ベテラン専門職を率いる女性管理職Mさんの誤解
マネジャー向け1on1セッションFor Managersの中で持ち込まれるテーマとして多いのは、チームビルディングやメンバーとのコミュニケーションに関すること。
と、自分の権利ばかり主張してくるメンバーに辟易しているマネジャーは少なくありません。
私は日々、組織のマネジャー達からこんなお悩みを聞き、その組織にあった解決策を共に考えています。
話を聞いて強く感じるのは、マネジャーのみなさんは、真面目で責任感に溢れているということ。
だからこそ、自分自身で課題を抱えこみ「好き勝手に言ったもん勝ち」の状況を作り出していることもあります。
マネジャーであるあなたの振る舞いの裏に
そんな真面目なマネジャーのみなさんにはちょっと耳が痛い内容かもしれません。
指示待ち部下の上には、指示好き上司がいます。
主体性のない部下の上には、主体性の塊のような上司がいます。
・・・ドキッとしませんか?
部下の振る舞いに嘆くよりも、自分にできることがないかを考えた方がずっと早い!あなたの行動が変われば、組織は必ず変わります。
本記事では、真面目で責任感の強いマネジャーの悩みを解決するポイントをお伝えします。
ベテラン専門職を率いるMさんの話
数年前にMさんという女性管理職の方とセッションしていた時のこと。
Mさんは専門職のチームを束ねる女性管理職で、信頼して仕事を任せられるベテラン揃いの頼もしいチームを率いていらっしゃいました。
彼女を悩ませていたことのひとつが、勤務予定の調整。
職場が自由な働き方を認めていることもあり、メンバー一人ひとりの希望をくみ、それに合わせて予定を調整するのが至難の業!
毎月同じストレスを打ち明けるMさんに、私はひとつのシンプルな質問を伝えました。
Mさんはハッとしたような顔をして、こんな風に話してくれました。
その後にMさんが出したアクションプランは傑作!
思わず、顔を見合わせて笑ってしまいました。
「私、困ってみます!」
宣言通り、翌月の勤務予定の調整の際にMさんは”困ってみた”そうです。
そしたらなんと、その場にいたチームメンバーが一斉に集まり、お互いの勤務予定を調整し、あっという間に翌月の勤務予定表が完成!
あまりにも短い時間での出来事に、Mさんは衝撃を受けながらも、自分が責任を抱えすぎ、勝手に苦しくなっていたことに気づいたそうです。
本記事を読んでくださっているあなたも、もしかして責任感をふくらませすぎていることはありませんか?
まとめ
Mさんが困っていることは、まわりのメンバーに伝わっていませんでした。
でも、メンバーはMさんが困っていると知った時にすぐに力になってくれました。
こうしたボタンの掛け違いが日々起こっているんですよね。
ところが、一生懸命目の前のことに取り組んでいるとこの掛け違いは案外見えないものです。
マネジャーであるあなたの行動が、部下の振る舞いを作っているとしたら・・・?
という視点で考えてみると、解決法が見えてくるかもしれません。
\最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/
自分自身の思考と行動の癖に気づき、マネジメントで成果をあげたい!と思う方には1on1セッション、For managersがおすすめです。
✔︎ 現場の仕事を手放しつつ、マネジメントに集中していきたい
✔︎ 「マネジャーはわかってくれない」と部下に言われてしまった...
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