ミンダナオ子ども図書館

2003年に設立、フィリピン現地NGOとして活動しています。 フィリピンのミンダナオ…

ミンダナオ子ども図書館

2003年に設立、フィリピン現地NGOとして活動しています。 フィリピンのミンダナオ島で 絵本の読み聞かせ、医療支援、就学支援、保育所支援、 難民救済活動、植林活動などを行っています。 http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews.htm

記事一覧

いつでも帰れる、安心できる場所ができた~高校生の訪問記

2024年3月に、約3週間滞在して下さった高校生の、ミンダナオ子ども図書館訪問記です。 私がMCLを初めて知ったのは、学校のボランティア活動でした。高校の先生がMCLを見つ…

2024年5月~6月の活動報告

ミンダナオ子ども図書館スタッフの宮木梓です。 2024年、フィリピンの5月末は、小学校やハイスクールの卒業式シーズンでした。「あれ、昨年は確か、7月半ばに小学校…

自分自身の活かし方を知り、活かし合いの輪を広げたい!

こんにちは。フィリピン現地NGO「ミンダナオ子ども図書館」スタッフの西村奈々子です。最近の私のテーマは、活かし合うことです。最近と言いましたが、高校生の頃から「子…

日本の生きづらさ、社会問題の解決〜ミンダナオの子どもたちと手を取り合って〜

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館スタッフの西村奈々子です! ミンダナオ子ども図書館(MCL)の中の子ども達は、世界に戦争や傷つけ合うことはダメだと知っていて、みん…

「食で救える命、食で広げる可能性」  【急募】水田プロジェクトボランティア募集

ミンダナオ子ども図書館では、今年度、水田プロジェクトを新たに企画しており、一緒に活動してくださる仲間を募集しています。 募集要項期間は4月より約5ヶ月間、週5〜6…

コロナ禍の教育事情(フィリピン・ミンダナオ)

こんにちは。ミンダナオ子ども図書館学生ボランティアのひろきです。 今日は、フィリピンのコロナによる影響について、特に教育の部分を含めて書きます。日本でもまだまだ…

バナナと森林のお話 ~日本とミンダナオのつながり~

今回は前回の講演会でもお話しした、バナナと森林についてをお話ししたいと思います。この講演では、「ミンダナオの現状や日本とのつながりを知り、私たちはどのように行動…

バナナと森林のお話 ~日本とミンダナオのつながり~

今回は前回の講演会でもお話しした、バナナと森林についてをお話ししたいと思います。この講演では、「ミンダナオの現状や日本とのつながりを知り、私たちはどのように行動…

講演がくれる出会い②

前回に引き続き、MCLで行っている講演活動について。実際にどんな内容で行なっているかなど、詳しくまとめました! ぜひご一読ください🌱 大人への講演活動 毎月、違っ…

講演活動がくれる出逢い①

こんにちは。MCLスタッフの西村奈々子です。2021年6月からMCLで勤務し、早半年以上が過ぎました。もともと、ミンダナオの現場で子どもたちと一緒に生活し、活動していく予…

フィリピン、ミンダナオの基本情報

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館ボランティアスタッフのひろきです! 今回は、フィリピンやミンダナオの基本的な情報についてシェアしたいと思います。これを読んで、…

MCL の日常生活 vol.1

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館のボランティアスタッフのひろきです! 今日は、ミンダナオ子ども図書館(MCL)の日常について、少しシェアしたいと思います。 MCLは…

ミンダナオ子ども図書館の魅力

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館(MCL)でボランティアスタッフとして活動している齋藤健です。私はMCLが大好きで、年に一度は必ず訪問させて頂きます。そんな私が、皆…

ミンダナオ子ども図書館を訪問して

Maayong Hapon!(ビサヤ語でこんにちはの意) 今回は、NGO法人ミンダナオ子ども図書館(MCL)でボランティアスタッフとしてお手伝いをしている松下弘樹です。大阪の大学の…

本当の国際協力って?〜ミンダナオの子ども達に教えてもらったこと〜

こんにちは! 今回執筆するのは、NGO法人ミンダナオ子ども図書館(MCL)スタッフとして活動している西村奈々子です。今回は、私がミンダナオで変えてもらった国際協力の概念…

メンバー紹介「ミンダナオ子ども図書館を訪問した仲間たち」

こんにちは、NGO法人ミンダナオ子ども図書館(MCL)です! 私たちの団体は、フィリピンのミンダナオ島で、教育支援や、絵本の読み聞かせ活動を行なっています。 詳しくは前…

いつでも帰れる、安心できる場所ができた~高校生の訪問記

2024年3月に、約3週間滞在して下さった高校生の、ミンダナオ子ども図書館訪問記です。 私がMCLを初めて知ったのは、学校のボランティア活動でした。高校の先生がMCLを見つけてくださり、文化祭で文房具を集めて寄付をしました。そして、数か月後にこの活動を校外で発表をするイベントがあり、その際にスタッフのななこさんに講演会をしてもらったことが、私がMCLを訪問することを決めたきっかけです。ななこさんが輝いた目で語るMCL内での共同生活、子どもたちの可愛すぎる笑顔、教科書の中でし

2024年5月~6月の活動報告

ミンダナオ子ども図書館スタッフの宮木梓です。 2024年、フィリピンの5月末は、小学校やハイスクールの卒業式シーズンでした。「あれ、昨年は確か、7月半ばに小学校とハイスクールの卒業式があったのでは…?」と不思議に思った方もおられると思います。フィリピンは、2020年にコロナ禍により、休校が半年ほど続き、例年であれば6月に始まっていた新年度が、10月から自宅学習という形で再開されました。その後、毎年、少しずつ学年末と新年度の始まりを元に戻しているため、昨年より、学年末と新年度

自分自身の活かし方を知り、活かし合いの輪を広げたい!

こんにちは。フィリピン現地NGO「ミンダナオ子ども図書館」スタッフの西村奈々子です。最近の私のテーマは、活かし合うことです。最近と言いましたが、高校生の頃から「子どもたちの秘めている可能性が活かせる世界」をつくりたい!と夢に掲げていたので、かなり前から一人ひとりには活かせるものがあり、それが活かせる社会や、世界に憧れていたのです。反対に、戦争や、貧困、世の中の不条理などの環境要因で、一人ひとりの可能性が活かせなくなることに悔しさを感じてきました。どうすればいいのだろうと憤りを

日本の生きづらさ、社会問題の解決〜ミンダナオの子どもたちと手を取り合って〜

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館スタッフの西村奈々子です! ミンダナオ子ども図書館(MCL)の中の子ども達は、世界に戦争や傷つけ合うことはダメだと知っていて、みんな違いや個性を尊重し合い、愛し合っています。争わず、話し合いで平和を築けることを知っています。困っている人がいたら、声をかけて助け合い一緒に歩んでいきます。 そんな子どもたちを見ていると、ここには本当の幸せがあると感じました。もちろん貧困や紛争により苦しい思いをしてきた子どもたち、今もなおミンダナオには助けを必

「食で救える命、食で広げる可能性」  【急募】水田プロジェクトボランティア募集

ミンダナオ子ども図書館では、今年度、水田プロジェクトを新たに企画しており、一緒に活動してくださる仲間を募集しています。 募集要項期間は4月より約5ヶ月間、週5〜6時間ペースで関われる方(相談に応じて柔軟に対応いたします!)。国際協力やフィリピン、企画運営などに興味がある方でしたら、年齢や性別問わず大歓迎です。少しでも興味あれば、西村奈々子(mcl.nanako@gmail.com )まで、ご連絡ください! 以下、プロジェクト詳細です。 団体紹介私たちの団体では、2002

コロナ禍の教育事情(フィリピン・ミンダナオ)

こんにちは。ミンダナオ子ども図書館学生ボランティアのひろきです。 今日は、フィリピンのコロナによる影響について、特に教育の部分を含めて書きます。日本でもまだまだコロナによる暗いトンネルから抜け出せず、他の国について考える余裕がないかもしれませんが、少しでも現状を覗いていただけると幸いです。 1. フィリピンのコロナ感染状況  フィリピンでは、現在(2月19日現在)で1日あたり2600人程度の感染者が確認されています。ピーク時には1日あたり4万人近い感染者が発表されていまし

バナナと森林のお話 ~日本とミンダナオのつながり~

今回は前回の講演会でもお話しした、バナナと森林についてをお話ししたいと思います。この講演では、「ミンダナオの現状や日本とのつながりを知り、私たちはどのように行動するべきかを考える」というテーマのもとに行いました。この記事を見ている方も是非一緒に考えていただけると嬉しいです! 森林編フィリピンにはミンダナオを中心に熱帯雨林が発達しています。海岸域にはマングローブ林が広がるほか、内陸・沿岸域ともに湿地が多く点在して、多くの鳥類をはじめ多彩な生物が生息しています。 そんな自然が

バナナと森林のお話 ~日本とミンダナオのつながり~

今回は前回の講演会でもお話しした、バナナと森林についてをお話ししたいと思います。この講演では、「ミンダナオの現状や日本とのつながりを知り、私たちはどのように行動するべきかを考える」というテーマのもとに行いました。この記事を見ている方も是非一緒に考えていただけると嬉しいです! バナナ編日本で食べられているバナナの約9割がミンダナオ産ということをご存じでしょうか?これほど大きくバナナ市場を占めている理由は、ミンダナオがバナナプランテーションに適した土地だったからです。 私たち

講演がくれる出会い②

前回に引き続き、MCLで行っている講演活動について。実際にどんな内容で行なっているかなど、詳しくまとめました! ぜひご一読ください🌱 大人への講演活動 毎月、違ったテーマを設けてオンライン講演を開催しています。MCLのフェイスブックページやメルマガのお知らせより、その講演に興味を持った方はどなたでも参加できます。現代はオンライン化が進み、現地へ行かずともお家から講演を聞ける便利な時代になりました。そのおかげで、毎月、本当にたくさんの方々との新しいご縁をいただいております。

講演活動がくれる出逢い①

こんにちは。MCLスタッフの西村奈々子です。2021年6月からMCLで勤務し、早半年以上が過ぎました。もともと、ミンダナオの現場で子どもたちと一緒に生活し、活動していく予定でスタッフになりました。今でもコロナウィルスが落ち着いたら時期を見て、現地での活動を予定しております。いつ終わるかも分からない、コロナ禍に迷いや不安を感じながらも、日本で講演活動を中心に活動してまいりました。今回は、講演活動がくれる出逢い、講演の内容について、今後の活動の展望を綴らせていただきます。 学生

フィリピン、ミンダナオの基本情報

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館ボランティアスタッフのひろきです! 今回は、フィリピンやミンダナオの基本的な情報についてシェアしたいと思います。これを読んで、そもそもフィリピンってどんなとこなの?日本と繋がりあるの?ってことなどが少しでも解消していただけると嬉しいです! 意外と日本と似ている?フィリピンの地理日本とフィリピンは実は距離的にも近く、飛行機に乗って4時間ほどで行くことができます。 そして、日本とフィリピンは実は似ている点がたくさんあります。 まずは、島国だと

MCL の日常生活 vol.1

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館のボランティアスタッフのひろきです! 今日は、ミンダナオ子ども図書館(MCL)の日常について、少しシェアしたいと思います。 MCLはフィリピンのミンダナオ島にあるNGOです。ミンダナオで40年以上続いた内戦によって家や家族などを失った子どもたちへの教育支援や医療支援、さらには本の読み聞かせ活動を通して、愛に溢れた平和な世界の実現を目指しています。(詳しくは前のNOTE記事をチェックしてください!) MCLの本部は、ミンダナオ島のキダパワン

ミンダナオ子ども図書館の魅力

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館(MCL)でボランティアスタッフとして活動している齋藤健です。私はMCLが大好きで、年に一度は必ず訪問させて頂きます。そんな私が、皆様にMCLでの体験と魅力をお伝えします。 MCLを訪れることになったきっかけ 私が初めてMCLを訪れたのは高校二年生の時です。それ時の自分は、不登校を繰り返して,生きる楽しみや実感というものがありませんでした。たまたま登校した日に、MCLの創設者である松居友さんが学校で講演をしていました。その時はよくある、ボ

ミンダナオ子ども図書館を訪問して

Maayong Hapon!(ビサヤ語でこんにちはの意) 今回は、NGO法人ミンダナオ子ども図書館(MCL)でボランティアスタッフとしてお手伝いをしている松下弘樹です。大阪の大学の4回生で、経済学を学んでいます。今回は、私がMCLを訪れたきっかけや、そこで体験したこと、感じたことを綴ります。 私がMCLを訪れたのは、2019年2月でした。それから、2年半もの月日が経っていますが、今でもMCLの子供たちの名前や顔、彼らとの会話など、些細な思い出も鮮明に覚えています。それほどに

本当の国際協力って?〜ミンダナオの子ども達に教えてもらったこと〜

こんにちは! 今回執筆するのは、NGO法人ミンダナオ子ども図書館(MCL)スタッフとして活動している西村奈々子です。今回は、私がミンダナオで変えてもらった国際協力の概念。子ども達に教わった大切なことについて綴ります。 教えてもらった大切なこと私は大学で、国際協力を学び、その中で先進国が途上国に何かをしてあげるというような感覚を覚えました。けれどその国際協力のあり方に違和感を感じ、同時期にフィリピンを始めとする、東南アジア諸国やアフリカ諸国の貧しい地域を実際に訪れました。そ

メンバー紹介「ミンダナオ子ども図書館を訪問した仲間たち」

こんにちは、NGO法人ミンダナオ子ども図書館(MCL)です! 私たちの団体は、フィリピンのミンダナオ島で、教育支援や、絵本の読み聞かせ活動を行なっています。 詳しくは前回のNOTEをチェックしてください!! https://note.com/mcl_wakamono/n/nbc1242283bbf MCLでは、「子どもたちに会いたい!」「現地の様子を知りたい!」と、現地にいらっしゃった訪問者を無償で受け入れています。今回執筆している松下も、MCLに訪問させてもらった1人です