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叩きあげ新社長が反対を押し切って進めた理由

「正しいマネジメント」というたった一つの正解は存在しません。

なぜなら、マネジメントを実行するのは「人」です。

そして人には個性があり誰一人として同じ人はいないからです。

組織をまとめ成果をあげるためには、マネジメントに対する理解を深めながら、まずは自分自身についての理解を深め、そこから人に対する理解を深めていく必要性があります。

その上で目的をブラさず、自組織にとっての正解を探していくしかないのです。

話題の組織論の導入がうまくいかない理由

残念ながら、良かれと思って導入した方法がうまくいかず、状況が悪化することはよくあります。

「話題の◯◯メソッドを導入してみたけれど、社員がついていけず、離職を生んでしまった・・・」

「前職でうまく行った数値管理の方法をやってみたが、既存のやり方とのギャップが大きくメンバーの反感を買ってしまった」

こんなギャップが生まれてしまう理由は、業界や事業規模、企業のカルチャーに合わないことをそのまま当てはめようとしているから。

単体で見ると、すごく素敵なブランドスーツだけれど、自分には似合わない・・・という状況に近いかもしれません。

そこで「じゃあ何をしたらいいかわからない!」と諦めてしまうのは勿体無い!

知識や理論、そしてあなたの経験をもとにアレンジすればいいのです。


それは社長の仕事ですか?

それでも「絶対解に近しいこと」や、「勝ち筋」があると思っていた私の考えを覆したクライアントとのやりとりをご紹介します。

ある中小企業で現場叩き上げのリーダーが社長に就任した頃のできごと。

組織体制が変わったことで、現場の混乱もあり、新社長はとにかくいつも忙しそうにしていらっしゃいました。

あまりにやることに翻弄されているので、セッションでやることの棚卸しをすると・・・出てくる出てくる!

なんと、その中には「事業所の棚を直す」とか「椅子を発注する」というような社長の仕事とは到底思えないような仕事も含まれていたのです。

ただでさえ忙しいのに、雑務までするのは社長の仕事ではないと伝えると、こんな答えが返ってきました。

「それでも・・・今は自分が動くしかないんです」

細々とした現場の仕事は本来の「社長の仕事」ではないことは十分にわかっていらっしゃいます。でも、今自分がこれをやらないと現場が安心して働ける状態にならない。だから、今は自分がそれをやるのだと。

なんとこの企業は、社長が椅子を発注するところから始めて、現場と組織を整えたことで、2年ほどで過去最高益を達成しました!

この進め方は正攻法でも王道でもないけれど、間違いなく「この組織にとっての正解」たったのだと思います。


まとめ

世の中には◯◯理論、XXメソッドなど溢れていて、選ぶのもなかなか大変です。

でも、本当に大切なのはどう使うか。

今回の事例のように、マネジメント的にタブーだと思われることをあえてやることで、健全な経営をしていく上での土壌が整うことがある。

世の中の正解をそのまま取り入れるのではなく、自分自身と組織に向き合うことであなたらしく、そしてあなたのチームらしい正解がきっと見つかります!

\最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/


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