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〜思い立って、マレーシアひとり旅③クアラルンプール〜

マレーシア3日目。
はやいものでマレーシア旅、最終日。
バドゥ洞窟→ブルーモスク→ピンクモスク→空港の順で観光地を巡る。


身軽になって腹ごしらえ

昨夜の急な体調不良で一瞬、本気でお家に帰りたい(泣)と思ったが、朝起きるといつも通り。「無理は禁物」ということを学んだので、無理せず、やりたいことをやりつくすぞ~!

朝7時すぎに起床し、8時前にスーツケースを持ってホテルを出発。15分程歩いてブキッ・ビンタン駅へ。まずはKL Centralへ行き、そこからバトゥー洞窟(Batu Cave)へと向かう。

KTMでバドゥ洞窟へ

バドゥ洞窟へ向かう前に、スーツケースはKL Central内にあるコインロッカーへ。コインロッカーの料金は日本円で3000円ほど。物価が安いマレーシアだが、コインロッカー代が高額で驚いた。

小腹が空いたので電車に乗る前に腹ごしらえ。近くのコンビニ?でツナマヨおにぎりを購入。I LOVE 米🍙どんな時も米が食べたくなる。日本のコンビニおにぎりと変わらず、美味しかった。

朝ごはんはツナマヨおにぎり

女性専用車両を見つけたので、そこへ乗り込む。

電車内は静か

Batu Caveは終点。うとうと寝たり、窓から見える景色を見渡したりして、あっという間に到着。

ヒンドゥー教の聖地 バドゥ洞窟

時刻は9時30分。駅から5分程度歩くと、ヒンドゥー教の神様「ムルガン」が神々しくお出迎え。

 

近くにいた女性2人組に声をかけて、ムルガンの目の前で写真撮影をしてもらった。その後、ノリで一緒に写真撮影。インドネシアから来たという。笑顔が素敵な方たちであった。Terimakashi!

272段ある階段を登ってゆく!階段の幅が狭いので踏み外さないよう、慎重に。暑いし少し登っただけで、息があがる。小さな子どもから、ご高齢の方まで、みんなゼーハー、ゼーハー言いながら登る姿が見受けられた。
登りきった末には、いったいどんな景色が待ち受けているのだろう。

階段を登っていくと、至る所にサルがいる。カメラを向けても逃げる様子はない。サルに食べ物を取られている人がいたので、物を取られないように注意が必要だ。

ゆっくり登りながら、272段の階段を登りきった。その先は洞窟になっていて、奥へと進んでみる。

手前側のヒンドゥー教の寺院へ入り、見学。僧侶のような人が、お祈りしているヒンドゥー教徒の方のおでこに赤い印(ティカ)をつけていた。

さらに奥へ進むと階段があり、登った先には先ほどと似たような、お祈りする場所があった。

空からは光が差し込んでいる

洞窟を形成する石灰岩は4億歳と言われているそう。改めて、自然ってのはすごいなあ。

ヒンドゥー語のフォントがかわいい

洞窟内の見学を終え、272段の階段をゆっくり降りていく。

階段を降りて、ムルガンのまわりにもいくつかヒンドゥー教の寺院があり、フラっと中を見学。ヒンドゥー教の神様も、寺院内の装飾もどこもかしこもカラフル。どうやったらこんな素敵な色合いを生み出せるのだろう。

バンコクでみた仏像を思い出した。

暑くてのどが渇いたので、近くのレストランでココナッツジュースを飲みながら休憩。ヒンドゥー教の寺院を堪能したので、そろそろ次の目的地へ。

Grabを手配して乗り込む。たくさん歩いたので、束の間の休息。窓からは昨日観たクアランプールの街並みが。またいつの日かこの景色が見れたらいいなあ。

クアランプールの街並み

日本語では「ブルーモスク」として有名な「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク」のあるシャーアラム(Shah Alam)へ向かった。バドゥ洞窟からは1時間程度で到着。

青と白の美しいコントラスト
ずっと見ていられる。

他のモスク同様、見学時間は決められており、礼拝時間は入ることはできない。受付へ行くと、ブルーモスク内は自由に見学はできず、無料のツアーで見学をする必要があるとのこと。

ブルーモスク付近で昼食・ショッピング

次の見学は15時から。それまで、お昼ご飯を食べに徒歩20分程のレストラン「Rafi Signature」へ。

道中に湖?のような場所
徒歩20分程のところにあるRafi Signature
ミーゴレン 辛さ★★✩

インドネシア、マレーシア、シンガポールで食べられる、ピリ辛焼きそばのような料理、ミーゴレンを注文。辛くておいしかった。周りのお客さんは手でご飯を食べている方が多く、インド系のレストランなのかな?

お腹が満たされ、まだ時間が1時間以上あるので、受付の人に教えてもらった、レストランの目の前にあるPlaza Shah Alamで買い物でもしよう。

店内をぶらぶら歩いていると、かわいいコーヒー屋さんを発見!

近くのデパートで
アイスコーヒーをテイクアウト

Kopi Kenanganというインドネシアのコーヒーチェーン店らしい。日本では味わえない、あまくておいしいコーヒー。思い返せば、この3日間で甘い飲み物をたくさん飲んでいる。罪悪感を感じながらも、たくさん歩いて、汗かいて、カロリーゼロ。no problem!

他にも自分へのお土産を買ったりショッピングを満喫。見学時間が近づいてきたので、再びモスクへ戻る。

ブルーモスクの無料ガイドツアー参加

絶好のフォトスポット。息を呑む美しさ。

世界で4番目の規模を誇る大きなモスクで、マレーシア国内では最大級。収容人数は最大で24,000人だそう。

受付でツアーの手続き。参加者は10人くらいで、そのうち8名は日本人、2名は中国人。
後に、参加者のうちの日本人家族3名と空港で再開することとなる。

日本に留学経験のあるスタッフが日本語・英語、時々中国語を交えてツアーを行ってくれた。イスラム教について、モスクの作りについて、勉強になるツアーでとても有意義な時間だった。

ガイドさんがフォトジェニックな
撮り方をレクチャーしてくれる。
どこを見渡しても美しすぎる。
モスクで行われていた結婚式を見学

ツアーに参加していた、1人の日本人女性と会話をした。彼女はインドネシアに留学中の大学生。そこからインターンでマレーシアに来たのだという。インドネシアに比べるとマレーシアは都会らしい。異国の地へ留学をして、さらにまた異国の地へインターンするなんて、「すごい」の一言に尽きる。

頑張っている、夢がある、そういう人達とお話をすると、こちらまでエネルギーをもらえる。一期一会の出会いに感謝。

ツアーは1時間ちょいで終了。息をのむほどの美しいブルーモスク。実際に自分の目で見る事が出来て本当に良かった。


フォトジェニックなピンクモスク

時刻は16時前。Grabで次の目的地ピンクモスクで知られる「Putra Mosque」へ向かう。

Grabのドライバーがとてもフレンドリーな男性で、目的地までいろいろな会話をして、帰り際にはインスタを交換。またまた一期一会の出会いに感謝。

移動中、どしゃ降りの雨が降はじめたが、帰る頃には止んでいた。

エントランス
雨の中のピンクモスク
見上げると美しいアラベスク柄の天井
薄暗い空模様がピンクモスクを映えさせている

「ピンクモスク」という名の通り、ピンク色が映えていてかわいらしい。まさにフォトジェニックな場所である。ブルーモスクと比べて、面積は小さく、サクッと見学ができる。モスク内の美しい天井を見上げて、しばらく神聖な空気に浸っていた。

かれこれ1時間ほど見学。時間に余裕を持って空港へ行くには、そろそろ出発せねば。スーツケースを預けているKL SentralへGrabで向かう。

無事に帰りたい

しかし、この後Grabがなかなか捕まらず30分程待ちぼうけをくらったり、KL Sentralでスーツケースを受け取った後、クアランプール国際空港までの行き方に苦戦、そして降り出した嵐のような大雨が不安を煽り、再び泣き出しそうになるも(笑)、無事フライトの3時間前には空港へ到着。

日本人家族と偶然再開

手荷物を整理したり、空港内のセブンイレブンでお土産を買ったりして、搭乗手続きを済ませる。そして深夜便でマレーシアを出発するのだが、偶然にも、ブルーモスクのツアーに参加されていた日本人家族(父母娘)と再開。

互いに「ブルーモスクのツアーに参加されていましたね!」と話し、マレーシアに来た理由なんかをお母さんと話していた。
父母は定年を迎えている。働きづめだったサラリーマン時代はどこにも行けなかったので、自分達の時間がある今、世界・日本各地へ旅に出ているんだそう。

「来月は韓国、大阪に行って、今年はすでにもう何ヵ国か航空券を取ってるのよー!」
とガチだった。アメリカのロサンゼルスは治安が悪くて本当に怖かった、なんて旅のお話も聞いたり。

ツアーに参加されていた時、みんなモスクの綺麗さに感動したり、各々写真に収めたりしていたにもかかわらず、こちらの家族だけは写真も撮らず、なんだかあっさりしていたように見えた。

「色々な場所でモスクを見すぎて、どれもこれも同じ見えるの(笑)」と話しをされていて、これだけ旅をしていれば感覚がマヒしてくるのか‥とも思ったり。安い航空券を探すのが趣味なんだとか。なんとも楽しく、パワフルな家族だったなあ。(娘ちゃんはそんな父母に付いてきている感じだった)


旅を終えて

日本へは朝8時頃到着しましたとさ。何事も無く本当に良かった、良かった。お家に着いた時の安堵ったらなんの。

海外初ひとり旅、マレーシアに行ってみて、本当に良かった。マレー語、英語、アラビア語、ヒンドゥー語、街の中ではあらゆる言葉が飛び交い、様々な人種、民族、宗教を信仰する人々が集まり、共存している。日本とまるっきり異なる国。
そして、自分が普段暮らして見えている世界だけで生きていたら、あまりにもこの世界は狭すぎる、と思った。旅をしていたら、「そういえば、そんなことで悩んでいたんだった。」と思えたから。

ひとり旅に出たのは、彼との別れがきっかけだった。旅の中で、彼のことを考えることもあったが、それ以上に、「どこへ行こう」「何をしよう」「どのようにして行こう」と効率的に旅をしながら、いかに自分がハッピーになれるかの取捨選択をしていた。そのため、落ち込んだり、涙が出たり、ネガティブな気持ちにならずにすんだ。

自分の応援団は自分しかいないのだから。この先また辛いなぁと思うことがあっても、この旅で見た素晴らしい景色、一期一会の出会い、今となっては笑い話となるような泣き出しそうになったあの日の夜のこと、様々な思い出を思い返してみよう。あの時、負のパワーをエネルギーに変えて行動した自分に勇気をもらおう。


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