見出し画像

ヴィパッサナー瞑想Day2の記録

割引あり



*こちらのPayPal.Meのリンクから寄付をすることが出来ます。私にサポートすることでより内面科学者が増える活動に拍車がかかります。ダンマの車輪を回しましょう。


Day2:
早朝を知らせる静かな鐘の音がなり、私は比較的容易に目が覚めた。およそ4時過ぎである。あたりはまだ暗く、ゆっくりと皆、瞑想ホールへと向かう準備をし始める。不思議なもので周りの環境のせいかあまり眠気もなかった。
しかしながら昨日の坐禅の姿勢のせいで足腰に痛みが重く私に襲いかかっている。今日から休憩と食事の時間を抜けばおよそ12時間、ダンマホールで坐禅をし続けることを10日間続けるのである。少し戸惑いが隠せなかった。果たしてこの痛みが続く中、最後まで無理なく続けられるのだろうか?

ホールの入り口ではいろんな形の座布団やブランケットが置いてあり、各自、自由に使うことができた。私はなんとかそれらをパズルのようにうまく組み合わせ、最も痛みの少ない坐禅のポーズで座れるように奮闘した。

今日も呼吸瞑想で始まり、呼吸を観察し続けた。
出るわ出るわ、だいたい私の息子が生まれてからの私の主夫としての暮らしによって生まれた苦悩の日々の記憶。子供の無理な要求や、ゆうことを聞かない子供への私の苛立ち。8年前にこの瞑想に出会い、終わったすぐぐらいに今の私のパートナーと北海道で自転車旅をした際に、彼女は強い関心を示しやってみたいといっていたのでこれから私の理想とする瞑想するカップルとしての男女関係が築けると高い希望を持っていたが、かれこれ8年と7ヶ月が過ぎ、彼女はいまだに静かに長く座ることもできず、瞑想をしたいという意欲も示さないでいるという現実に私は心の奥底から失望し、嫌悪感を抱いていることにも直面した。
それに拍車をかけるように、彼女はかの有名な世界で一番大きな軍事同盟機構の情報部に就職することとなり、私の軍隊への否定的な観点から不満が募りに募って山のように溜まり続けていることも観察できた。

イギリスを含みヨーロッパでの暮らしもおよそ8年くらいになる私は、いまだにヨーロッパ(イギリスを含む)と言う西洋文明のど真ん中で育った人たちと私の利用とする尊敬し、敬意を払い合う関係性が築けてない挫折感も感じていることがわかった。

  • ある芸術家のアトリエを間借りしたが、急に追い出されてそこに関わる十人ほどの芸術家と口論となり、一触即発の場面で一歩間違えればその場の人間全員を私が殴り飛ばすところをギリギリ理性で抑えた。

  • 友人となった地元のオランダ人に刺青を彫って欲しいと言われて、私はすでに彫師として活動していなかったが特別にすることにしたが、彼の家で彫ったからなのか、彼の舐めた態度に苛立ちが隠せなかった。作品も大して良く仕上がったわけでもなく、苦虫の噛む気持ちでその施術を終えた。

  • 私のパートナーの地元の知り合いから庭仕事を手伝うこととなり、給料の支払いの際に彼の革靴を私に渡してきて、支払うべき額を値切ろうとしてきた。マジでこの男と仕事をすることだけでなく、関わることすらも時間の無駄だと感じるようになったが、周りの人たちの立ち回りにより、もう一度会って彼と話をすることにしたが、気分は良くなるものではなかった。

  • 記憶は急に10年以上前に遡り、私がフランスに住み始めた際に彫師として活動するために拙いフランス語しか喋れなかったが刺青が彫れる場所を探していたが、ほぼ全ての店で拒否された思いが呼び戻された。最終的にパリの外れのピアススタジオの地下で若い経験の浅い彫師とともに仕事ができることとなったが、その男の度重なる精神的な攻撃、そして店のオーナーやマネージャーとほぼ毎日口論になっていた暮らしも頭によぎった。心身ともに完全に疲弊し切って日本に帰ってきた私が出会ったのがヴィパッサナー瞑想であったことも思い出した。

  • オランダでの暮らしでこうも約束事を守れず、待ち合わせの日をコロコロ変えたり、責任をとる感覚すらないかのような地元で育った人々の行動に苛立ちをこえて呆れるに至った。平等主義とは聞こえは良いが、私からすればどんな状況でも負の感情を見せず、クールに振る舞い、いい顔だけを外に向け続け、皆に友達のように振る舞うこのオランダ文化は、真実から心が少しづつ遠のいていく生き方だと感じていた。結果として私に直接的にも間接的にも彼ら彼女らの精神状態の問題を打ち明けてくるが、真剣に自分の意思で心の奥に溜まる苦を滅するために集中して何かの修行に専念する誠心誠意がまず育っていないことも見えた。結果としてここで育つ人々も他のヨーロッパで育った人々と同じく心や体の痛みを和らげるために合法、非合法問わず薬物を取ることで解決する道を選んでいることも理解できた。                  これらは私に直接関わる私が感じる苦ではないが、ここで我が子が育っていることから、私が知らなければならないことなのでここまで鮮明に理解することになったのだろう。

そして瞑想を続ける中、体に何かしらの感覚が芽生え、それと同時に過去の記憶が現れては消えを繰り返し続けていた。そして中には私の過去の記憶ではなく、仏画やそれにまつわる絵画やらしきもの、そして言葉では表現し切れないような色々な絵画のイメージや映画、アニメなどのイメージ、宇宙のイメージ、抽象的なイメージなどなどが現れては消えを繰り返すこととなった。そのイメージの量はこの10日間を終えて思い返しても数え切れないほどである。

単純計算して1日に7回、1〜1時間半の瞑想が10日間で合計70回。

1セッションに20イメージほどでては消えを繰り返していると考えると

※ここから先の有料エリアで特別な内容が投稿されているわけではありません。

ここから先は

364字

サポートしようという考えに至って頂き誠にありがとうございます。私はお金を得ることを相手が心から喜んだ値に応じて受け取れるようにできる方法はないものかと思考錯誤して、このサイトに出会い試してみることにしました。これで生きていくのに十分な収入が入れば世の中が間違いなく高い意識に進化。