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もう一杯、飲む?/角田光代、島本理生、燃え殻、朝倉かすみ、ラズウェル細木、越谷オサム、小泉武夫、岸本佐知子、北村薫






昨日、はじめましての一棚古書店さんでも2冊購入し、その内の1冊、 『 #もう一杯飲む ?』を拝読📖しました。






「お酒のある風景」をテーマに9名の作家が紡いだ小説やエッセイを収録したアンソロジー。
本書はまずタイトルにも惹かれましたし、 #燃え殻 さんが執筆してあるので拝読してみたいと思いました。
そして、料理やお酒がテーマとあらばいつでも読み返せるようにと購入。



燃え殻さん、 #角田光代 さん以外は、お名前だけ存じ上げていて執筆されたものは初読。
その中でもずば抜けて私好みだったのは、 #越谷オサム さんのエッセイと、 #島本理生 さんの小説。



お目当ての燃え殻さんのエッセイ『これがいいんだ』は、安定の面白さ。
変わり映えしないという意味ではありません。
燃え殻さんの文章は、安定した読後感を与えてくれ、読者の心も安定させてくれるサプリメントのよう。

私も、昔の自分に帰れる場所にふっと行ってみたくなることがあります。
それはどんな時かというと、ちょっと現状が苦しかったりするときかも。
あの頃頑張っていた自分にそっと背中を押して欲しいのかもしれません。



越谷オサムさんのエッセイ『カナリアたちの反省会』は、これまた共感ポイントが多くて、途中から爆笑しながら読み進めました。
良いことではないけれど、つい他人の会話に耳を傾けてしまうこと、私もあります。
その会話から色々イメージ膨らませるのがまた楽しくて。

ところが、越谷オサムさんの凄いところは盗み聞きしていた他人と自然な形で交流するプチハプニングが起きてしまいます。
赤の他人の記憶の奥底にひょっこり入り込むことが出来てしまう、なにか見えない力があるように感じました。
しかし、面白かった🤣



島本理生さんの小説『その指で』は、中年男性の弱さ、頼もしさ、愛おしさを上手に表現されていて、今の私には共感どころが多かったです。
また、こんな風に大切な人と同じ時間を過ごせるようになれたらいいなと思いました。



他の作家さんは、私には相性が合わないと思えた方もいたし、楽しく拝読出来た方もいたし。
アンソロジーは、そういうのもまた楽しみ方の1つなのだと思います。



そして、お酒が絡む話にも色んな種類があるなぁと。
私は、お酒の武勇伝(失敗)を語りだしたらキリがないくらいやらかしているけれど。
たまには、お酒にまつわる素敵なエピソードの1つもあったらいいのにな。
これから作っていくとしましょう🤭









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