芸術家はphilosopherだ。
とても尊敬している方に、
「池田さん、活動を続けていってくださいね。そして私よりもプロデュース出来る立場になると思いますので、アーティストの世界観を伝えていってください!」
そう思いを告げられ、今まで活動してきてよかった、「この道を突き進んで後悔はない」
そう確信した。
とにかく、やれるとこはアーティストがいかにお金を稼ぐかに価値がシフトしているよね。稼ぐため、売るためにどうしたらいいか。How toばっかり!!その話題ばかりでウンザリしてしまう。
正直私は、投資マーケットにアート作品乗ることが、果たして作家として幸せなのか、私は疑問に思うんだ。
勿論、そこまでのレベルになったら、別の世界が見えてくると思う。それはかけがえのない経験となる。いい面悪い面も。
ただ、仮に世間に受け入れられなくとも、
世界観が独特すぎて今すぐ受け入れられなくともね、とにかく貴方らしさを活かした独特の哲学を築ききるんだ。それがCrazyでもさ、叩かれようが、世界観が勝負だよ。自分の感性を信じて世界観を築ききるの!!どの業界も。世界観だよ。人を動かすのは。
そもそも我々は、投資マーケット(オークション、セカンダリーマーケット)にアート作品が乗ることを目的としがちだ。そうではなく、新しい世界観を築きあげる過程に意味があるのだろう。
また世界観が卓越した作品が投資マーケットに乗ることもあるのだろう。
世界観、物語なくして絵画に価値はどれ程相手に伝わるのか。
影響を与え続けられるか。
一般的な社会において、世界観無くして
私達はアートそのものにどれ程価値を感じるだろうか。
とはいえ、絵画で勝負するのは前提だ。
だが、世界観、ビジョン、哲学がないと先に進めない。
この絶妙なバランスは難しい。ちなみに私の場合は絵も描き、イベントに顔を出したり、別のプロジェクトで動いたりする中で、絵を描く事に1割以下しか時間を投下できていない。
それでも、芸術家たるもの
挑み続けていくのだ。前へ前へ!
私が何を目指しているかって聞かれてもさ、正直ゴールなんてわからないよ。
経営者が孤独なのは、他人に与えられた目標ではなく、自分自身に目標を掲げ活動をしなくてはならないからだ。
これは、芸術家にも当てはまる。
過去を常に超えていこうとする存在だからだ。
巨匠村上隆さんはこう告げた。
「アーティストの役割とは、革命を起こす事。」
アーティストとして、現代社会の課題に対し疑問を持ち、新しい概念を生み出す事で、課題を突破していく事が求められていると日々痛切に感じる。
ちなみに、村上隆さんは「アーティストは革命を起こす存在だ」と告げていた。だが、革命とはフランス革命みたいな血を流す革命ではない。
「新しい認識、視点を見せ続ける事」に価値があるんだ。だから、山に篭って創作だとか、創作に専念するとかナンセンスだ。アートは社会の中で生きているものだから。
支離滅裂になったけど、絵画はまず基本だ。だけどそれ以上に、思想をや哲学どれだけ構築できたか。
そこが見られているのだ。
私はそこで一つお聞きしたい。
あなたは、表現者としてどういう哲学を持ち、生きますか?
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