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みんな障害者…?

私の最近の関心事。それは…

結婚の自由、LGBT差別解消、トランスジェンダー。発達障害。これらは、もっと広く言ってみれば社会に存在する障害について。

まず一つ断っておきたい。一部のTwitter界隈では、LGBTを差別しちゃいけない法律を作ると女性トイレに男性が入ってきても差別になるから反対という声がある。

(「性自認」が出生時の身体と一致しない人もいる、という事実を受け入れられない人たちによる、デマです。性自認(Gender identity)は自称という言葉とは違うものだし、現実は「出生時の性別に関わらず、男性に見える外見の人」だけが違和感なく障害なく、男性トイレを利用できているだけ。それは女性も同じく。LGBT差別だと言えば何でもありになるわけじゃない。差別を法律で禁止しようがしまいが、盗撮も痴漢も、変わらず犯罪のままです。)


障害の社会モデルという考え方があって、それは障害とは社会が作り出すもの、っていう考え方なんですが。

それってつまり、障害を気にする価値観の元では生き辛いけど、むしろそれが強みになったり、普通だったりする環境では、強みになったり普通のことだったりするんだよなって…。(って当たり前のこと言ってますね笑)

今のパートナーと出会った時は、それがSNS上だったから、障害はおろか、身長体重年齢、そして性別も何も気にしていなかった。

ただ、同じシンデレラガールズのアイドルに興味がある、アイルランドに興味がある(興味があるなんてレベルじゃなく沼ってる1人含む 笑)二人組、でしかなくて。更に、恋愛ってなんだ恋とはなんだ、よくわからんぞという共通の話題もあり。

東京にしばらく住んでみて、今はつかの間、地元に帰ってきているのだけれど、ふと「東京は、私の障害が障害化する環境だな」と思ったんです。

決して、東京が住みやすい住みにくいという話ではなく、事実として「電車移動が多い社会では、私は障害者なんだなあと思った」ということです。

今までは車社会だったから、車が運転ができている、免許持っているというだけで、無自覚の特権性を持っていたんだなと。まず、他人を車で送り迎えできる立場だったし、身分証明も顔写真付きだから一発で出来る。おまけに就職口もたくさんある。むしろ、車の免許証を持っていないというだけで、ある意味で就職に障害がある。都会に行くか駅近に住まなきゃ就職できない、と言っても過言ではなくて。
※無自覚の特権、とは。
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/674/ 

東京の電車内で席を譲ってもらいやすいように、ヘルプマークを付けて、地元に帰って改札を出たその途端、若くて可愛くてアイドルかメイドさんになれちゃいそうなお姉さんに「手伝いましょうか?」って声を掛けられる、なんて出来事があって。
(誓って、何の下心もありません笑 うわあ~かわいい女の子に声掛けられちゃった~(嬉)なんて、1ミリも思ってないんだからね!!)

「手伝いましょうか」の1言って、私には、想像以上に、何だかとってもうれしかった。初めて配慮のいる人だと一発で分かってもらえたというか。手伝いましょうかの声を掛けていい人だ、と分かってもらえた。

もちろん、地元でも外出先のどこでも、電車内で私のことを見て何かを察して、サッと席を譲ってくれる人はいた。そうすると「何か、障害福祉に理解がある、分かっている人なんだな」と思うのが常だった。
でも、杖や車イスよりは分かりにくいし、譲ってもらえないことのほうが多い。でも、それを不満に思うでもなく、むしろそれが当然だし、当たり前だと思っていた。譲ってもらえなくて当然、立って歩けるけど時々障害者の私、が当然だと。

ところが、以前好きだった人は、ある時、障害があるなんて忘れていたよ、と言ってくれた。
今のパートナーも障害者の私としてではなく、私自身を見て、評価してくれる。「すごいよ、あなたは」と。

好きだった人とLINEのやりとりしていて「今は普通の男性として生きてるから」と言われたことで、逆に、自分は普通の女性としては生きられていないんだな、と突きつけられた。

もちろん普通の女性として生きられている時間もたくさん、あるけれど。やっぱり、どこか普通じゃなくて生き辛い。

身体精神発達の3コンボ、発達のほうは診断が雑だったにしろ(笑)、昔から発達障害について調べて、それに合わせて、特に自覚するでもなく、日々、周囲に合わせられるよう、工夫をして生きてきたのは事実。今思えば、発達障害について調べることは、自己理解の一つの手段だったのかもしれない。

例えば、口頭で言われるよりも、自分で手を動かして紙でメモしたほうが理解できる、とか。
無印良品のチェックリストに仕事をリストアップすると頭が混乱しないな、とか。

思えば、診断をもらい薬をもらったのだって、ケアレスミスを少なくする為にしたことで。上司にミスが多すぎると指摘された「おかげで」薬をもらうようになった。ミスが減ったかは置いておいて、確実に、朝の寝起きが楽になった。(薬の説明に、そんな効能は書いていない。ただ、ノルアドレナリンの効果で睡眠全体が浅くなったおかげだと自己分析している)

つづく…


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