全く予想することが出来なかった幸せな今
こんにちは。廻り道の峯山です。
クリスマスも過ぎていよいよ年末ですね。
2020年は私の人生で数年分あるくらい、色々な事が起こった1年でした。
全部、自分で選んできたことばかりなのですが、
前途多難な日々を繰り返してきましたが、
現在はすごく充実した毎日を送っていることに
全く予想できず今に至るので1年を振り返ってみました。
初めての転職で挫折
2020年の初めは転職をして会社に馴染めず
仕事でも成果を上げられない自分に自信が全くなくなってしまい
心身ともに体調を崩すから始まりました。
半年間休職させていただき
初めのころは休んでいることへの罪悪感が募り
どうしてこうなってしまったんだろうと
悩んでばかりいました。
そんな頃に世間が、コロナ渦へ。
自粛期間へ突入。『おうちじかん』『おうちごはん』という
言葉が飛び交いましたね。
私は、その2ヶ月前くらいから
おうちじかんをしていましたね。
暮らすことで、1日の成果を自分に与えてみる
少し元気になり始めて、料理をつくることが
毎日の自分のミッションと課し、
朝昼晩3食料理を作りました。
だんだんと料理を作る自分が好きになっていき、
自己肯定感が芽生え始め、
すこしでも毎日を明るく生きていこう。と
考え方が変わっていった気がします。
もっと暮らすことを実感したくなり
料理を盛りつけるうつわ屋さんや
調理道具、お掃除グッズなどの
暮らしのお店をひたすら巡っては
集めていました。
とにかく好きなものを見て
使い込んで、
好きなように暮らすを
人生で初めて経験した日々でした。
自分らしく生きるに向き合う
この頃から、好きなお店の店主さんと会話をしたりできるようになり、
お店をなぜ持つようになったのかなど
聞かせていただき、お店をもつということに
憧れが、本格的に動いていくようになりました。
心も回復していき、
また職場に戻らせていただき復職をしました。
1つのプロジェクトに関わらせていただき
コロナで残念ながら中断となってしまいましたが
そのときのチームの方々が温かく迎え入れてくださり
とても貴重な時間を過ごせました。
復職と同時進行で
下北沢のBONUS TRUCK主催の
お店の学校の第一期生となり数々のお店を運営をされている講師の方々の
授業を受講しました。
お店の学校は、これからお店をやってみたい、や今お店をやっているが
これからどうして行ったら良いかを有識者の方から哲学を学ぶスクールでした。
詳しくは、こちらの記事を読んでみてくださいね。
授業の中で、自分の好きなものを深堀する機会や
何のためにお店をするのか、を追求しました。
休んでいる間、正しくあれ。と願う方向に向かいながら
暮らした日々は、私を私で応援しながらの毎日でした。
その中で、暇さえあればうつわ屋さんに通って
好きなものを手に取り店主さんとの会話がすごく楽しい時間となって
いきました。
あるとき、店主さんに民藝の考え方を教えていただき
その土地で取れた原料を使い、試行錯誤しながら
人の手でものを作る
使い続けながら変わっていく美しさがある
好きで見ていたものに
自分の生き方を教えていただきました。
無理のない範囲で、自分の頭で考えて
生きていきたい。
そう思うようになりました。
いても立ってもいられなくなり
復職させていただいた会社を退職。
都内から北鎌倉という鎌倉駅から一駅となりの
お寺がいっぱいの静かな町に移住して来ました。
鎌倉のまちの人々はすごくエネルギッシュで
『何をしてる方ですか?』から会話が始まり
自分自身がどんな人なのかを
話す機会が多いです。
『全国の手仕事を鎌倉にとどける活動をしていきたい。』
と話すと、すぐに関連する方に繋げてくれて、
鎌倉FMのパーソナリティを務める
小松あかりさんが主催するツキイチマルシェにたどり着きました。
先日、出店をしてきました。
廻り道では、全国の窯元さんのつくるうつわや
農業の傍ら副業で作る手仕事を
販売しました。
初めてのお客さんたち
『私も伝統工芸が好きなのよ』
『料理家なのでこうゆううつわを集めたい』
『そういうストーリーで作られたと知れたことが嬉しい』
色々なありがたい声を直接いただくことができ、
嬉しくて涙が出そうでした。
答えを急がず廻り道
年初めに自信が全くなくなっていた頃の私に
『間違ってない、今は休んで必ず心が回復することが出来るよ。
自分らしくいられる場所を自分で見つけることが出来るようになるよ。』
と声をかけたいです。
私の店名の由来はそうしたうまくは進めないけど
きっと私らしい幸せが待っている、という想いを込めて
『廻り道』としています。
これからも、直接沢山の方にうつわを手に取っていただき
作り手さんのうつわに込める想いを
伝えていきたいと思っています。
2021年『廻り道』本格始動していきます。
引き続き、宜しくお願い致します。
廻り道 店主
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