虚無僧

仏教に夢中で気づいたら福井へ移住した人。 福井のお寺を紹介していきます。

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自己紹介

はじめまして。ご覧頂き誠にありがとうございます! はじめての方に向けて、自己紹介をさせていただきます。 経歴 東京生まれ。埼玉育ち。 高校でアメリカに1年留学。 早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学政治学研究科修了。 卒業後は自動車関係の会社に7年勤務(うちイタリアに1年)。 産業車両用の部品購買を担当。 転職してタバコ会社で5年勤務。 業務委託サービス(人材派遣、広告代理店、イベント運営、工事)や、印刷物などの間接購買を担当。 現在、福井県地域おこし協力隊として「文

    • 福井市 大安禅寺

      一歩足を踏み入れると、和尚さんの生命エネルギーがお寺中に漲っているのを感じる。本堂を含む8棟の建物が国指定重要文化財となっており、2018年から2032年にかけて(14年の歳月!)大規模修理を実施中。 アクセス アクセスは福井駅から車で20分。 公共交通機関でも行けないことはない。福井駅から京福バスが運行する路線バスがある。福井駅から越前海岸ブルーライン(10番、15番)もしくは、大安寺線(11番)だ。大安禅寺最寄りのバス停は「大安寺門前」。そこから大安禅寺までは歩いて2

      • 島津家の歴史を紐解くシリーズ。第2回目は第十一代、島津忠昌(しまづただまさ)編

        前回は島津家初代、島津忠久(ただひさ)についてご紹介しました。 そして、そこから間の島津諸先輩方には申し訳ないのですが、、、、 飛ばします!!! 大分飛んで、第十一代、島津忠昌(ただまさ)に触れたいと思います。 (Wikipediaから拝借) なんで忠昌(ただまさ)を取り上げようと思ったかと申しますと、彼、実は自ら命を絶った島津家当主だったんですよね。彼が死に際に残した辞世の句はこれでした。 願わくば 花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ 『願わくば、春の

        • 島津家の歴史を紐解くシリーズ。第1回目は第一代、島津忠久(しまづただひさ)編。

          今回は島津家の歴史を紐解いてみたいと思います。 では、早速いってみましょう。 鎌倉時代から廃藩置県を迎えるまでの役700年間、一貫して統治を続けた武家一門は、両手で数えられる程度しかいません。 相良(さがら)氏(熊本)、南部氏(青森)、相馬氏(福島)、宗(そう)氏(長崎・対馬)、松浦氏(長崎・平戸)、宇久(うく)氏(長崎県・五島)、 そして、皆さまご存知の、島津氏(鹿児島)です。 今日はそんな西国の雄藩、島津家について、1代目からおサラってみたいと思います!現在は3

        自己紹介

        • 福井市 大安禅寺

        • 島津家の歴史を紐解くシリーズ。第2回目は第十一代、島津忠昌(しまづただまさ)編

        • 島津家の歴史を紐解くシリーズ。第1回目は第一代、島津忠久(しまづただひさ)編。

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        • 福井市のお寺
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        記事

          日本にはなぜ即身仏が居るのか?

          みなさん即身仏(そくしんぶつ)をご存知ですか? 即身仏とは、飢饉や病に苦しむ人々を救済するために、自ら土の中に入って仏となることを言います。 即身仏になるには、山に籠り、1000日から5000日かけて五穀(米・麦・豆・ヒエ・粟)を断ち、山草や木の実だけを食べて、ひたすら肉体の脂肪分を落とします。(体に余分な脂肪が残っていると、死後に肉体が腐ってしまうから)そして、死期が近づくと、自ら土の中の石室あるいは穴に籠り、鐘や鈴を鳴らして念仏を唱えます。毎日、決まった時間に弟子が鈴

          日本にはなぜ即身仏が居るのか?

          原発を廃止する代わりに2,800円/月の負担は受け入れられるか?

          なぜこんなことを考えたのか。理由は福島県の原発事故による帰宅困難区域を目の当たりにして原発のことを考えたいと思ったから。 ではいってみましょう! 福島第一原子力発電所の災害に伴う2020年3月時点での避難指示区域は下記の通りです。ピンクのところは原則立入禁止です。(一時的な立入は可能) ☞福島復興ステーション「避難指示区域の状況」 私が今いる南相馬市小高地区は年間の放射線量が20ミリシーベルトを下回ったことから、2016年9月に避難指示が解除されて、戻ってもOK!にな

          原発を廃止する代わりに2,800円/月の負担は受け入れられるか?

          つなのすけから歴史を辿る。壮絶な最期を遂げる、三浦一族!編

          三浦一族の鎧を着ることで、陸に上がれるようになったつなのすけ先輩。 その歴史を辿るため、三浦一族の歴史を紐解くことにしました。 つなのすけの歴史を辿る旅、ラスト。 これまでの内容は、是非、過去の投稿をご覧ください。 第一話:つなのすけから歴史を辿る。三浦の祖は桓武天皇の孫の孫!編 第二話:つなのすけから歴史を辿る。三浦一族と源平の戦い!編 ——————————— さて、三浦氏が仕える源頼朝ヨリトモは、遂に源平の戦いを制し、 初の武家政権となる鎌倉幕府が誕生

          つなのすけから歴史を辿る。壮絶な最期を遂げる、三浦一族!編

          つなのすけから歴史を辿る。三浦一族と源平の戦い!編

          前回の続きから。 三浦一族の鎧を着ることで、陸に上れることになったつなのすけ先輩の歴史を知るため、桓武天皇の孫の孫(玄孫 やしゃご)から後の三浦氏が誕生するところまでは紐解いたものの、、 このあと、三浦の祖にたどりつくまでに下調べしていたら 源頼信(みなもとのよりのぶ)だの、源頼義(みなもとのよりよし)だの、清和源氏(せいわげんじ)だの、河内源氏(かわちげんじ)だの、平忠常(たいらのただつね)の乱だの、平直方(たいらのなおかた)だの、前9年の役だの、後3年の役だの、阿部

          つなのすけから歴史を辿る。三浦一族と源平の戦い!編

          つなのすけから歴史を辿る。三浦の祖は桓武天皇の孫の孫!

          (三浦商工会議所のサイトより拝借) さて、みなさん、この方をご存知ですか? 神奈川県は三浦市のご当地キャラクターでございます。 その名も「つなのすけ」。 キャラクターの説明がなかなかイカしてるのでご紹介 ☆プロフィール☆ ①三浦一族の鎧を着ることで陸に上がれるようなった「まぐろ」 *まだ慣れていないので、陸上歩行は時間制限もある ②子供好き ③疲れると横になって目を開けたまま寝る 【出身地】 三浦三崎漁港 【誕生日】 10月10日(まぐろの日) 【趣 味】 三浦

          つなのすけから歴史を辿る。三浦の祖は桓武天皇の孫の孫!

          禊ぎと穢れから神道を考えたうえで、仏教と神道を比較してみた。

          さてさて。 手水から神道を考えみるの続き。 手水が時短禊ぎだったということが分かったのですが、そもそも禊ぎ(みそぎ)は何ためにするのかを考えてみたいと思います。 まずは定義から。 罪や穢れを落とし自らを清らかにすることを目的とした、神道における水浴行為 汚れたものをキレイにするって感覚は分かる。 だけど「罪」ってのがいまいちピンとこない。近代的な感覚のような気がして。古代日本における「罪」って一体どういうものなんだろうと思って「神道 罪」でググったら出てきた。笑

          禊ぎと穢れから神道を考えたうえで、仏教と神道を比較してみた。

          手水から神道を考えてみる。

          最近、神社仏閣にハマってます。 私はお城とか、歴史的なスポットに行くと必ずガイドを頼むのですが、伊勢神宮に行った際にも、ローカルガイドの案内をお願いしました。 ガイドさんからは伊勢神宮の歴史、どこに何の神様が祀られているのか、祭事など、本当に色々な説明をしてくれたのですが、私がその中でも特に興味を惹かれたのが、手水(「てみず」または「ちょうず」と読むそうです)の話でした。 神社を参拝するとき、よく入り口手前に手を洗う場所がありますよね。あれは手水舎(「てみずや」とか「ち

          手水から神道を考えてみる。

          今更ながら「史上最強の哲学入門 東洋の鉄人たち」を読んだ感想

          史上最強の哲学入門 東洋の鉄人たち を読みました。2016年発売の本なので今更感はありますが、とても面白い本なので感想を書くことにしました。 Amazonで購入しましたが、既に読者レビューが山ほどあって、世の中の知的レベルとアンテナの高さに感服する一方、この本に今頃たどり着いた自分にちょっとがっかりするような、、まあ、5年前なら今ほど熱心に読まなかったかもしれないので、今この時に、この本を手にとったことが、むしろラッキーと思うことにしよう。 前置きはさて置き、久しぶりに

          今更ながら「史上最強の哲学入門 東洋の鉄人たち」を読んだ感想

          日本独自の製鉄法 たたらとは?

          島根県雲南市吉田町には、日本で唯一、たたら製鉄を行なっていた高殿が現存する「菅谷たたら」があります。 現存するこの「菅谷たたら」は1751年から170年間に渡り創業を続けました。 バリバリ現役だった「たたら」の姿を、そのままの状態でお目に掛かることが出来るのは、日本で、唯一、ただ、ここだけです。 冒頭から熱量高めで語り出しましたが、そもそも「たたら」って何なんでしょうか。 ジブリ映画「もののけ姫」より、こんなシーン見覚えありますか? たたらとは、元来「ふいご」という

          日本独自の製鉄法 たたらとは?

          日本一危険な国宝 投入堂

          日本一危険な国宝とも言われる投入堂は、鳥取県東伯郡三朝町にある三徳山にあります。 投入堂への道のりは片道1時間の険しい道。 道というか、ほぼ崖。 結構危険な道なので、1人での入山が許されていません。 お1人の方は、登山入り口のところで、一緒に登ってくれる人が現れれば登れるので気長に待ちましょう。 さて、投入堂とは一体何なのか? それを紐解くために、仏教伝来に遡って考えてみたいと思います。 仏教の開祖シッダールタ氏(いわゆるブッダ)がインドで誕生したのは紀元前5世

          日本一危険な国宝 投入堂

          2020振返り 放浪生活 後編

          2020年は9月までが前編、10月からが後編という、ちと歪な分け方ですが、やっぱり振り返ってみると、そこを境に生活が大きく変化しています。 放浪生活の中で、どういうところが、なぜ、記憶に残っているのか、書き残してみたいと思います。 2020年10月から滞在した場所は下記の通りでした。 宮崎県日南、大分県佐伯、大阪府豊能、兵庫県神戸、京都府京都、兵庫県丹波篠山、鳥取県岩美、徳島県三好、徳島県美馬 宮崎県日南:10月初旬に行きましたが、飲食店はどこも「他県からのお客様お断

          2020振返り 放浪生活 後編

          2020振返り もがく 前編

          今年を振り返ってみたいと思います。 築地ツアーガイドをやってみて、これが自分のやりたいことと自覚できた2019年でしたので、2020年は自分の好きなものをメインの仕事にシフトするための準備の年にしようと考えていました。 2020年、年明けて間も無く、旅行会社で毎週金曜日の午後にインターンを始めました。 その会社は、海外富裕層向けの日本旅行のパッケージを企画する会社でした。旅行の企画と言っても、普通の旅行ではなくて、例えば、お抹茶の体験なら、一般人では決して辿り着けないよ

          2020振返り もがく 前編