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現役の初期研修医/ 3歳から14年間クラシックバレエ/ ダンス医学に興味あります。 考…

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現役の初期研修医/ 3歳から14年間クラシックバレエ/ ダンス医学に興味あります。 考えたこと、勉強したことについて。 https://www.instagram.com/my.ballet.life_fav/

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自己紹介☻

こんにちは。現役の某国立大学の医学生です。 知り合いの方に私のバレエでの経験やこれまでの経歴を発信するべきだ(?)と勧めて頂いたので、私のような進学の仕方の記録や私のような立場の医学生が考えたことなどを言語化しておくために書いていきます。 私はバレエを3歳のころから習い、大学受験が本格化する高校2年の冬まで多いときで週7回レッスンに通い、1年の東進衛星予備校での浪人のあと偏差値70超えの医学部医学科に入学しました。 医学生にはバレエを嗜んでいたお嬢様はたくさんいますが、

    • 健康的な食事とは?

      昨今、健康ブームに加え、美容のために高い化粧品を使うだけでなくやはり食事に気を使わなければ美しくなれない、といった考えがようやく広まるようになり、要するに各世代で食事(広い意味で体に入れるもの)に関心を持つ人が増えてきたように思う。 そしたらその需要を満たすために、プロテインやサプリメント、また各栄養素が取りやすい食べ物など、発信したり発売したりする人や会社がもちろん増えてきた。 しかし、それらに踊らされている人が多いようにも思ってしまう今日この頃だ。 自分用にカスタマ

      • 医療とは〜医師と患者さんの適切な関係〜

        医学生として学習していると、医学生同士の会話で医療について話す機会が多くある。特に臨床実習に入ったばかりのころは、自分達が学んできた医学知識の乏しさに加え実臨床と知識のギャップに驚き、なぜもっといい治療があるのにこの患者さんはこの治療法しか望まないのかというむず痒さのようなものを必ず感じてしまうように思う。 しかし、最近になって、これは「医学」と「医療」を混同してしまっているからだと気がついた。 医療とは、(賛否両論あるが)基本的にサービス業と分類される。サービス業である

        • 医学生の就活

          先月末にマッチング結果(医学生の就活)の発表があった。私は無事行きたかった病への内定となったが、友人の何人かはアンマッチとなり、二次募集に申し込むようだった。 関西や関東などの倍率が高い地域でマッチングを目指した人で、マッチする人とアンマッチになる人で何が違うのか。マッチングが終了するまでその答えを見つけることができずにいたが、ようやく分かった気がする。 友達を自分から増やすことができる人は必ずマッチすると思うのだ。 「コミュ力が高い人が受かる」という言い方だと必要十分条

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          第8回舞台医学研究会

          修学旅行ぶりの京都(経由)、奈良に行ってきた。 第8回舞台医学研究会というのを作年に千葉大の整形の医局見学に行った際に教えていただき、奈良で開催された。 吉田都さんも特別対談のためいらっしゃっていた。 (踊りで見るときよりもめちゃめちゃ近くで見れる!) 東京医大の関健先生の話では、ダンサーが怪我しやすい関節唇の位置、胸郭の形態が骨盤の使い方に影響が出ること、股関節の変形があると手術の治療成績が下がることなどをお話しされていた。 奈良医の辻本憲広先生は新国立のバレエダンサー

          第8回舞台医学研究会

          女性アスリートのための月経対策ハンドブック~感想・まとめ~

          知り合いの理学療法士さんにいただいたこちらの本。 時間を見つけてちょこちょこ読み、ようやく半年弱かかって読み終わった。私は医学生で予備知識がある状態で読んだし復習といった内容も多かったけれど、性ホルモンの性機能以外に対しての機能は知る機会があまりなかったし、とても勉強になった。それと同時に、アスリートでもそうでなくても、女性でも男性でも、このくらいの知識は全員が持っていてもいいのではないかと思えるくらいに、私たちの日常の生活と医学の知識を結び付けてくれる内容であった。 以下に

          女性アスリートのための月経対策ハンドブック~感想・まとめ~

          トウシューズは12歳から?〜トウシューズのガイドライン〜

          今回はWhen Can I Start Pointe Work?ーGuidelines for Initiating Pointe Trainin(David S. Weiss, M.D., Rachel Anne Rist, M.A., and Gayanne Grossman, P.T., Ed.M.)を読んでいきます。(一応日本語版もでていますが原文の一人抄読会です。) ガイドラインの内容は以下の箇条書きの内容であり、それぞれの内容について以下でまとめていきます。(実

          トウシューズは12歳から?〜トウシューズのガイドライン〜

          神格化される医者達〜医学生の見解〜

          近年はまだマシになってきたと聞くが、それでもまだ根強く残っている「医者を神格化する人々」。これはなにも医者を社会的強者として扱う旧知の概念だけではない。医師は絶対的な倫理観をもっていると信じているひともこの人々に含まれると考えている。 以前の記事でも書いたが、医者は命を救う仕事ではない。可能な限り正確な診断または病態把握をして、患者さんにとって最もメリットが大きくなる治療方針を決め、それを実行する上での司令塔の役割だ。だから究極的なことを言ってしまうと、どんなにステージが進

          神格化される医者達〜医学生の見解〜

          医学部の選び方

          前回は医学部や医者という存在について書いていきました。 今回は医学部進学の際の大学の選び方について書いていきたいと思います。 医学部というと、日本の大学受験においてはとても人気の学部で、理系の優秀な子はたいがい旧帝大の理系学部かその他の大学の医学部か、みたいなところがあるかと思います。 日本の理系の優秀な人が医学の世界へ集まってしまうために日本の唯一まだ強みであると思われる工業の分野に優秀な人が集まらず、一方で医学の分野は世界に比べると日本の研究は相当貧弱なので(国の予算

          医学部の選び方

          医学部ってどんなところ?

          前回は私が医学部に進路を決めたことについて書きました。 今回は私が医学生として実際に学んで得た医学部医学科の印象について書いていきます。 まずはじめに前置きをしなくてはなりません。私の両親や親戚に医療関係者はいません。また、優秀な公立高校出身でもありませんし、予備校や塾に生まれて初めて行ったのも高校3年生の春からです。よって、医療関係者の子供やエリート教育を受けてきた子供が常識に感じていることは私にとって常識ではありません。 そんな私から見て医学部というところは、「大学」

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          医学部進学

          前回は私の高校時代の授業時間の使い方について書きました。 今回は私がバレエをやめてから大学進学をしたことについて書いていきます。 私が進路を決めるにあたり悩んでいたのは、バレエを辞めなくてはいけないということでした。バレエが大好きだったなら当たり前のように感じるかもしれませんが、理由はそれだけではありませんでした。それは、私は高校時代はバレエを踊るために勉強をしていたので、バレエを辞めたら勉強する気もなくなるのではないかということです。 しかし当時、私がそれ以上バレエを続

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          授業の効率化

          前回はバレエと勉強の両立について書きました。 今回は私が高校時代に実践していた授業時間の使い方について書いていきたいと思います。 まずはじめに授業の効率化についてですが、授業を効率化するためには授業以外の時間の段取りを良くしなくてはなりません。授業時間でできることは限られているからです。授業で得なくてはならないものを最小限にして臨むことで授業の目的がはっきりして、その結果、効率的に時間を使うことが可能になります。

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          バレエと勉強の両立

          前回は私のバレエについてお書きしました。 今回はバレエと勉強の両立について書いていきたいと思います。 私が主にバレエと勉強を両立していたのは高校時代でした。しかし、ではなぜ高校で両立ができたのかということを述べるためには中学時代の話をする必要があります。

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          バレエと勉強の両立

          バレエの恩人

          今回は私のバレエについて書いていきます。 私がクラシックバレエを始めたのは3歳の頃でした。といっても、3歳年上の姉も3歳の頃からバレエを始めたので、実質的には生まれたときからバレエは生活の一部でした。気付いたときにはキエフバレエ団の白鳥の湖のビデオを何度もヘビーローテションして、家でもデパートでもどこでも姉と一緒に踊りまわり、二人で一緒に下手な振り付けをして両親に見せることもありました。 ようやく3歳になり、さも当然と言わんばかりの自信をもってバレエを正式に習い始めました

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