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  • 万能感アップで自分の人生を生きよう

最近の記事

どこにいっても私たちは心をみる

どうしようもなく 一人。 友人たちがいても、街の喧騒にいても、心洗われるような景色にいても、 苦しさだけが、自分の内側からしみでて、わきでて、ぎゅっと目をつむりたくなる。 私は笑えてるだろうか。 心が孤独だと、ばれてはいないだろうか。 周りに負担をかけてはいないだろうか。 周りの人たちは、とても楽しそうに笑い、 日常をたんたんとこなし、 きっと世界で私だけが置いて行かれていて、 私だけが、この苦しみを耐えている。 そんな気分で毎日を送っていた。 体をひきずるように日常

    • 映画 マリーゴールドホテルで会いましょう

      人生の転機についておすすめしたい映画といえば、「マリーゴールドホテルで会いましょう」を一番にあげるかもしれない。 老齢期を迎えた7人の男女が、本国イギリスで生活を続けるのに行き詰まり、インドのジャイプールのマリーゴールドホテルに移る。そして、エキゾチックですべてが違う生活の中で、自分自身にもう一度生きる意味を取り戻していく、という映画だ。 本国イギリスからのスムーズに行かない往路、騒音と喧騒のジャイプールの街、いろいろなものが混じった匂い、人の熱気。距離のない感情のやりと

      • 怒りすらも超えていくこと

        私は以前、自分はとても下の人間だと思っていました。未熟で、足りていない。怠け者で、言われたこと、約束したことができない落ちこぼれであると。 それは小学校のころから強く思い始め、大人になっても続きました。実際には成績は悪くなく、むしろトップに近いところを走っていたと思います。 ですが、この自分自身の「足りてなさ」「劣等感」と総称してよびましょうか。これは強烈に自分自身の心に取り付いていました。一時的な達成感でそれはなくなるときもありましたが、あくまで一時的。それ以外は四六時

        • 雨でも傘をささず~人と違うってこと~

          雨の時には小雨でも必ず傘をさすって、日本人くらいじゃないだろうか。 と言い訳のように思っている。 だって、結構、傘をささない人が多い印象がある。あちこちの国で。 私はただ傘をさすのが面倒くさい。大事なものをもっていかなくちゃいけない時とか、パフォーマンスとして傘をさしているだけだったりもする。 子供を連れているときには子供を守るために傘はさす。一応、風邪をひいてしまうかもしれないとまだ思っているから。 いつもじゃないけれど、ほとんどの場合、身一つだったならばぬれても

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          2本

        記事

          皮膚トラブル第二弾

          皮膚トラブルについて、きっとひそかに悩んでいる人多いですよね。前回の記事と重複してしまうかもしれませんが、第二弾を書いてくれというリクエストを何度かいただいたので書いてみたいと思います。 全てに通じることだけど、悩み解決にいたるまでには、ゴールにいたる確信っていうものがミソ、だと思うんだよね。 つまり、ゴールにいたっている自分を意識の中で作り出せていれば、、、どういうことかっていうと、自分の手が完治しているところがイメージできて、しかもイメージをみているときに完治している

          皮膚トラブル第二弾

          ヒマラヤの雨

          長女がまもなく2歳になる頃、夫と娘の三人でネパールにいった。私が結婚した前後は山岳地帯でのマオイスト(毛沢東主義者)のゲリラ活動が盛んで夫の両親になかなか会えないでいたのだが、その活動が少し落ち着いたことと義理の父親が年老いて山から下りられなくなる前にできるだけ孫と会わせたいという思いからだった。 9月中旬、ネパールの雨季も終盤となり、うっすら灰色の空からさーっと軽く細やかな雨が降ったり止んだりを繰り返す。カトマンズの街の緑は青々としていて、灰色の空を背景に植物だけが余計に

          ヒマラヤの雨

          雨日記 ~疲れ~

          私が疲れを感じ始めたのは、いつからだっただろうか。 高校生の時にはすでにひどい疲れを感じていた。学校も遠く、電車とバスを乗り継いでいく登下校だけではなく、授業があり部活がある。そして、その合間の休み時間も友人とのやりとりや自分が周囲に比べて遅れていないかどうか、空気と合っているかとうかの確認作業を無意識に行っているため、休まる時間などない。 そして、帰宅後。我が家は母親の目に見えないレーダーが張られていて、規律というかルールというか流れみたいなものから逸脱があると侮蔑と怒

          雨日記 ~疲れ~

          ピアスちゃん 2 先輩女子たちの体験談

          娘がピアスをあけて数日後。 3週間は同じピアスをつけたまま消毒をしなさいといったにもかかわらず、娘の耳には届いていなかったようで、違うピアスがつけられていた。 「ねえ。ピアス替えちゃいけないっていわなかった?」と少し怒り気味にいうと 「でもちょっと変えたかったんだもん。前のは大きくて痛いし。」と娘。ちょうどその日は友人とお出かけしたのでかっこをつけたかったのだろう。 「ピアスの穴は傷なんだよ。だから、治癒の過程でそこに皮膚ができて穴が固定化されるんだから、変えちゃだめ

          ピアスちゃん 2 先輩女子たちの体験談

          ピアスちゃん

          中学を卒業した娘が、「ピアスあけたい!ママ、どこであければいいの?」と。 「自分であけられるよ。ピアッサーとかであければいいじゃん。」 それが私の答え。 あけたければ、あければいいじゃん。シンプルなものだ。 「ただし、最初の頃はずっとつけていなくちゃいけないから、高校でなにかいわれるのがいやなら透明なものにするとか、目立たないのにしなくちゃいけないよ。」と付け加えた。 「まじで?え~どうしよ。怖い~。」 「じゃ、やめれば?」と私。 別に今どうしてもあけなくちゃい

          ピアスちゃん

          夜の抱擁

          昼間 微笑みの下に隠してきた。 鈍感なふりをして。投げつけられた 他愛ない言葉の傷跡。 握りこんだせいで ひきつった私の右手。 自分のせい。 社会人として手を尽くしていなかった。 私の落ち度。 そうやって納得してきたつもりでも そのちくちくが痛くて 心が涙をながしている。 宵闇のまだ明るさを含んだ青色が 街の景色を塗りつぶしていく。 向き合わないことを 許してくれる。 わがままといわれても 自分勝手といわれても 私がたりてなくても  わたしは わたしの心は。

          夜の抱擁

          モンスーンの雨

          私は雨音が好きだ。 ぱらぱら、しとしと降る小雨から、滝のように降り注ぐ雨まで。 朝から夜までずっと、毎日毎日雨だったら、とても心落ち着くだろう。 そんな雨が降り注ぐのを感じて、電気もつけず、屋内でじっとしていられるときが私には至福の時だ。 私自身の存在がすべてから隠され、いまだ痛む古傷まですべて洗い流してくれるかのようだから。内側からじくじくとわく蛆虫のような自分を傷つける思いも、でてくるそばから激しい雨音がきれいにしてくれるから。 場所は、そう。石造りの建物がいい

          モンスーンの雨

          時が止まった場所 幻想の社会はどっち?

          追い立てられるように過ぎていく毎日。「社会」にではじめたばかりの幼児から大人まで、文字通り老若男女を有無を言わさずおいたてる社会のスケジュール。私自身、そのスケジュールが疑いのない前提で、それに追い立てられていること自体に気付いていなかった高校生まで。朝ぐったりと起き、昨日こなせていなかったもの、今日こなさなくてはいけないものに追い立てられ、罪悪感をいだきながら、明るくふるまって毎日を過ごす。それが当たり前の日常で、常に胃のあたりがぎゅっと緊張しているのも前提。体が重いのも前

          時が止まった場所 幻想の社会はどっち?

          皮膚トラブル 手湿疹やアトピー脱却までの長い話

          科学的根拠はありません。あしからず。特効薬やこれをしたらすぐに改善した、というような話ではありません。ですが、様々なクライアントさんとのやりとりを通して、こういうものをとると改善するのではないか、ということを経験的につづります。また自分自身もひどい手湿疹やアトピーもありましたので、苦しい状態とそこからの脱却の歴史、自分の子供へのアプローチもつづります。実際に悩んでいる方、そしてそういったクライアントさんにどう接するか、ということの参考にしていただければ、という記事です。まずは

          皮膚トラブル 手湿疹やアトピー脱却までの長い話