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豆だけ食べるのはもったいない?まるごと食べられる枝豆

こんにちは

枝豆といえば、
ビールのおつまみのイメージが強いですが
元々は大豆なので
とても栄養価の高い優秀な食材なのです

しかも、本来捨ててしまう"さや"には
豆の部分を超える栄養素が含まれているそうで

丸ごと食べるヒントも得たので、
今回はこれから旬を迎える枝豆のお話を
させていただきます


枝豆とは

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枝豆は、
大豆の未成熟な緑色の豆の状態で収穫したもので
完熟すると大豆になります

植物分類学上、大豆は豆類で枝豆は野菜類となります

旬は6〜9月で、まさにこれから旬を迎えます
新鮮な枝豆は、茹でたては特に美味しいですよね


枝豆の品種

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枝豆として栽培されているものは
大きく分けて3種類あり、

種皮やさやのうぶ毛の色の違いから、
白毛豆(青豆)・茶豆・黒豆に区別されます

現在、枝豆専用の品種が
400品種以上あるといわれているそうです

枝豆は鮮やかな緑色が特徴的ですが、
奥原早生(おくはらわせ)やサッポロミドリなど
さまざまな品種があるようです


また、大豆の一種である茶豆や黒豆も
独特の風味が好まれ
大豆になる前に収穫し、枝豆として食べられるものもあります

よく知られているもので、
山形のだだちゃ豆、新潟の茶豆(黒埼茶豆)
兵庫の丹波黒豆(丹波篠山黒大豆)
などが
あります

これらも、枝豆用として収穫せず
そのまま生育させていけば
いずれ大豆になります


枝豆の生育

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1本の茎・主茎(しゅけい)から
約100個ほどの実を収穫することができますが
花が咲くと、枝豆は7~8割の花が落ち
2~3割ほどしか実になりません

ひとつの葉のつけ根にふさが付き
ふさ1つに花が3~4つ付きます

花の子房(しぼう)がさやに、
胚珠(はいしゅ)が実に成長します

枝豆の実は、さやに包まれています

さやは実を守り、
実を太らせるために光合成も行います

実はへそを通じてさやと結合し、
へそから養分を受け取り成長します


枝豆の主な栄養素について

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畑の肉といわれる大豆同様、
エネルギー・脂質・良質なたんぱく質に富み、

ビタミン類・食物繊維・カルシウム・鉄分など
多くの栄養素を含んでおり、
大豆には少ないβ-カロチンやビタミンCを含みます


夏バテ防止・疲労回復にも効果的

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他の野菜と比較して、
枝豆に多く含まれるビタミンB1とB2は
体内で糖質・脂質・たんぱく質などを分解して
エネルギーに変える効果があります

さらに、
高血圧の原因となるナトリウム(塩分)の排出を助け、
利尿作用を促すカリウムを多く含んでいるため
体内の水分量を調節し、
むくみの解消にも効果的に働きます

夏バテの原因である食欲不振からくる
栄養不足の解消や、疲労回復に効果的です


『ビールのおつまみには枝豆』のワケ

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枝豆のタンパク質に含まれるアミノ酸の一種
メチオニンは、ビタミンB1・ビタミンCと共に
アルコールの分解を促し、
肝機能の働きを助け、
飲み過ぎや二日酔いを防止する働きがあります

夏場にビールのつまみとして食べられているのは
このような理由があるようです


枝豆の美味しい茹で方

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新鮮な枝豆が手に入ったら、
まずは塩茹でしたものを食べてみたいですよね

茹でる前の下ごしらえですが、

まず、さっと洗ってから水気を切ります

先端部分をはさみで少し切り落とすと
塩味がつきやすくなり、美味しく茹で上がります

片方だけではなく、
枝豆の両端を切り落としてもOKです

塩を枝豆にふりかけ、
手でゴシゴシと塩もみをします
枝豆の産毛を取る目的と、
塩味がしっかりとつくために行います


枝豆をゆでる時に大切なのが塩の分量です

塩は、
水に対して4%の塩加減が目安です

例として、
水を約1Lに対し、塩大さじ2〜3くらいです

結構塩多めなイメージです

一度しっかり塩を測って入れると
感覚がつかめます


鍋に水1Lほどを入れて沸かし、
塩を加えて沸騰させます

沸騰したら、塩がついたままの枝豆を入れます

再沸騰したら火を少し弱め、
4〜5分茹でて、枝豆に火を通します

茹で上がったらザルに上げて水を切ります

茹でたての熱々の状態で食べても
ホックホクで美味しいですし、冷ましても美味です


捨てるのはもったいない!枝豆の"さや"にも栄養が

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そして今日の本題です

ヒントは先日食事した、
とある創作料理店での出来事でした

枝豆のさやを、乾燥機でカラッカラにしていたのです

オープンキッチンになっていたので、思わず
『何されているのですか?』
と聞いてしまいました

すると、乾燥させて粉末状にして小麦粉がわりにして
クッキーにする
のだとか

へぇ〜なるほどね!

枝豆の"さや"ってそういうこともできるのか…

と思ったのです


ところで、"さや"の栄養素ってどんな感じなんだろう?
と、早速調べてみました


なんと、実の部分以上に
多く含まれる栄養素があるらしい
のです!

100gあたりの食物繊維の含有量は
枝豆の食べられる豆の部分には5.8g、
本来廃棄される"さや"の部分には12.0gが
含まれているそうなのです

食べられる豆の約2倍もの食物繊維


またカルシウムの含有量を調べると
枝豆の食べられる豆の部分には84mg、
本来廃棄される"さや"の部分には138mgが
含まれているそうで

カルシウムも、食べられる豆の約1.6倍!

これは捨ててしまうのはもったいないですね…


さやごと食べる方法

なかなか食べることのない"さや"ですが
乾燥させたり、
クタクタに煮てミキサーでかくはんしたり
いろいろなやり方があるそうですが

今回乾燥機で乾かしていたのを見たので
お話を聞いてみると、

お店では食器を温める機械に長く入れていると
乾燥するそうなのですが、

家庭でも簡単にできるそうなのです

オーブンレンジがあるならば、
オープンを100℃に熱し
約1時間くらいじっくり温めると

カラッカラになるそうです

乾いた"から"を砕き、パウダー状にして
小麦粉がわりにいろいろな料理に使えるのだとか

グルテンフリー対策にもいいですね

もちろん、硬いスジは取り除いた方が
食べやすいそうです

旬の新鮮な枝豆が手に入ったら
試してみたくなりました

枝豆のさや以外にも、
干したら栄養素が高まったり、美味しくなるそうなので
食べ物を乾燥させる専用の機械があると
重宝しそうですよね◎


大豆アレルギーの方は要注意!

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食物アレルギーをお持ちの方が多いと思いますが、

アレルギー反応により
くちびるや口腔粘膜の接触皮膚炎様の症状、
気管支喘息、じんましん、胃腸障害などを
引き起こすものまで、様々な症状があります

ひどい場合は
血圧低下、顔面蒼白、呼吸困難、意識混濁など

生命にかかわる急激な全身のアレルギー反応…
いわゆるアナフィラキシーショックを
引き起こす場合もあります


健康効果の高い枝豆とはいっても
枝豆は大豆の未熟豆ですので、
大豆アレルギーをお持ちの方は注意が必要です



まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

これから旬を迎える枝豆ですが
茹でたてはホックホクで美味しいですよね

しかも、今回"さや"まで食べてしまう方法を
教えていただいたので

新鮮な枝豆が手に入ったら
私も"さや"を乾燥させて丸ごと食べてみようと思います

そして、この記事が

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300日連続投稿の記念すべき記事だそうです🙌

こうして続けられるのは読者様のおかげでございます

いつもありがとうございます🙇‍♂️

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