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寄稿集

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ありがたいことに、さまざまな雑誌や新聞などに寄稿させていただきました。それらの原稿をまとめています。
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#学校教育

Books for Teachers「教師の覚悟ー授業名人・野口芳宏小伝」

Books for Teachers「教師の覚悟ー授業名人・野口芳宏小伝」

スゴイ本を読んだ。一気に読んだ。

良い本の読後感は、感動であったり、衝撃であったり、元気が出たり、反省したり、いろいろあるが、今回はしみじみと尊敬の念に包まれた。

◆リーダー論に興味のある全ての方にお届けする

すばらしい実践家で、教育界においては唯一無二の存在であることは、誰もが認める野口芳宏先生の「人生の書」とも言える本書が世に出たことに感動し、編まれた松澤正仁先生の偉業に心から敬意を表し

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Books for Teachers「女性教師だからこその教育がある!」

Books for Teachers「女性教師だからこその教育がある!」

多賀先生が「はじめに」に書かれているが、学校現場では女性の先生が増えているそうだ。団塊の世代の大量退職の後、新規採用される先生の中にも、女性がたくさんいるだろう。

でも、講演やセミナーをされるのは男性の先生ばかりで、書籍を出されているのも男性がほとんとだ。そんな中で、多賀先生が女性の先生から相談を受けることが多くなり、女性の問題については、先輩の女性教師に語ってもらうのが一番なんじゃないか、とい

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Books for Teachers「アクティブ・ラーニング時代の教師像」

Books for Teachers「アクティブ・ラーニング時代の教師像」

本書では、2人の著名な現役教師、堀先生と金先生が往復書簡を交わしながら、お互いの思いや考え方の違いに戸惑いながらも、これから始まる「アクティブ・ラーニング時代」に、教師としてどのような在り方を目指すべきかを示してくださっている。

一方で、金先生の悩みに、堀先生が寄り添い、丁寧に言葉を紡ぐことで、金先生がどんどん変わり、成長しているさまが感じられる「成長記」でもある。

本書には、多くの若い教師が

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メールマガジン「教師教育を考える会」第47号(2017年12月)

メールマガジン「教師教育を考える会」第47号(2017年12月)

教師と保護者は「子育てプロジェクト」の仲間
  元・愛知県小牧市立小牧中学校PTA会長
              斎藤 早苗
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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 47号は、斎藤早苗さん(元・愛知県小牧市立小牧中学校PTA会長)。PTAの会長として経験・立場から、精力的な発言と活動を続けて

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新校長への提言(日本教育新聞2015年4月27日号)

新校長への提言(日本教育新聞2015年4月27日号)

学校からの情報発信―保護者は何を求めているか

「地味でベタな内容」を丁寧に

校長の経営への思いも伝えて

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「新校長への伝言」の4回目は、愛される学校づくりの在り方や学校ホームページの改善策を著書などで発信している斎藤早苗・前愛知県小牧市立小牧中学校PTA会長にこれらの具体策を提案してもらった。小牧中のPTA時代には丸3年にわたり同校ホームページの「PTAの部屋」を担当。

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「愛される学校づくり」小牧中PTAの実践(日本教育H27年1月号)

「愛される学校づくり」小牧中PTAの実践(日本教育H27年1月号)

小牧中学校は、生徒数830名を超える、市内で一番大きな中学校です。そんな小牧中学校で、PTA役員になり5年が過ぎました。
これまでのPTAの活動は、ほぼ学校任せの運営で、年間スケジュールで決められた活動を淡々とこなし、気付いたら一年が終わって卒業というものでした。たまたま、私は複数年で役員をお引き受けすることになりました。せっかくの機会なので、二年目は少し改革をしたいと思い、主体的に動いていくうち

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保護者から見た「チーム学校」に思うこと(学校事務 2017年4月号)

保護者から見た「チーム学校」に思うこと(学校事務 2017年4月号)

●はじめに 私は愛知県小牧市在住の三人の子どもの保護者です。小牧市立小牧中学校で、平成二十六年度に開校以来初の女性PTA会長を務めさせていただきました。PTA活動に長く関わったおかげで、学校に出入りする機会も多く、先生方とも直接言葉を交わせるようになり、学校の実情に触れることができました。そのような経験から、保護者として「チーム学校」に対して思うことをお伝えしたいと思います。

●「チーム学校」の

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