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講演活動がくれる出逢い①


こんにちは。MCLスタッフの西村奈々子です。2021年6月からMCLで勤務し、早半年以上が過ぎました。もともと、ミンダナオの現場で子どもたちと一緒に生活し、活動していく予定でスタッフになりました。今でもコロナウィルスが落ち着いたら時期を見て、現地での活動を予定しております。いつ終わるかも分からない、コロナ禍に迷いや不安を感じながらも、日本で講演活動を中心に活動してまいりました。今回は、講演活動がくれる出逢い、講演の内容について、今後の活動の展望を綴らせていただきます。

下関市立大学6.22集合写真

学生への講演活動

 度々、中学、高校、大学やサークルでの講演を経験させていただきました。講演活動なんてしたこともなかった私。初めは、講演なんてキャリアの浅い私になんてできない…と思い、正直乗り気ではありませんでした。でも、日本にいてもMCLのことを知ってもらいたい。とにかく何だって一度、挑戦してみよう。そんな気持ちで始めたのが講演活動です。
キャリアも浅い、まだまだ経験もない私だけれど、MCLで体験したことや想いを等身大でお話しました。すると、その想いは学生のみんなにまっすぐ届いたのです。「奈々子さんのお話を聞いて、国際協力の夢を諦めないでいようと思えました!」「ミンダナオの子どもたちに会いに行きたいです!」「日本からでも、子どもたちのためにできることを考えようと思いました!」「生きる力をもらいました。」などなど、数え切れないほどの想いのこもった感想をいただきました。毎回、講演の後に感想を何度も読み返し、感動と勇気をもらっています。今では、私だから届けられる等身大のメッセージがある!それをどんどん届けたい。講演に対してすごく前向きな気持ちになり、楽しんで活動しております。私に、新たな道を開いてくれた参加者の皆さんに本当に感謝しています。

Michiiii講演写真1


中学生から気づかせてもらったこと

 そして先日、中学生への講演を経験しました。1日目が中学2年生、2日目が中学1年生。特に1年生は、問題も抱えていたり、真剣にお話が聞けるか心配だと先生方はおっしゃっておられました。ですが、一生懸命にメモを取りながら私の話を聞いてくれました。講演が終わると、質問がある生徒さんが何人か挙手。ですが、あまり多くの質問は出ずに授業が終わりました。授業後の休み時間になんと!生徒さんたちがオンラインで講演していた私のPC画面に駆け寄ってきて質問しにきてくれたのです。手を挙げるのはどこか恥ずかしいけど、どうしても聞きたくて、わざわざ来てくれたのでしょう。そのことがすごく嬉しくてうれしくてたまらなかったです。
そこでいただいた印象的な質問は、
「子どもたちに救ってもらったのは、私の方だった。と言っていましたが、もし、子どもたちに出逢っていなかったらどうなっていましたか?」です。
 私は講演で度々、『子どもたちを救うために国際協力を始めたけれど、生きる力をもらい救われたのは私なのだと気づきました。』とお話ししています。
「子どもたちに出逢わなかったら」と想像したこともなかったので、始めて考えたことでした。きっと子どもたちに出会っていなかったら、私は生きる気力を失っていたかもしれない。こんなに豊かな人生を歩めていなかったかもしれない。もっと孤独だったかもしれない。と思うと、子どもたちとの出逢いがどれほど私にとって大切だったのかに気づきました。こうして講演活動をしていると、皆様からの質問でより考えを深めることができ、大切なことに気づかせてもらっています。
若者への講演で、大切にしているメッセージがもう一つ。「これからの世界を共につくる仲間」という想いを持って講演しています。私が講演させていただく学生さんには、夢があり、世界について考えて活動しようとしている人たくさんいます。夢がまだなくても、懸命に生きている人もたくさんいます。
そんな若者が仲間となり、この世界をつくってゆけたら世界はきっと素敵になる。そう信じ、講演活動を行っています。私一人では小さな力でできないことも、仲間と繋がることでできることがたくさんある。その感覚を覚えてから、さらに講演活動が楽しくなっています。

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 これからもしばらく日本での活動が続きますので、講演のご依頼があればいつでもどこへでも伺います!もちろん、オンラインでも無償でも。連絡先は、西村奈々子mcl.nanako@gmail.comまで🌱

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また、次回もぜひ読んでくださると嬉しいです♫


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