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バリューの浸透を目的とした活動が、スタッフ同士の交流や切磋琢磨を促す「ミツモアバリュー浸透委員会」の活動とは?

増え続けるスタッフ、そしてリモートワーク。組織の一体感を生みづらい社会情勢の中、拡大を続ける企業ができることは? その答えになりそうな、ミツモアの取り組みの一つである“バリュー浸透委員会の活動”を紹介します。バリューを活用した取り組みが、社員同士のコミュニケーションを深め、互いに高め合う良い循環を生み出しています。

里中まき Maki Satonaka CX部 IBチーム(写真左)
2021年2月ミツモア入社。バリュー浸透委員会第3期メンバー。

山口翔太郎 Shotaro Yamaguchi CEO室 新規事業チーム(写真右)
慶應義塾大学卒業後、日揮株式会社、ボストンコンサルティンググループを経て、2021年9月ミツモア入社。バリュー浸透委員会第2期メンバー。

毎週バリュー体現エピソードを各部署から集める

ーミツモアには4つバリューがあり、それを浸透させるための委員会があるとCEO石川さんのインタビューで伺いました。その「バリュー浸透委員会」では、2021年9月から毎週「バリュー体現エピソード」を発表しているそうですね。

山口:第2期のメンバーが決まって、第2期として何をしていくか話している過程で、そういうアイデアが出てきました。二つ理由が大きくあって、バリューを浸透させるためには意識付けが大事で、バリューに触れる頻度を高める必要があります。良いバリューを作ってもデータベースの奥にしまって誰もアクセスしないと意味がなくなるので、とにかく触れる機会を多く持たせたかった。そこで、週一回アワードをすれば、触れる機会が多くなるというのが一つです。もう一つが、アワードをするということは、マネージャーがノミネートする人を選ばないといけない。そうすると、マネージャーは自分たちの部下がちゃんとバリューに従った行動をしているか、という目で見るようになる。それで、コミュニケーションもそうなっていくと思うんですよ。今やっていることはバリューに即しているのか、マネージャーとメンバーのコミュニケーションの間に、バリューを意識したものが生まれてくるのではないかと。その二つがあってやり始めました。

ーちなみに第2期というのは、任期はどれぐらいなのですか?

山口:僕は入社が去年の9月ですが、バリュー浸透委員会にすぐ入りまして、9〜11月の3ヶ月間の担当でしたね。委員会のメンバーは5人でした。里中さんは12月からでしたよね?

里中:そうですね。私は第3期バリュー委員会ですが、任期が12月からなので、2月いっぱいで任期が終わるという感じですね。第2期同様、メンバーは5人です。

山口:バリュー浸透委員会は基本立候補制です。第1期は12人いて、任期は2021年6月〜8月ですね。

ー毎週一人(複数人の場合もある)がノミネートされるわけですが、発表はどのようにするのですか?

山口:それはですね、15分間の月曜朝会というのを毎週やっていて、そこには月曜出社してる人が必ず参加して、会社の経営状況等を話しているのですが、その最後の時間で発表してます。まずは最初に、4つのバリューのうち今週はこのバリューの話をします、このバリューとはこういう意味でした、というようにバリューの振り返りをして、その後にバリュー体現のエピソードを話す、という感じですね。

ー体現エピソードについては、誰が何をしたか一枚でわかるようにまとめられていますが、それを週一で作成しているということですよね? 本業も忙しい中継続するのは大変なのではないですか?

山口:負荷がかかる取り組みになると絶対継続しないので、負荷はまず少なくしましょうと最初に決めました。要は各部署で回していくので、実際にマネージャーが発表しなければいけないのは、数ヶ月に1回ぐらいです。全部のマネージャーが毎週やらなければいけないわけじゃない。数ヶ月に1回だけやればよくて、かつその資料作成も、できる限り時間をかけずに作ってほしいとマネージャーたちに伝えています。今はだいぶ形が落ち着いてきて、左側にイメージできる写真が数枚パンパンと貼ってあって、右側に文章が書いてある。マックス30分ぐらいの作業だと思うので、負荷はそんなに大きくないという認識ですね。それから、最初にスケジュール立てて、今週はここの部署が発表するとアナウンスしているので、途切れようがない仕組みになってますね。

ーなるほど、継続できる仕組みも最初に作ったのですね。

山口:バリュー浸透委員会の人にも負荷がなく、会社の人全員にも負荷がかからない活動だけをやりましょうと決めてから第2期はスタートしました。バリュー浸透委員会のメンバーも、毎週30分打ち合わせしますが、極力その30分で作業や物事が終わるようにしています。

里中:私はほぼ在宅でお仕事をしているので、大体入社して1年ぐらいではあるのですが、社内の人にそんなに詳しくない。特にインターンの方とかだと、知らない方が多いというのが現状ですけど、このアワードを通して、こんな風に頑張ってくれている仲間がいるんだというのを知ることができています。

ー在宅ワークが増えた中で、社内の人を知る機会にもなっているのですね。

半年に1度のイベント化「バリューアワード」


ー最近、半期(2021年9月〜2022年2月)のノミネートの中からバリューアワードが発表になったそうですね。第1回の受賞は「積極コミュニケーション」と「ナイスエンジン」を体現してくれたインターン生の木元さんと、カテコンNPS向上委員会ですね。木元さんには、受賞の感想などいただきました。

木元泰成 Taisei Kimoto 事業開発部 カテゴリチーム

Q1.そもそもみなさん積極コミュしてそう。どれぐらいすごかったのですか?

A.所属部署ではどなたも話しやすい人が多く、皆さん積極コミュしてたと思います(笑) 自分がすごいとはまったく思っていませんが、なるべく多くの人と話そうとは意識していました。ランチの時に話したり、業務後に遊びに行ったり、隣の席になったら必ず話しかけたりなど。ただ、自分が入社当初不安でいっぱいの中、話しかけてくれたインターン生がいて、大分安心したので、自分もそういう存在になれたらいいなとは思っていました。いわゆるコミュ力モンスターとかでは全然なかったと思いますが、気軽に話しかけてもらえる人ではあったと思います!

Q2.ノミネートされ、さらにバリューアワード受賞も果たした感想と今後の抱負などを!

A.まずは、バリューアワードをいただいて非常にうれしいです!発足した当初は、こうした賞をいただけるとは考えてもいなかったので、驚いています。このグループを設立した経緯が、業務を行う上での改善したい部分を数人で書き出して、実際にやってみようと軽い気持ちで始めただけでしたので(笑) 普段の活動では、メンバーが自主的に改善点や良い施策などを共有して動くことが多く、そのおかげで部署内の情報共有がすごく活発になり、以前より働きやすくなったと思います。例えば、架電時の状況別のマニュアルや研修体制の刷新により、不安なく業務に集中できる環境を作ることができました。また、協力するときにはメンバーで意見を出し合いながら進めていけたので、決して一人ではできなかったことも多くあったと思います。今後も、ここで活かした経験を基に色々な人に貢献できるように頑張ります!

山口:木元さん一人の業務改善点を集めるだけの活動から、カテコンNPS向上委員会という組織ができて、インターンの不安を解消する場になっていきました。研修でわからないことをまとめて、それを見てインターンが仕事ができるようになる。マニュアル作成、議事録共有の仕組みを作るなど、改めて見るとすごいですね。「情報のキャッチアップができない」という課題感を、解決まで落とし込んでいる。

里中:そうですね、仕組みをしっかり作り込んで下さった。さらに木元さんは長期に渡って、やり続けてくれていた。取り組みの姿勢とかも評価されていると思います。

ー半年に一度社内で盛り上がれるというのは、なかなか良い試みですね。木元さん、カテコンNPS向上委員会の皆さん、改めておめでとうございます。

ノミネートされた体現エピソードが他部署でも活用される

ー木元さん以外のノミネートも素晴らしいものばかりでしたね。バリューごとにピックアップして取り上げてみたいと思います。「依頼者ドリブン」でノミネートされた石井さん。ノミネートされた感想もご本人からいただいています。

石井優香 Yuka Ishii マーケティング部 CRMチーム

Weekly Value Awardにて「依頼者ドリブン」にノミネートいただき大変光栄に思っております。ミツモアのインスタアカウントは2021年9月にスタートし、2022年3月現在ではまもなく1000人届くくらいのフォロワーの方に見て頂いています。当初は、本当に真っ新な状態から、見てもらうターゲット・投稿の内容などを考えたので、良い結果が出るか不安を感じていました。しかし、同じチームの社員の方やインターン生からアドバイスを頂きながら改善していくことで、今では多くの方にアカウントを楽しんでもらえ、更には今回のWeekly Value Awardで「依頼者ドリブン」にノミネートしていただき、非常にやりがいを感じております。今後も依頼者の皆様に楽しんでもらえるようなコンテンツ作りを続け、ミツモアの発展に繋げられるよう努力していきたいです。

ーこんなに教えてもらったらプロが困るのでは?というぐらい、有益な時短掃除や放置掃除法をインスタで紹介してくれていますよね。

里中:SNSを使った集客までなかなか手が回っていなかった中で、よりミツモアを使っていただきやすいように入り口を広げて下さった、というのはすごいなと思いましたね。

山口:企画からネタ出し、撮影、全て一人でやっているそうです。有益な情報を惜しみなく出していくことで、依頼者はミツモアのファンになってくれて、「本当にできないことはプロに頼もう」となってくれる。そういう本質的な活動をしてくれていますね。

ー次は「ナイスエンジン」でノミネートされた小川さんと中林さん。

小川智廣 Tomohiro Ogawa CEO室 リードジェネレーション領域

Weekly Value Awardの受賞者として選出されて、シンプルに嬉しいです。新規メンバーが加入した際に、彼らがなるべく早くチームに馴染み、業務で活躍できるよう、積極的にコミュニケーションを図ったことが、受賞に繋がったものと思います。単に賞が取れたからというだけではなく、現在、チーム内で業務がスムーズに進行していることを鑑みると、主体的に行動してよかったと改めて感じます。
そもそもミツモアのバリューは「事業を成長させるために」「ミツモアをミツモアたらしめるために」存在するものと考えています。ミツモアのますますの発展に貢献すべく、随所でバリューを体現していく所存です。
最後に、私がWeekly Value Awardを受賞できたのは、新規メンバーのために業務内容を説明するためのスライド作成を一手に引き受けてくれた、同時受賞者の中林くんのおかげです。改めてこの場をお借りして感謝申し上げます。

中林洸太 Kota Nakabayashi  CEO室 リードジェネレーション領域

Weekly Value Awardにて「ナイスエンジン」に選出いただきありがとうございます!大変うれしく思います。今回のオンボーディング施策はそもそも、新たにジョインいただく方に早い時期から高いバリューを発揮いただけるよう受け入れ体制を整えたい、加入したばかりの方が五里霧中で業務に対するモチベが下がってしまう「負」を解消したい、そんな思いから取り組ませていただきました。結果、施策以前に比べ、新メンバーが早期に業務に馴染めるチーム体制を構築することができたと思います。また本施策以外にも、ナレッジシェアのためのマニュアル作成やコーヒーブレイクでの交流など、メンバーがより高い意欲と働きやすさを感じながら業務に取り組めるよう様々に思案・実行させていただいています。これらを気軽に企画・実行させてくださるCEO室社員の皆さんに感謝するとともに、今後も「ナイスエンジン」を体現すべく励んでまいります。

里中:業務をする上で、目先の目標に一生懸命になりがちだと思うのですが、こういうマップがあって、どういう手順を辿って、どうなることがゴールなのか最初から明確に示してもらえる。こういうのがあると楽しく仕事もできるし、なんのために目の前のこの業務を理解しなければならないのかとか、わかりやすいので、すごくいいなと思った記憶があります。

山口:この発表を見せられて、僕のチームも拡大する時期だったので、「あ、こういうことが必要なんだ」とわかって、真似しました。バリューを週1回発表するという効果は、こういう波及効果もありますね。

ー良いものが社内でどんどん真似されて活用されていく、本当に良い循環ですね。最後に「テクノロジーでシンプルに」でノミネートされた王さん。

王 詩帆 Shiho OU CEO室 リードジェネレーション領域

Q1.GAS(Google Apps Script)を活用して、アンケートに回答があった瞬間スラックに通知が飛ぶようにと思いついた、そして自分でできてしまうすごさについてコメントください!

A.まず、すごい、というお褒めの言葉をありがとうございます!前提として、私の部署ではお客様からの貴重なご意見を集めるためにGoogle Formを設置していましたが、フォームの結果をまとめたスプレッドシートを見に行くという方法では、手間もかかる、見忘れる、即時対応がしにくいといった問題が起こりました。そこで、フォーム回答があった際に自動で回答も併せてSlackに通知が飛ぶようにしたら全部解決!だと思いGASを活用しました。
「すごい」のかは分かりませんが、プログラミングなど知識が何もないことでも、色々調べながらやってみれば、意外と自力でできるということに気が付きました。

Q2.Weekly Value Awardに選ばれた感想と今後の抱負などを!

A.選出、とても嬉しいです!今回のGAS活用は「テクノロジーでシンプルに」というバリューの体現になると思いますが、結果的にユーザー(依頼者)対応の質もあがるため「依頼者ドリブン」という別のバリューにも繋がります。このように複数のバリューを同時に実現できる施策をさらに意識して打つべく、俯瞰的な視点で業務に尽力していきたいです。

山口:今までのテクシンは、どちらかというと開発メンバーやエンジニアが作ってくれる、というところが多かったのですが、これはエンジニアじゃないビジネス側のインターン生である王さんが、自主的に勉強して手を動かし、業務をすごくシンプルにしてくれた。それにテクノロジーを使った。インパクトがありましたね。

部署の垣根を超えたコミュニケーションを生む

ー里中さんもノミネートされたことあるそうですが、その時どんな気持ちでしたか?

里中:一言で言えば嬉しい!ですが、委員会の一員としては驚きましたね。バリュー浸透委員会としては、バリューを浸透させるために社員に声をかけたり、みんなを目立たせるための活動をしている立場でした。そこでまさか自分がノミネートされる、という驚きもあり、でもやはり普段の自分の業務を見ていただいて、評価していただいたことは嬉しかったです。

ーやはり自分の仕事を認めてもらうというのは嬉しいですし、これからもがんばろうと思いますよね。そういう方が毎週増えていくというのは会社全体のモチベーションも上がりそうです。ところで、バリュー浸透委員会として日頃気をつけていることはありますか?

里中:まずは自分の周りからということで、チームの中でもプチ・バリュー浸透委員会ということをしています。チーム全体がこの感覚に乗ってくれば、社内のバリュー浸透委員会の活動にも抵抗なく参加しやすくなると思うので、まずは自分の部署からどんどん積極的になってもらえるように声をかけたりしてますね。

山口:僕は前職でどちらかというとテクノロジーの会社ではないところからきているので、「テクシン」を気にしていましたね。手動でやってしまいそうなところも、実はこれ自動化できるんじゃないか?というのを一度考えてみる。そうすると、周りの人がそれを聞いて、コードを作ってくれたりします。テクシンという自分の中になかったバリューを、ここで使いこなせるようにしようと日々意識していますね。

ーミツモアのSlackを見ると「ナイスエンジン」や「テクシン」などバリューのスタンプがありますね。

山口:実は、Slackのスタンプだけではなくて、Slack内でそのスタンプが押された内容は、専用チャンネルに自動的に拾い上げるようになっています。それを見ると、最近の「ナイスエンジン」なエピソード等をまとめて見ることができます。

里中:バリュー浸透委員会第1期の方がスタンプとチャンネルは作って下さっていましたが、あまり広がりきってはいませんでした。せっかく作った機能を皆さんにもっと見ていただけるように、全員参加してもらうチャンネルにして、入社フローに組み込んでいます。バリューと言われると、人によってはハードルが高く感じてしまいます。「私はそんなすごいことしていない」とか。それが、他の方のこういう活動を見ることによって、こういう感じでもいいんだ、とか、こんなこと私もできそう、と参考になります。そんな風にもっと使って貰いたくて、入社フローに組み込んでみんなが日常的に見るチャンネルにしています。

ー他部署の小さなバリュー体現を、気軽に知ることができる。それはバリューが身近になるし、他部署の人も知ることができて、とてもいいですね。

里中:そうですね、顔を知ってる人が増えるので、仕事をする上でも、あの部のあの人に聞いてみようとか、円滑化にも繋がっていますね。

山口:バリュー浸透委員会では、とにかく負担にならないようにバリューが浸透していく、というのを目指していますね。

ーあまり無理することなく、ミツモア社内の交流が促進されているのは驚きです。ありがとうございました!
(取材・執筆 吉田千枝子 字と図)

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