時が止まった場所 幻想の社会はどっち?
追い立てられるように過ぎていく毎日。「社会」にではじめたばかりの幼児から大人まで、文字通り老若男女を有無を言わさずおいたてる社会のスケジュール。私自身、そのスケジュールが疑いのない前提で、それに追い立てられていること自体に気付いていなかった高校生まで。朝ぐったりと起き、昨日こなせていなかったもの、今日こなさなくてはいけないものに追い立てられ、罪悪感をいだきながら、明るくふるまって毎日を過ごす。それが当たり前の日常で、常に胃のあたりがぎゅっと緊張しているのも前提。体が重いのも前