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MCL の日常生活 vol.1

こんにちは、ミンダナオ子ども図書館のボランティアスタッフのひろきです!
今日は、ミンダナオ子ども図書館(MCL)の日常について、少しシェアしたいと思います。


MCLはフィリピンのミンダナオ島にあるNGOです。ミンダナオで40年以上続いた内戦によって家や家族などを失った子どもたちへの教育支援や医療支援、さらには本の読み聞かせ活動を通して、愛に溢れた平和な世界の実現を目指しています。(詳しくは前のNOTE記事をチェックしてください!)

MCLの本部は、ミンダナオ島のキダパワンという場所にあり、ここでは約80人の子供たちが共同生活をしながら奨学生として学校へと通っています。広い敷地の中で、みんなが仲良く、家族のように暮らしているのです。

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洗濯はコミュニケーションの場

MCLの子ども達は自分たちで洗濯や食事の準備をします。洗濯は手洗いです。井戸の周りに大きな桶をおいて、並んで手でゴシゴシ洗っていくのです。面倒臭そうと思いますよね。でも、子ども達に聞くと「全然めんどくさくないよ!」と口々に答えます。みんなでおしゃべりしながら洗濯するのがとても楽しいそうです。実は、MCLにも洗濯機はあるのですが、子ども達はみんな手洗いを好みます。僕も一緒に手洗いを体験したのですが、洗濯機よりも早いペースで、手で洗ってしまい、子ども達のたくましさと、洗濯機に依存している自分の差を痛感しました😭

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Love&Respect の食卓

食事の準備も子ども達が自分でします。MCLのスタッフと子ども達の分をまとめて作ります。主に高校生や大学生が料理を担当します。MCLで住む子ども達やスタッフの中にはムスリムの人もたくさんいます。なので、MCL内の食事には豚肉を使わないという配慮がされています。このルールは、MCLの子ども達が自分たちで決めたものです。「クリスチャンのお祭りの日だけは豚を食べる文化があるけど、それ以外は一緒のものを食べようよ!」ということを言うことで
このようなルールからもMCLの他者への愛が感じられるかと思います。
また、MCLの食事は、白米とおかずが1品くらい。日本の食卓と比べれば、とても少ないように感じるかもしれません。しかし、奨学生達の実家は、1日3食を食べられない家庭や、お米の代わりに、芋やバナナ、とうもろこしを食べていた家庭が多く、MCLの食事はとっても豪華なのです。食事の準備ができたら、みんなで一緒に食べます。「豪華とは言えないけれど、みんなで作る、食べるから幸せ」というのが、私がMCLに訪問して感じたことです。

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MCLでの遊び

MCLの子ども達は外で遊ぶのがとても好きです。それは、日本のようにインターネット環境が整っているわけでも、スマホやゲーム機を持っているわけでもないからかもしれません。とにかく、外で走り回ったり、ダンスをしたり、木に登ったり、バスケをしたり、学校から帰ってきたら外で遊んでいます。性別や年齢関係なく楽しんでいて日本からの訪問者の僕たちにも、遊ぼう!と呼びかけてきます。さらには、MCLの近所に暮らす他の子ども達も楽しそうな声に惹かれて遊びにきます。 このような遊びを通して、MCLの子ども達は互いに仲を深めていき、かけがいのない家族のような存在になっていきます。

子ども遊び


今日は、MCLの家事と遊びについて書きました。それ以外の日常生活についても投稿していこうと思いますので、お楽しみに!

読んでくださりありがとうございました。

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