150日続けたnote毎日更新をやめようと思った理由
こんにちは!
新町まつりです。
元旦から見切り発車でnoteを始め、
連続投稿150日目。
今日で毎日投稿をやめます。
更新頻度を落とすこと自体は数ヶ月前から決めていて、むしろ予定よりだいぶ長く毎日投稿を続けてしまいました。
さて、今日は「毎日更新をやめるにあたって考えたこと」をテーマに書きたいと思います。
■なぜ毎日更新を選んだか
まずは私が毎日更新を選んだ理由を振り返ってみたいと思います。
◇慣れるため
noteをやってる人はかなりの高確率でブログ経験者だったり、ライターさんだったりします。
それに比べて私は、まず文字を書くことにすら慣れていません。
ブログ経験も皆無。
こんな状態で、いきなりクオリティの高い投稿はできないでしょう。
だから回数積んでまず「書くこと」への抵抗を減らし、長文を書く練習がしたかった。
ついでにnoteの機能や雰囲気にも慣れたかった。
◇飽きっぽいから
毎日更新していれば三日坊主にならないと考えました。
日があけば成果が出る前に飽きてしまいそう。
ここでいう「成果」とは、フォロワー数などの数字ではなく、「文章を書くことに慣れる」「noteに慣れる」の成果です。
このnoteアカウントでは数字を重視していません。
そもそも、ヒットする記事を書いたらnote5ヶ月目の今の私のアカウントの数字なんて、たった1記事で超えられるでしょう。
あるいは既にフォロワー数の多いSNSアカウントで宣伝すれば2,3日で越えるでしょうね。
それだけこだわる意味のないものだと思っています。
(でもそれとは別に分析が趣味なので分析はします)
◇書きたいことが多すぎる
書きたいことが多すぎて1日1記事じゃ足りないというのも理由の一つです。
私は、私自身のために毎日書きたいのでnoteを毎日投稿していました。
時間には限りがあります。
書く側にとっても、読む側にとっても。
みんな1日のサイクルの中でnoteを書いたり、読んだりしていて、その貴重な機会を、更新しないことで1回分失ってしまうのはもったいない。
投稿すれば必ず読んでもらえるとは限りませんが、365日毎日書いたら、365本読んでもらえる可能性があります。
けれど1日サボれば364、2日サボれば363・・・とどんどん減っていってしまう。
だからできるだけ書ける機会、読んでもらえる機会を無駄にしたくないと思って毎日更新していました。
100日目の時にこんな記事も書いているので、よろしければどうぞ。
■毎日更新の成果
150日間、毎日更新を続けてみてどうだったか。
成果はあったのか。
これは、明らかな手応えを感じます。
noteの機能面や雰囲気の把握に関しては毎日使ってるから当たり前ですが、意外だったのは「長文を書くのに慣れる」に関しても、手応えがあったこと。
一度も文章の書き方なんて勉強してないし、読書もしてない。
明確な目標もなく、適度にサボりつつダラダラ書いていただけだったので、正直何も起きないと思っていました。
それが、数ヶ月続けたあとに急に変わった。
恐らく他人から見て顕著にわかるほどの進歩ではないのですが、自分の中では革命的な出来事でした。
以前までは何か書きたいことがあっても、500字以上になると何を書くべきか頭の中がごちゃっとしてしまい言語化できなかった。
それがある時、スーッと霧が晴れるように整理できるようになりました。
エディタに向かって打ち込みながら並行して、自分の頭の中で膨大な情報を俯瞰・分類し、文章として再構成できるようになった。
執筆中に並行し、リアルタイムで頭の中にマインドマップが作られていくイメージです。
といっても3000字超えると処理落ち・脱線するし、調子悪い日は駄目だったりムラがあるので、まだまだ先は長そうですが。
それでもひとつ壁を超えたのかなと、満足しています。
■毎日更新をやめる理由
さて、これほど毎日更新の恩恵を感じていながらなぜやめようと思ったのか。
その判断理由をあげていきたいと思います。
◇毎日投稿にかかるコスト
毎日投稿にかかる最たるコストは時間です。
毎日投稿で欲しい結果とコストを比較した際、コストの方が高いと感じました。
私が欲しい結果というのは
ブログ型の長文を書くのに慣れる
noteの使い方に慣れ、雰囲気を把握する
の2点であり、現時点で満足のいく成果が出ています。
「この先」を追求するならばさらに膨大な時間がかかる。
しかも、先に進むほどきちんとした勉強が必要になっていくでしょう。
今までのように漫然と続けていてもあっさり成果が出るとは考えづらい。
要するに、上っ面をなぞるだけで簡単に拾える美味しい部分はもう手に入ったのかなという印象なのです。
広く浅くをモットーにのらりくらりと生きてる私に、これ以上の専門性は必要ない。
そもそも「文章なんてほどほどに伝わればOK」と思ってる人間なので・・・。
「1日たった5分で成果が出る!」とかならそれでも続けるでしょうが、私はとにかく筆が遅く、記事を1本書くのに3時間はかかってしまいます。
全くコストと結果が見合わないですね。
よって、今後は時間を割いてでも書きたい・毎日投稿で成果をはやく実感したい事柄が出てきた場合のみ、期間を定めて毎日投稿を再開するつもりです。
それ以外は、書きたいことを、書きたい時に、書きたいだけ。
そんなスタイルやっていきたいと思います。
◇プラットフォームとしての相性
毎日投稿のテーマとして、はじめはイラストや漫画、動画なども候補にありました。
しかし私は早々にそれらを投稿ジャンルから外しました。
noteというプラットフォームは、「文章」以外のコンテンツの投稿には向いていないと感じたからです。
あくまでライター向けのツールとでもいいましょうか。
もちろんそれ以外のクリエイターだってnoteを使えないわけじゃない。
テキスト以外の投稿をしてもそれなりに見てもらえるし、特別悪いわけでもない。
でも、最適解ではないと感じます。
noteをやっていると「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」なんて耳障りのいいコンセプトがしょっちゅう聞こえてくる。
はじめは私もよく知らなかったので「そうなのかな?」と使いながらいろいろ試してみました。
しかし文章を書くことがメインでないクリエイターが、数あるプラットフォームの中からnoteを選ぶべき理由はいまだに見当たらないです。
個人がWeb上で発信する手段は、note以外にいくらでもあります。
Instagram、Twitter、Youtube、TikTok、ブログ、ホームページ…..
それらと比較した時、noteはどうなのか。
「テキスト投稿」以外の記事形式は不便で使えない
SNS要素が強いわりに無料で使える「リポスト」や「RT」がなく、いい投稿が広まりづらい
決済手段としては手数料が高い
運営の匙加減でアカウント停止される場合がある
対策していない記事は数ヶ月後には閲覧数0になる
ユーザー数が少なく、ほとんど日本人しかいない
SNSに不慣れな世代が多く、独特の思想が流行っている
引っかかるのはこのあたりでしょうか。
純粋な機能面でいうと、文章でないコンテンツを投稿する場合は、どうしても他のプラットフォームに拠点がある事が前提になります。
特に音声投稿や動画投稿はnoteだけで完結するのは現時点では無理と思っておくべきでしょう。
動画なんてnoteではURLを貼るだけしかできません。
音声投稿もお粗末で、外部サービスの埋め込みが前提になります。
こうなるとnote内での文章以外の投稿は、出来て写真やイラスト・漫画などの静止画の投稿まで。
そして何より致命的なのはユーザー数ですね。
動画、イラスト、音声など、文章以外のコンテンツをnoteにしかアップしないのは本当にもったいない。
多少文化の違いで好まれるジャンルに差はありますが、基本、noteで伸びる投稿はインスタやTwitterで投稿していたらその何倍も伸びるし、フォロワーも一瞬で増えます。
どちらかというと、よそで人を集めてから、長文を書きたい時、まとめ投稿をしたい時などに、部分的にnoteに誘導するのが正解。
noteだけやるのは非効率の極みです。
有料の会員制ファンクラブを作ったり、決済手段として使うなら・・・まあ、無しではないでしょうが、私なら他のプラットフォームを検討します。
noteの雰囲気が好きだとか、知り合いがやってるからとか、他に何もこだわる理由が無いならとてもオススメできない。
それが今までnoteという街を観察し続けてきた正直な感想です。
ただ、登録したらすぐに誰でもはじめられるので、個人が無料でライトに、日記みたいな投稿をしていくなら、まあいいのかなと思う。
なので、その用法に則ってしばらく様子見していたわけですが、これを今後も毎日やりたいかというと微妙なんですね。
書きたい内容を優先度の高い順に並べたら、今まで投稿していた内容は真ん中くらいです。
本当に書きたい内容は、noteじゃない場所の方が向いている。
だからよそでやろうと思います。
今後は、noteにも並行して投稿できそうな内容や、noteの方が向いている内容だけnoteに書く。
そんな風に使い分けたいと思います。
◇量<質にシフトしたい
150日の毎日投稿達成といいましたが、実は半分嘘です。
初月から「つぶやきで写真1枚投稿」なんて日が多く、ずっと形だけの毎日投稿でした。
だから実質更新ペースは週3くらい。
ちゃんとした記事を毎日投稿している人はすごいですね。
特にここ数日は、なんとなくキリがいい日で終わりたいがためにダラダラと引き延ばしてました。
記事もこういうひどい投稿がたくさんある。
「noteに慣れる」が目的だった頃は
「手段(毎日投稿)」→「目的(noteに慣れる)」
だったからよかったのですが、今はもう十分慣れました。
このまま毎日投稿を続けても手段だった毎日投稿が
「目的(毎日投稿)」
に逆転してしまいます。
そして、量産して慣れたことだし、そろそろ質にシフトしたい時期でもあります。
時間をかければいいというものではありませんが、10分で書いた文章と1時間で書いた文章ではさすがに違いが出ます。
日付をまたいで推敲したかによってもクオリティに差が出るでしょう。
今までは投稿数稼ぎのために適当に出してる記事が多かった。
今後はその分を省略し、1本1本の記事に集中して、質を重視していきたいと思います。
ちなみにこの記事は、150日目の投稿を用意していなかったので慌てて日付変更ギリギリに書いています。
こんなことはもう明日からなくなるのでご安心ください。
この場合安心したいのは私。
◇トップnoterは誰も毎日更新なんてやってない
実は、トップnoterで毎日更新している人なんてほとんどいません。
トップの基準が難しいですね。
わかりやすくランキングでいきましょう。
月別の投稿履歴を確認してみてください。
軌道に乗ってから更新頻度を落とした方もいるのでしょうが、中にははじめから週1更新、月1更新という方もいらっしゃいます。
というか、そういう人のが多い。
・・・いや、フォロワー数トップを目指してるわけではないし、自分から縁遠い人間の話なんてどうでもいいですね。
各方面にケンカを売るので書くか迷ったのですが、正直に言います。
私が「片道でもフォローして読みたい」と思うレベルのクリエイターさんは、ほとんど毎日投稿なんてやってないからです。
noteでコンテンツを作るにはそれなりにコストがかかる。
SNSの短文投稿とはわけが違います。
するとどうしても1投稿にかかる時間は多くなる。
やはり筆がはやい人であっても、毎日投稿で記事の質を維持するのは、他SNSより難しいのではないでしょうか。
noteをやっていると、○日継続記念だとかで、毎日更新の良さを語った記事がよく流れてくる。
どうも毎日更新が過剰にもてはやされているなと感じます。
確かにいいこともあるけど、本当に必要なのか?
数をこなすわかりやすい「達成感」に酔っているだけではないと、何をもって言えるのか?
その疑問を持った時、自分が本当にいいと思うクリエイターさんたちが毎日投稿をしていないというのは、一つの答えだなと感じました。
■まとめ
後半はnoteおよび毎日更新をdisり倒しましたが、150日間続けたことで得られたことも多かったし、無駄ではなかったです。
要は使いどころの問題で、自分の中に何か明確な目的があるならば、毎日更新したらいい。
私はその理由が無くなったので、今日をもって毎日更新をやめます。
今までとりとめのない投稿にお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました!
毎日心優しいコメントやスキで甘やかされてなかったらもっと早い段階でやめてました。
今後もちょろちょろ更新しに来ると思いますので、引き続き仲良くしていただけると嬉しいです。
その際には、今日も少しだけ触れたnote独特の文化など、今までビビッてつっこめないでいた内容にも切り込んでいきたいと思います。
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