わずハグをしてしまった私。本当に嬉しかったから。

これが本当に美味しくてこの旅で食べたゲームミートの中で一番だった気がします。写真がないのが残念。

美味しく食べたあとは天体観測。
昼間に太陽を沢山あびた大きな岩はまだ熱をもっていて横たわっていると、じんわり背中が暖かくなるのを感じました。
満点の星空を見上げて明日からの風景を想像しました。

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